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サボ天使、ガチャVRに人生極振り! ~デッキを組んで強くなる世界で、魔法カード0枚からの成り上がり!~  作者: ラボアジA
3章 新たなる野望の画を描く編

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46話目 時間が消し飛んでる(消えてるとは言ってない)

『この天使、誰だよ!』

『芸術的な回避』

『ブラボー……おお、ブラボー!』

『どうして今まで埋もれてたんだ!』

『チームに欲しい逸材です』

『流れるような防御姿勢。低空飛行の維持。それらを、見せつけるわけじゃなく、当たり前にやっている。凄さを通り越して怖い』

『別動画でデス・エレメンタルの超回避もやってましたね。こちらも必見ですよ』

『――これは人間業なのか?』

『NPCだから(震え声』

『みんな天使のことばっかりw マーメイドちゃんのサポートもスゴいぞ』

『見入る』

『英雄様レベルの神業』

『シャボン教の入信場所はここですか?』

『だーから、格闘技のガチ勢を呼ぶなとあれほど(ry』

『社長涙目www ゼッタイ竜を1週間は放置する気だったろw 瞬コロwwwww』

『はぇ~……この動画、家宝にします』

『ついさっき、海ほたるの動画を上げてた! これもゼッタイすごい!』





「――ど、どういうこと?」


 しかも、ついさっきの動画まで捕捉されてるし。

 食い入るように見てたあたしに、リスリスさんも「あれ?」って思ったみたい。


「シャボンさん……もしかして、本当にご存じなかったんですか?」

「はあ。恥ずかしながら」


 え~!? あたし、たまたまオイシイ役をもらったダケだと思ってたわ! え、竜退治ってそんなムズカシイの!?


 いま上げたラビちゃんとの動画を見てみたら、こっちも続々とコメントがつく。




『なんで《骨の嵐》に突っ込めるんだ!! そして、止められるんだ!!!』

『おかしい(ホメ言葉』

『天使さまはスゴいなあ。ボクにはとてもできない』

『コレ……初見ムーブっぽいんだけど。グールに囲まれて麻痺とか、竜のオーブ周りとか』

『どういうコトなの……?』




 イヤイヤイヤ。だから、コッチが「どういうコトなの」だってば。


 あたしがやったコトって、初日にスカーレットちゃんとキャッキャウフフしてたダケよ? 結構時間かかったけど。


「――あれ?」


 待って……そういえば、もう1つ、あっという間に時間が経ったことあったわね。

 あたしがポチ魔になって、ベアクローたちの1円ちゃんたちを買い漁ってたとき。


 アレって、スグに新呪文の発表時間になった気がしてたけど……24時間は経ってるわよ!?


 コメントは次々に更新されてる。




『どれだけ修行したらこのヘンタイ回避が出来るんだろう』

『↑1000回死んだんじゃないか?(すっとぼけ』




 ――ははは、はは……。


 そうよ、死んで覚えたんだわ。


 株でハマったときは、時間がすぐに過ぎてた。

 でも、生身の肉体があったものね。

 おトイレに行きたくなったり、食事や睡眠の欲求があったりして、ブレーキが効いてたのよ。


 今、あたしの本体はサボテン。

 ユニークスキル《不眠》の効果で、アバターも眠らない。


 ――ハマったら、時間が吹っ飛ぶわ!




 って、ちょっと焦ったけど、よく考えたら問題なかったわね。

 これからは、次の時間のタイマーをちゃんと仕掛けときましょうってダケよ。


 リスリスさんにお礼を言って、1人でコメントをほえーっと見てると、おっちゃんから念話がきた。


(シャボン、いま大丈夫か)

(ええ、オッケーよ。なに?)

(お前に運営がメールを出してるらしいが、一切連絡がつかないんで、動画に映ってた俺の方にきた)

(え? ごめん、おっちゃん)


 ステータス画面を出して、言われるままにメール(3ページ目!)を開いた。――うわ、何通も来てる。


(お前への用件は、「緋色の竜を倒したから、そこの狩り場までの道を発表してもいいか」ってコトだとよ)

(あー)


 それって、内緒にも出来るのね。


(ええ、OK。むしろジャンジャン明かしてほしいわ。被害者の会のみんなにも倒してもらいたいし。――あ、おっちゃんのカラオケボックスが消えて困るなら、やめとくけど)

(他のトコで歌うぜ)


 おっちゃんは苦笑した。


(ああ、そうだ。コイツは運営側がお願いしてることだから、お前からも何かお願いできるぞ)

(へえ。ご褒美みたいなもん?)

(個人が有利になるものは却下だろうがな)

(んー……じゃあ、こういうのってどうかしら)


 あたしがアイデアを話すと、おっちゃんは大笑いした。


(お前なあ……)

(え、いい案でしょ?)

(ああ。向こうが乗ってくる可能性はあるな)

(こういうサプライズが好きそうだしね。チャレンジしてみるわ)


 あたしはおっちゃんとの念話を終えると、メールの返事を書いて運営に送った。「ご要望欄」がゴージャスだったから、こんなこと書いてね。




『カルイザワ社長へ。

 あたしとデュエルしませんか?』

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