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愛は時としてゴミと化す!

久しぶりに投稿です

 ソーシャルゲームというものがある。

 そうウチのバカな父親がはまったあれだ。今やどこを見てもスマホを必死にいじってる若者ばかり、嘆かわしい。

 あえて言おう。


「子供は風の子! 外で遊べ!」


 そんなことをリビングで叫ぶ。するとそのリビングにいた四人の目が僕を射抜いた。


「愚民兄がいけばいいでありんす。外へ」

「使郎がいけばいいのよ。外へ」

「父はイベントで忙しい。外へ」

「なんだかよくわからないけど、外へ行け」

「母さんが一番酷い言い方だ⁉︎」


 なんなんですかね。この家族は! 息子に対する愛はないのか!


「愚民兄に愛なんて勿体無いでありんす。愛と書いてゴミと読む」

「いじめか!」


 愛と書いてゴミとかいろいろと嫌すぎるわ!


「あら、今日はゴミの日ね」

「ゴミだよね⁉︎ ゴミじゃないよね!」

「あ、私の部屋にもゴミあったわ。捨てないと」

「いや、愛ならすてちゃだめじゃないか⁉︎ 修羅になっちゃうよ⁉︎」

「使郎、愛なんてお金で買えるわ」

「シビアすぎる! なにを見たんだよ! その歳で!」

「世の中、金よ!」

「だからなんなんだよ!」


 然がなにを言いたいか全くわからない。

 すると、然はスーと右手を上げ、人差し指である方向を指差す。自然、そちらに視線が行き、見てみると。


 父親が母親に対し土下座してました。

 父親としての威厳が欠片もありませんね。


「パルさん! お願いします! 課金さしてください!」

「またスマホ割られたいのかしら?」


 母さんはニコニコと笑いながら父さんの言葉を切り捨てた。


「そんな⁉︎ このイベントでしか手に入らない物があるんだ!」

「とあるCMでも言ってたでしょ? 物より思い出って」

「思い出よりも僕はコノイベントカードがほしいんです!」

「・・・今月のお小遣いは?」

「とっくに全部課金しましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


 この父親・・・ダメかもしれない。

 なんで月の小遣い全部使うかね?


「歯を食いしばりなさい」


 聖母のような笑顔を浮かべながら母さんがゆっくりと立ち上がります。でも目が全く笑っていない。いや、むしろ目には青白い鬼火のような憎しみの炎がめらめらと燃えていた。


「え……」


 父さんが情けない声を上げたときにはすでに母さんはこぶしを放っていた。

 次の瞬間、父さんは鼻血を噴き出しながら吹き飛び動かなくなった。


『……』


 僕、然、才華は絶句。

 母さんは明らかに怒っているのは背中を見ているだけで怒っているのがわかります。


「あなたとの愛こそゴミかもしれないわね~」


 にこやかに吐き捨てるように言った母さん。笑ってますけど目が笑ってないです。そんな母さんを子供三人組は震えてみることしかできないのでした。


 天白家は今日も平和? です。(母さんが離婚用紙を持っているのを見ました。今後が心配です)

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