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心に食を

ソウルフード、ありますか?

 寿司。

 それはジャパニーズソウルフード。魂の味といってもいいだろう。

 欧米人を見よ。今でこそ生の魚を食べるようになったが昔の奴らときたら


『oh,ナマノサカナナンテタベレナイヨー!』


 なんてふざけたことを言ったやがったんだ!(偏見)

 何でもかんでも香辛料かけていたお前らだから壊血病になるんだよ!(偏見です!)


「ふふふ、やつらにソウルフードなどあるまい」

「使朗、きもいわ」

「顔をこっちに向けるなです、愚民兄。あとソウルフードって英語なんじゃ……」


 相変わらず容赦のない奴らだ。こいつら本当に僕の妹なんだろうか? もしかしたら川で拾ってきたんじゃないんだろうか?

 僕が人の話を聞かない? 知らないね。


「ハハハ、相変わらず仲がいいな~ お前たちは」

「ほんとよね~」


 ほのぼのした雰囲気の両親が共に殺伐とした兄妹の会話ん眺めながら笑い合う。

 ははは、相変わらず目が悪いよね。うちの両親は。


「イクラ! イクラ!」

「ウニ! ウニ!」

「うるせえよ!」


 落ち着きなく寿司ネタを連呼する然と才華に僕は怒鳴る。

 まったく、落ち着きがない奴らだ。


「マグロ! マグロ!」

「「うるさい!」」

「……はい、すいません」


 ……怒られた。

 僕ら家族が揃って来店しているのは回転寿司のお店、最近駅の近くにできたのだ。その名も「寿司屋ジョン」なんで寿司屋なのにアメリカ人ぽい名前なんだよ!


「寿司はジャパニーズソウルフードだろ」

「ソウルフードは国境を越えるのよ、使郎」

「うるさい! お前もイクラとかいいながらパフェ食ってるんじゃねぇよ!」

「パフェは私の身体の一部と言ってもいいわ」

「完全に糖分だろが!」

「愚民兄、然姉様に異議を唱えると?」

「便乗してるんじゃねぇよ⁉︎ お前もチャーハン食べてんじゃねぇよ! というかなんで寿司屋にチャーハン置いてるんだよ!」

「「ばりうまぁ〜」」

「寿司食えよ!」


 普通に考えたらあり得ないだろ!

  なんだよ、チャーハン置いてる寿司屋って。


「じゃぁ、父さんはドリア食べようかな」

「母さんはミートパスタね」

「おかしいってんだろ!」


 しかもレーンで回ってきたし!

 なんで? 僕の常識がおかしいの⁉︎ 寿司屋に洋風の料理はあるのが基本なのか⁉︎

 くそ、頭を回転さしてるけど寿司の回転レーンの動きくらいしか頭が回ってないぞ。


「そういえば知っているでありんすか? 愚民兄」

「……何がだよ」

「関西と関東では回転寿司やさんの回転レーンの回り方が逆らしいでありんす」

「マジで⁉︎」


 それは驚きだ。


「嘘にきまってるでありんす。あ、フライドポテトください」

「なんの嘘なんだよぉぉぉぉぉ!」


 意味わからないよ妹! 意味が全くない嘘を付くんじゃない!

 あとここやっぱり寿司屋じゃないだろ。

 絶対ファミレスだよ。

 回転寿司という体裁をとったファミレスだ!


「オゥ、オキャクサマ。ドウサレマシタカ?」


 僕が頭を抱えていると優しげな声が聞こえた。その声の方に顔を向けると褐色の肌、そして額には赤い点の付いた男が立っていた。


「ジョンって名前のくせにインド人かよ!」

「「「「ナマステー」」」」


 家族みんなで拝んでました。

 天白家は外でも平和です。(店主さんは日本に来て三年目のインド人、ブドゥさんでした)


「ジョンですらないのかよ!」 by使郎

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