買い物は実は準備が必要
買い物ってメモ書きしないと買うものわすれませんか? あ、わたしだけですね
買い物。
それはコミュ障には最大の試練。
今やネットで野菜まで頼めてしまうなんとも便利な世の中になったものだ。
だが、そんな便利な世の中にも例外というのは存在する。それが、我が天白家である。
我が天白毛の女性陣はとりあえず機械と相性が悪い。まぁ、エアコンをぶっ壊すような母親と間違った知識を持った長女だからしかたないのかもしれないが。その為か父親は仕事に使うpcは大切に管理して指紋認証付きの箱に入れてる始末だ。
「つまり外に買いに行くしかないわけだ」
「こんな暑い中ご苦労なことね。私はエアコンの直った部屋でゆっくりさしてもらうわ
「お前だけ快適な部屋に帰れると思ったら大間違いだ」
踵を返し家に帰ろうとする然の肩を掴み逃走を防いだ。
「わかったわ、ぱぱっと買いに行きましょう」
「いや、買い物メモもらったの然だろ」
なんで僕が買い物に付き合わされてるんだよ。
「で、買うものはなんなんだよ」
「水35ℓと」
「なんでそんなに買うんだよ⁉︎」
「あと炭素20kg、アンモニア4ℓ、石灰1.5Kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、珪素3g、その他少量の15の元素」
「なに作るんだよ!」
「子供の小遣いでも買えちゃうわ」
「人体の成分だろ!」
「君のような勘のいいガキは嫌いよ」
「メモ貸せよ!」
然から奪い取ったメモを見ると本当に書いてるよ! 人体の成分!
「あの母親は一体なにを作るつもりなんだ!」
「電話で聞いたらどうかしら」
然にしては珍しくまともなアイディアだ採用。
TRUTRUTRUTRUTRUTRU
『はい、天白です』
「あ、母さん? 実は買い物メモのことなんだけど……」
『実は母さん、通販で新しいフライパン買ったのよ。ダイヤコーティングよ』
「え、あうん」
『でも、母さん思ったのよ。ダイヤコーティングされてる部分だけ削って売ったら儲けになるんじゃないかと』
うちの母親は前から思っていたけどやっぱりバカかもしれない。
「うん、それでね」
『あ、あと只今留守にしております。オパギャ! という音の後にメッセージをどうぞ』
「留守電かよ!」
『オパギャ!』
「うっせぇぇよ!」
なんて無駄に手を混んだ留守電を仕込むんだ!機械音痴のくせに!
「思い出したけれどその紙、炙り出しよ」
「初めから炙ってもってこいよ! というか面倒なことするんじゃない!」
結局、カレーの具材を買って帰りました。
天白家は今日も平和です(晩ご飯は肉じゃがでした)
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また、こういうネタでやってほしいみたいなものがあれば教えてくれれば幸いです




