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無職は今日も今日とて迷宮に潜る【3巻下巻12/25出ます!】【1巻重版決定!】  作者: ハマ
2.ダンジョン21階〜30階

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その後(百六日目〜百九日目)

 明るい筈なのに、黒く暗い悲しみ哀しみが集まった場所、そんな印象受ける葬儀屋の扉を潜り、案内に従って目的の場所に向かう。


《東風家》


 受付を済ませて、一番後ろの席に座る。

 正面には生前の東風要(とうふうかなめ)の笑顔の写真が置かれており、会場の所々から啜り泣く声が聞こえてくる。


 俺は朝から貸衣装屋に向かい、喪服を借りてここに来ている。数珠を左手首に掛けてじっと正面を見ていると、続々と会場に人が入って来る。

 誰もが悲しみ、東風との別れを受け入れられないといった様子だ。

 どれだけ東風が親しまれていたのか、それだけでも十分に分かる。


 これが俺だったらどうだろうなと考えるのは不謹慎なんだろうが、少しだけそんな事を考えてしまう。





 ダンジョン30階で新島兄弟を下した後、ポッタクルーの中にいる千里は無事で、未だ気を失っている状態だった。

 ポッタクルーから出ると、黒一達の姿は無くなっていた。目的の新島兄弟がいなくなったので、ここにいる意味もなかったのだろう。


 俺は千里を背負うと、東風達の元に向かう。

 奇跡が起きて元気な姿を見れないかと願ってしまうが、そんな奇跡は起きるはずもなく、倒れた五人の姿があるだけだった。


 千里を下ろすとポッタクルーの中にある荷物を収納空間に入れて、俺はポッタクルーの中に五人を乗せる。

 狭いけど我慢してくれとお願いして、一人ひとり乗せて行く。


 全員乗せると、少し振動があるかもだけどごめんなと謝って扉を閉める。


 収納空間に五人を入れる気にはならなかった。

 物のように扱うのが嫌だったのと、もしかしたら生き返るんじゃないかと、馬鹿みたいな奇跡を願ってしまったからだ。


 俺はあの五人の姿を見ても、現実を受け入れられないでいた。



 荷物も回収して収納空間に入れる。

 荷物は荒らされておらず、新島兄弟が物資目当てではなく、本当に人を殺すためだけにダンジョンにいたのだと理解する。

 最後の言葉は本当だったのだ。


〝人を殺すのに理由はいるのか?”


 虫唾の走る言葉だ。


 千里を背負い直して、ダンジョン30階のボス部屋へと向かう。そこには黒一達が待っており、こちらを見つけると手を振っていた。


「何の用だ? 帰ったんじゃないのか?」


「ええ、そのつもりでしたけど、うちの影美さんが30階から抜け出すのに、力を貸した方が良いんじゃないかと言い出しましてね。こうして待ってたんですよ」


 それでどうします?と尋ねて来る黒一。

 黒一の隣にいる女性を見ると、俺と目が合うと頭を下げた。

 まるで謝っているような姿勢だが、彼女に謝られる理由もないので、視線を外して黒一を見る。


「必要ない。 あんたと一緒の方が不安だ」


「……信用ないですね。まあ貴方なら必要ないでしょう。 影美さん、総司君、行きますよ」


 三人はボス部屋に入る。

 帰還する為にポータルを使って地上に戻るのだろう。

 結局、何があって新島兄弟を追っていたのか聞かなかった。次に会っても聞きづらいので、知らないままで終わりそうだ。


 黒一達が入って暫くすると、俺もボス部屋の扉を開いて中に入る。


 扉を潜った先は大きな岩山になっていた。

 所々に焼け焦げた跡があり、ポッタクルーがギリギリ通れる程度の道幅しかない。下を覗くと雲に隠れていてどうなっているのか分からず、落ちたら助かりそうもないなと少しだけ怖くなる。


 岩山を登るように進んで行き、やがて頂上に到着すると、そこは開けた土地になっていた。


 その土地に立った俺は辺りを見回すが、何も無い。

 モンスターもいなければ、次に進む道も扉も無い。


 どうなってるんだと広場の中央に来ると、どこからか甲高い鳴き声が聞こえる。その鳴き声は段々と大きくなり、それは上空から近付いて来ていた。


 空を見上げれば、そこには大きな羽を広げたワイバーンの姿があった。

 そしてそれは一体だけでなく、三体ものワイバーンがこちらを見下ろして旋回していた。


「止まれ」


 上空を警戒しながらポッタクルーを停止させる。その傍に千里を下ろして、俺はそこから距離を取った。

 人を背負って倒せるような相手ではない。

 それに装備の大半を失い、長いこと使っていた俊敏の腕輪にも傷が入っており、どうにも機能してないように感じる。


 ワイバーンが急降下する。

 サイレントコンドルと違い、空を滑空する際に音が鳴り、その迫力を伝えてくる。

 空の覇者、これまで見てきたモンスターの中でも上位に位置するだろう。


 それでも……。

 それでもだ。

 それでも、これまで戦ったモンスター、武人コボルトや筋骨隆々オーク、デーモンや大きなグリーンスライムに比べたら脅威に感じない。

 ましてや、新島兄弟や黒一に比べたら尚更だ。



 『速度上昇』と『強固』の魔法陣を展開する。

 ショットガンのように幾つもの弾を撃ち出す為に、石の弾丸を大量に作り出す。

 狙いを澄まし、よく引き付けてから一斉に撃ち出した。

 ダンッと大きな音を立てて撃ち出された弾丸は、一体のワイバーンの体を貫き、一体の片翼の皮膜を傷付け墜落させた。

 だが、もう一体は脅威を感じたのか、直前で上昇して回避していた。


 石の弾丸によりダメージを受けた二体は、地面に落下してはいるが未だ生きている。

 もう空は飛べないだろうが、こちらを睨む目には力があり、獣の闘争本能は剥き出しのままだ。無事なワイバーンは空を旋回しており、こちらの様子を窺っている。

 仲間を助けに来るのかとも思ったが、その気配はなく、あくまで俺を殺す為に動いているようだった。


 ならばと、墜落した二体を先に仕留めようと不屈の大剣を構える。


 すると、ポッタクルーの方から悲鳴が上がる。


「いやーーー!!」


 千里だ。千里が目を覚まして悲鳴を上げたのだ。


「千里!?」


 何があったんだと振り返ると、そこには首を振ってポッタクルーの中を見る千里の姿があった。

 目には涙を溢れさせ、震えて膝を突く。


 何を見たのかは明らかだ。


 俺は千里の方に向かおうとするが、ワイバーンの方から熱気を感じて再び振り返ると、そこには竜の口から噴き出した炎が迫っていた。


 俺は魔力を操り、地属性魔法で土の壁を即席で作り出し、少しだけ時間を稼ぐ。


 そして千里に向かって走り出した。


 先程の千里の悲鳴で、空で旋回しているワイバーンの標的が俺から千里に移ったのだ。


「リミットブレイク!」


 身体強化を最大限まで使い加速する。

 こんな時に、俊敏の腕輪の効果が切れているのが痛い。

 上空にいたワイバーンは、千里目掛けて滑空している。


 このままでは間に合わない。


 だから『分裂』の魔法陣を展開して、石の槍を撃ち出す。走りながら使用したので、狙いが定まらず当たる攻撃ではない。それでも、少しだけ動きを鈍らせたらと思い、千里とワイバーンの間に走らせたのだ。


 そして狙い通り、ワイバーンの動きを停止させ上空に向かう。おかげで、俺は千里の元に到着することが出来た。

 できたのだが、俺はそこで驚愕する。


 千里は魔銃を手にしており、自分のこめかみに当てていたからだ。


 千里は目を見開き、涙を流していた。

 そして俺を見ることはなく、魔銃の引き金を引こうとしていた。


 バンッと魔銃が発砲する音が鳴り響く。


 俺は千里の手を握り、魔銃の狙いを上空に逸らした。


「……千里、止めろ、あいつらは、そんなこと望んじゃいない」


 千里の目を真っ直ぐ見て、言葉を紡ぐ。

 俺の言葉に力なんて無いが、それでも何か言わないといけなかった。それだけ千里の心は限界に来ていた。


 それでも、俺の言葉に反応は見せず、ただじっと前を見つめており、急に糸が切れたように気を失った。


 千里を寝かせると、迫る炎に向かって剣閃を飛ばす。

 炎を切り裂き飛んで行った剣閃は、上空のワイバーンの体を両断して空に消えていった。


 俺は残りのワイバーンを始末する為に、歩き出した。




 30階ボスを倒し、スキル玉を手に取って消えるのを見届ける。

 スキル玉は千里の近くにも落ちており、俺は触れる事は出来なかった。なので、千里の手を持ってスキル玉に触れさせると、その手の中に吸い込まれて行った。


 ポータルに登録して地上に戻り、ギルドに報告すると、ちょっとした騒ぎになった。

 ちょっとした騒ぎだ。

 東風達が死んだのに、ちょっとした騒ぎで済んでしまった。


 ダンジョンではよくある事。

 だから、騒ぐような事ではない。

 改めてダンジョンとはどんな場所なのか認識させられた。


 騒ぎになった理由も、東風達の体が戻って来たからだった。

 ダンジョンで死んだ者は、殆どの場合でダンジョンに放置されて、そのままダンジョンに吸収される。ダンジョンで遺体を持ち帰るというのは、それだけ負担になるという事だ。


 それからギルドに事情を話して、遺族に連絡してもらう。俺は誰の連絡先も知らないので、ギルドに頼むしかなかった。


 千里をギルドの医務室に寝かせて、治癒魔法をかける。

 体に異常がある訳ではないが、ダンジョンで混乱している千里を見てしまった。少しでも力になればと願って魔法を使ったのだ。



「治癒魔法が使えるなら、他の奴らにも掛けて欲しいんだけどね」


 扉の方から聞こえて来た声の主は、ギルドのおばちゃんだ。

 いつも気配を感じさせない動きをしており、今も医務室に入って来たのを感じ取れなかった。


「秘密なんで、仲間以外には使わないんですよ」


 おばちゃんの方を見ずに答える。

 背後で、そうかいとどうでも良さそうな返事がくる。


「事情は聞いてる。 仲間を失うのは初めてかい? ダンジョンってのはそういうもんだよ」


「……嫌いな奴に、同じ事言われましたよ。 ……だから何だって話だ。それで何が言いたい! 後悔しろとでも言いたいのかアンタは!!」


「私に当たるんじゃないよ、これからもダンジョンに潜るなら覚悟しなってアドバイスさ。 仲間がいるってのは心強い分、失った時のダメージは大きいからね」


「……一人に、してもらっていいですか。 俺も冷静でいられないんです」


 ダンジョンから出て緊張の糸が切れていた。

 東風達を失って精神的に参っているのは、千里だけではない。俺も考える時間が出来たせいで、いろんな感情が混ぜ合わさり冷静でいられなくなっていた。


 おばちゃんは溜息を吐くと、遺族が来たら伝えると言って医務室から出て行った。


 千里は変わらずに規則正しい寝息を立てていた。




 ギルドに遺族が集まり、職員が何があったのかを説明していた。

 どうやら黒一がギルドに事情を話していたようで、俺が追及されるような事はなかった。


 俺はただ、頭を下げていただけだった。


 やっても意味のない事だとは分かっていても、頭を下げずにはいられなかった。

 ごめんなさいと、助けられなくてごめんなさいと、ただただ頭を下げ続けた。

 俺の自己満足だ。

 俺自身の、精神を落ち着かせる為だけの行動だ。


 なかには怒る人もいたが、別に構わなかった。

 殴られてもいいと思っていた。



 ベッドに寝かされた東風達。

 それを見た親族が声を上げて泣いている。


 東風達はまだ二十代前半だった、俺よりも年下だ。

 両親は健在であり、兄弟もいるだろう。親しい人もいるだろうし、恋人もいる。

 彼らの悲しみは俺の比ではなく、長年一緒にいた人がいなくなるというのは計り知れないだろう。


 両親であろう人の泣き声を聞きながら、俺は頭を下げていた。



ーーー




 東風の葬儀が終わり、俺は病院に向かう。

 瑠璃と武、騎士の通夜には昨日参列しており、元の葬儀は日にちがずらされている。

 理由は俺が病院に来たのと関係があり、そこには千里が入院している。


 病室の前には元と千里の父と母が待っていた。


 お互いに頭を下げて挨拶をする。


 頭を上げたご両親からよろしくお願いしますと言われ、はいと頷いて病室に入った。


「よう、気分はどうだ?」


 ベッドの上にいる千里に話し掛ける。

 だが、千里からの反応はなく、ぼーっと窓から外の景色を見つめていた。


「少しは飯食べたか? 食べないと元気が出ないらしいからな、千里は痩せてるんだから……どうした?」


 隣の椅子に腰を下ろして千里に話し掛けていると、急に俺の方を向いてじっと見ている。その瞳は生気を感じさせず、暗くどんよりと、まるで終わりを望んでいるかのようだった。

 そして、その瞳から涙が溢れてこぼれ落ちる。



 ダンジョンから戻った千里の心は壊れていた。

 仲間達が目の前で殺され、自分も死に掛けたショックから、自己防衛で心を閉ざしたのだろうと医者は診断した。


 そして、いつ治るかは分からないとも言い、治らないかも知れないと言った。


 そして、今の千里はとても危険な状況だ。

 食事を一切口にしようとはせず、ナイフや鋏などの刃物があれば自殺しようとする。

 一度、果物を剥く母親の手からナイフを奪って、自分の首を切ろうとした。丁度、俺がお見舞いに来た時に起こした行動で、ナイフを取り上げて事なきを得たが、今度いつああなるか分からない。


 だから、どうにかする必要があった。


「ごめんな、俺がいたら嫌なこと思い出すよな。 今日で最後になるから、我慢してくれ」


 収納空間からソフトボールくらいの球体を取り出す。


「俺さ、お前らと一緒に探索するの楽しみにしてたんだ。皆でわいわいやってさ、一緒に飯食って、モンスター倒して、打ち上げして、きっと楽しいだろうなって思ったんだ」


 球体を両手に持って、千里を真っ直ぐに見据える。


「千里はさ、保育士になるんだろ? 千里ならきっと、良い保育士になれると思うんだ。だからさ、こんな所にいつまでもいちゃダメだ」


 球体を千里の額に掲げる。


「あの時さ、ダイコ……じゃなくて美桜を守ってくれって言ってただろ?」


 この球体は26階の宝箱から出たアイテムだ。

 ギルドで鑑定してもらった時に、不用意に使えば犯罪だと言われた代物である。


 アイテムの名前は《忘却の宝玉》

 効果は一定期間の記憶を消去するというもので、その一定期間が半年から一年と幅のある物である。


 このアイテムを使って、千里が元に戻るという保証はない。それでも、アイテムの説明を千里の両親に説明すると、是非使ってほしいと懇願された。

 大切な子供なのだ。

 可能性があるのなら、それに賭けるだろう。


 そして……。


「千里、お前のことも守りたかったんだ」


 忘却の宝玉を千里の額に付けて発動する。


 千里の唇が微かに動くが、音になる事はなかった。


「ごめんな、守ってやれなくて」


 そして、俺との思い出も消える。





 夕暮れの繁華街を歩く。

 繁華街には多くの人が行き交っている。

 会社帰りに飲みに行く人、大人しく帰路に就く人、客を店に呼び込もうと看板を持っている人、チラシを配っている人、学生が何人か集まっていたりと、いつも通りの繁華街だ。


 いつも通りの風景、いつも通りの人々、何が楽しいのか笑い合っている。


 俺は歩く。

 ただ、繁華街を歩く。

 目に付くのは居酒屋や飲食店が多く、あそこにはこの前行ったなとか、あそこの唐揚げは美味かったなとか、そんなことを思い浮かべて、それがあいつらとの思い出だと気付いて下を向く。


 やがてカフェの前に来ると、この前教えてもらった通り、タッチパネルを操作してフラペチーノを注文する。


 一口飲むと、余りの甘さに顔を顰める。


 チビチビと飲みながら、また繁華街を歩く。


 そして、繁華街を抜けた先には大きな公園があった。


 俺はベンチにどっしりと腰掛けて、残りのフラペチーノを飲み干す。


 ズズズッと音がして、近くにゴミ箱がないか見回してみると、通りを歩く初老の女性と、そのお孫さんであるメイちゃんが見えた。


 メイちゃんは元気溌剌としており、女性はそれを優しく見守っている。


 平和な風景である。

 しかし、メイちゃんが急に走り出し、女性を置き去りにしてしまった。


 メイちゃんの足は速く、女性は追いつけそうもない。

 だが、メイちゃんは急に何にもない所で、俺の少し前で躓いて転びそうになる。


 俺は身体強化を施して、メイちゃんの体を支えて転ばないようにする。


 メイちゃんは痛みが来るのを恐れて目を瞑っており、未だにぎゅっと目を閉じていた。


「大丈夫だぞ、目を開けても」


 俺の声に反応して、メイちゃんはパチクリと目を開く。

 しっかりと見ているのを確認して、支えている手を離して自由にしてあげる。


「ありがと! おにいちゃん!」


 にっこりと笑顔でお礼を言うメイちゃん。

 そんなメイちゃんの前歯は生え変わりの時期なのか、抜けていて少しだけ笑いそうになった。


「気を付けなよ、お婆ちゃんも心配しているからな」


 こちらに走って来る初老の女性は、息を切らしている。

 何か喋ろうとしているようだが、息が上がって喋れない様子だ。


 大丈夫かなと心配していると、メイちゃんがこちらをジッと見ているのに気が付いた。


「どうした? 俺の顔に何か付いてるか?」


 俺の質問に首を振るメイちゃん。

 そして……


「おにいちゃん、どこかいたいの?」


「どうしてだ? どこも痛くないよ」


「だって、なきそうなお顔してるよ?」


 俺はその言葉に少しだけ詰まる。


「……そうだな」


 どう返したら良いかなと、子供相手に本気で考えてしまう。それで、少しだけ強がりを言ってしまった。


「少しだけ、痛いかな」


 いつもの風景が、少しだけ滲んで見えた。





ーーー


田中 ハルト(24)

レベル 24

《スキル》

地属性魔法 トレース 治癒魔法 空間把握 頑丈 魔力操作 身体強化 毒耐性 収納空間 見切り 並列思考 裁縫 限界突破 解体 魔力循環 消費軽減(体力) 風属性魔法

《装備》 

不屈の大剣 神鳥の靴 

《状態》 

デブ(各能力増強)


ーーー

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― 新着の感想 ―
前話の夢との対比が
切ない、ただただ切ない。 ここで忘却のアイテムが使われる場面が来るとは。 でもなーなんか千里思い出しそうなんだよなー。新たに覚えたスキルの事もあって、その結果にたどり着きそうと言うか。
泣いた
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