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無職は今日も今日とて迷宮に潜る【3巻下巻12/25出ます!】【1巻重版決定!】  作者: ハマ
4.奈落の世界

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奈落13(夜2)

 銀髪との剣戟は白熱したもの……にはならなかった。


 俺が必死に攻めても軽く去なされ、銀髪の長剣が肩を突き足を突き、喉を掠め頬を掠めた。


 それでも必死に食らいつき、地属性魔法を使い、風属性魔法を使い、全ての持てる武器を使い攻め立てる。

 だが届かない。

 剣技では圧倒され、魔法は全て逸される。リミットブレイク・バーストを使ってやっと身体能力は同等で、魔力の量も質も彼方が上だ。海亀の肉を食べて強化したはずなのにだ。

 つまりは、素の能力では何一つ勝てない。

 トレースで銀髪の男の動きを学習しても足りない。

 銀髪の男は、俺が追い付くことが出来ないほどの高みにいるのだ。


 悔しくて歯を食いしばるが、それで何かが変わることはない。


 銀髪の男の剣が煌めく。

 一閃に見えた一刀は無数の刃となり俺の体を斬り裂き、治癒魔法で回復しても追撃の突きで心臓が貫かれる。

 これには動きが止まり、血を吐き出してしまう。

 刃を引き抜かれると同時に顔面に蹴りを食らい、地面に転がる。

 地属性魔法で砂埃を発生させ、地面を移動させて距離を取り、治癒魔法で傷を塞ぐ。


 喉に詰まった血を吐き出し、砂埃の中にいる奴を潰そうとするが、一振りの剣圧で全ての砂埃が吹き飛ばされてしまった。


 くそっと呟いて銀髪の男を見据える。


 並列思考で様々な思考をし、少しでも勝機を見出そうとするが、圧倒的な差の前には、どれも無理だという結論に達してしまう。

 絶望的な状況。

 度重なる剣戟で守護獣の鎧はボロボロになっており、不屈の大剣の具合にも違和感がある。

 収納空間にはデーモンやホブゴブリンが使っていた武器が眠っているが、ここで武器を変えたとしても、俺は不屈の大剣以上に上手く使える武器は無い。

 つまりは、そこで俺の負けが濃厚になってしまう。


 不屈の大剣を構えて、再び銀髪の男と対峙する。

 この男は、未だ全力を出していない。

 魔法を余り使って来ないし、剣技に差があるにも関わらず、俺が生きているのが証拠だ。

 相手が油断している間に、技術を盗み、自分のものにしたかったが、銀髪の男のそれは油断ではなく余裕だった。


 正真正銘の余裕。どうひっくり返っても、俺では届かないと理解しているからの余裕だ。


 しかし、その男の余裕が少しだけ崩れる。


 全てのデーモンを倒したフウマが黄金を纏い、自身の持つ魔力を使い魔法を使おうとしていた。


 九つになった昇竜の戦輪が激しく唸り、前方に魔法陣が展開される。

 そして、フウマが風属性魔法で高威力の竜巻を発生させると、昇竜の戦輪を通じて更に強化される。

 更に魔法陣の効果が発揮され、その魔法の姿は、風の竜のようだった。


 風の竜はそのアギトを広げて銀髪の男に襲い掛かる。


 触れた地面を粉砕して突き進む風の竜は、銀髪の男を飲み込み上空へ上がると、激しく荒れ狂う暴風の中で、引き裂き砕こうと圧力を増す。


 やったか、とは思わない。

 風の竜は恐ろしいまでの威力の魔法だが、これであの男がやられるとは到底思えなかったのだ。


 魔力を練り、俺も追撃の準備をする。


 何かが砕かれる音が響く。

 上空では、風の竜の核となる昇竜の戦輪が砕かれていた。そして、風の竜は勢いを失い、段々と萎むようにその姿を消してしまった。


 風の竜の腹から現れた銀髪の男は、少しの傷を負っているようだが、他に変わったところはない。

 あれだけの魔法でも、少しのダメージしか負わせられなかったのだ。


 速度上昇、分裂、爆発、追跡の魔法陣を展開すると、石の槍に風を纏わせ、最大限の魔力を込めて発射する。


 たとえ奈落に生息するモンスターでも、この魔法ならばダメージを負うはずだ。海亀のモンスターにも通じた魔法であり、今回のものは、あの時以上の威力になっている。


 だから死ね。

 そう願って放った一撃は、銀髪の男に直撃して大爆発を巻き起こした。


 爆風が辺りを襲い、放った俺も飛ばされてしまうが、風を操りバランスを取って着地する。

 同じように飛ばされたフウマがいきなりやるなと非難して来るが、仕方ないだろうと頭を撫でた。


 さて、どうなったと爆心地の銀髪の男がいた方を見ると、段々と煙が晴れて来ており、その中心を見えてきた。


 それは太陽のようだった。


 煙が晴れた先には光の球体が浮かんでおり、その中には銀髪の男が無傷の状態で佇んでいた。


 その姿は神々しく、まるで本物の神のように美しいと思ってしまった。



 油断したつもりはない。

 不屈の大剣に意思と魔力を込めて、いつでも対処出来るようにしていたし、フウマも警戒していた。


 しかし、いつの間にか目の前に銀髪の男がおり、首が飛びそうな勢いで顔面を殴られた。

 フウマは風の刃で攻撃をしようとするが、魔法が形になる前に蹴り飛ばされて、俺の上に落ちて来る。


 魔法を使い反撃しようとするが、何故か魔法が発動しない。魔力は練れている。治癒魔法も使える。だが、外に魔力を放出すると、魔力の制御が奪われてしまうのだ。


 急いで起き上がり、不屈の大剣を構えるが、また顔面を殴られ地面に転がってしまう。


 銀髪の男の手には長剣が握られている。それなのに殴るというのは、俺を痛め付けたいのだろう。

 こいつの顔を見れば分かる。酷く歪んでおり、何かを痛め付けるのを楽しんでいる奴の顔だ。


 神々しい光を纏いながらも、歪んだ性癖を持つ銀髪の男。正にモンスターと呼ぶに相応しい。


 あっ、モンスターだった。


 舐めるなと歯を食い縛り、起き上がり不屈の大剣を振り抜く。強く意志を込め、魔力を込めた一撃だった。

 だが、その一撃は男の長剣に受け止められ、不屈の大剣の刀身ごと切り落とされてしまった。


 そしてまた殴り飛ばされる。


 地面に転がりながらも不屈の大剣を見る。

 長い間、愛用していた大剣は半ばから折れており、魔力を込めても反応しなくなっていた。


 不屈の大剣が死んだ。

 そう感じてしまい、言い知れぬ喪失感に襲われる。


 しかし、そうしている間にも銀髪の男は近付いて来ており、寝ている俺を蹴り飛ばした。

 銀髪の男の蹴りは強烈で、俺は大きく飛ばされてしまう。

 そんな俺を見たからか、フウマが背後から銀髪の男に噛み付いた。

 噛み付いたのは文字通り口で噛み付いたのだが、銀髪の男に通じた様子はなく。不快な顔をすると、足を振って無理矢理引き離して上空へ飛ばした。


 そして、長剣を構える。


 フウマを殺すつもりだ。


 ダメだ。それだけはダメだ。


 俺から奪うな。


 頼むから。


 やめてくれ。



 願い、懇願しながら手を伸ばす。

 しかし、俺の無力な手は何も掴めない。


 誰か、と信じてもない神に願い、最悪な存在が現れた。



 銀髪の男の動きが止まる。


 落下するフウマは、銀髪の横に落ちると急いでこちらに逃げて来た。


 なんだ。何が起きた。


 俺の疑問は、銀髪の男の視線の先を見て理解した。


 そこには月があった。

 いや、違う。あれはいつか見た巨大な目玉だ。

 死を覚悟して、自死を選ぶよう仕向けた存在。

 俺は巨大な目玉から目が離せず、無意識のうちにフウマの目を塞いでいた。


 目玉がゆっくりと視線を下げていき、俺達を見る。


 俺は知らず知らずのうちに、折れた不屈の大剣を首元に当てていた。

 それに気付いて必死に抵抗しようとするが、少しずつ首に刃が迫って来る。

 カタカタと音が鳴り、腕に力を入れるがどうにもならない。


 これが、巨大な目を見ているから起こっているのならと、少しでも視線を逸そうと動かしていく。

 ちょっとずつ下へと下げて行き、視界の端から外せそうになる。しかし、刃は首に触れており血が流れ出ていた。仮に、視界を外せたとしても、この行動が止まる保証はどこにもない。


 それでもと動かしていると、視界の下の方から凄まじい光と魔力が溢れ出していた。


 ガァーッ!!!という獣のような怒りの声が響き、波動のようなものが辺りを満たすと、自害しようとする呪縛から解放される。


 首元から不屈の大剣を離し、傷口に治癒魔法を掛けると、改めて光の源に目を向ける。

 やはりというか、銀髪の男が怒りの表情で上空の巨大な目玉を睨み付けていた。


 そして、銀髪の男の手に光が収束する。


 集まった光は一振りの短剣へと姿を変える。

 光の短剣を振るため一歩足を踏み込むと、大地が激しく揺れ割れた。

 圧倒的な量の魔力で出来上がった光の短剣を、巨大な目玉目掛けて神速の速さで振り抜く。


 光が通った。


 光が上空の巨大な目玉を通過すると、まるで初めからそこに無かったかのように目玉は霧散していき、赤い大きな球体が残された。

 それが何なのか分からなかったが、赤い球体から放たれる魔力が先程の目玉のものと同様のものだった。


 その赤い球体の表面は切られており、黒い液体が流れ落ちる。そして、一部が空洞のように開き、絹を裂くような音が響くと赤い球体は忽然と姿を消した。


 倒したようには見えない。

 それでも、撃退した。

 あの怪獣と同列にいる化け物を、あの銀髪の男が。


 俺の中で絶対的な存在として確立していた怪獣のモンスター達。その一角が銀髪の男にやられた。

 その事実が、男に対して恐怖を覚えてしまった。


 恐る恐る巨大な目玉を撃退した銀髪の男を見る。


 そこには、膝を突き激しく消耗している男の姿があった。


 纏っていた光は無くなっており、圧倒的な魔力を感じない。


 もう、ここしかなかった。


 卑怯と言われても仕方ない。

 臆病者と呼ばれても仕方ない。

 ゲスのクソ野郎と思われても仕方ないことを俺はやる。


 俺は弱っている銀髪の男に向かい、全力で接近する。


 それに気付いた銀髪の男が振り向くが止める気は無い。


 手に持った不屈の大剣を投擲すると、それは長剣で弾かれる。

 いくら消耗していると言っても、銀髪の男の技量は本物だ。無手になった俺では、何も出来ずに殺されるだろう。


 だから、使えるようになった魔法を使う。

 爆発と速度上昇の魔法陣を展開して石の槍を飛ばす。しかしそれは、魔力の流れを作られて退けられるだろう。

 魔法では銀髪の男を倒せないのは分かっている。なので、銀髪の男の前方で爆発させる。


 これでいい。目眩しになればそれでいい。


 収納空間から鬼のスケルトンが使っていた黒い棍棒を取り出すと、銀髪の男に向かって倒す。

 持って振り回せれば一番良かったのだが、黒い棍棒が大き過ぎて持つことが出来ない。


 棍棒という名の柱は、銀髪の男の頭上に倒れていく。

 勿論、そんなものに当たる男ではなく、煙の中を横に移動して避けようとする。

 だが、それは許さない。

 黒い棍棒に魔力を流して特殊能力を使い、銀髪の男を黒い棍棒に引き寄せた。


 驚愕する銀髪の男だが、構わずに攻め立てる。

 続いて収納空間から戦斧を取り出すと、棍棒に引き寄せられてろくに動けない男の首を跳ねんと横薙ぎに振るう。


 銀髪の男は弱っていると言っても、動けない訳ではない。

 戦斧は長剣で受け止められ、流されそうになる。なので、戦斧に魔力を流して黒い刃を伸ばし、男の体を薄く切り裂いた。


 苦悶の表情を浮かべる男。


 黒い棍棒への魔力の流れが無くなり、自由になった銀髪の男は俺から距離を取ろうとするが、そうはさせない。


 戦斧を振り翳し、更に攻め立てる。

 だが、俺と銀髪の男の技量はそう簡単に埋められるものではない。

 一合二合と合わせて、三合目はなく戦斧の柄から切り落とされてしまう。


 武器を無くした俺は、収納空間から次の武器を取り出す。

 男と同じような長剣を取り出し、また武器を合わせる。


 そして破壊され、また次の武器を取り出す。

 何度も何度も、収納空間にある武器を操り攻め立てる。


 銀髪の男が消耗しているからこそ出来る事だ。もしも万全な状態なら、武器を合わせる事なく切り裂かれて終わっただろう。

 更に言えば、武器屋の店主との手合わせも生きている。

 あれがなければ、多種多様な武器をまともに振るう事は出来なかった。


 ここに来て、あのジジイに感謝するとは。

 神鳥の靴の恨みは忘れるつもりはないが、今は許してやろう。


 長剣が砕かれ、双剣を出す。双剣が斬られ、槍を出す。槍が飛ばされ、モーニングスターを出す。モーニングスターを砕かれ、更に次の武器を取り出す。

 次々と繰り出す武器は、疲弊した銀髪の男を更に追い詰める。


 しかし、何度も何度も繰り返しても決定的な一撃を与えられない。それは、俺が技量不足だからだ。


 だから奇策に出るしかなかった。


 収納空間から武器ではなく、水の入ったポリタンクを取り出し、男に投げ付ける。


 虚を突かれた男は、反射的にそのポリタンクを切る。

 ポリタンクの中に入っているのは水だが、ただの水ではない。花瓶から生み出された光を帯びた水だ。

 モンスターが避ける水でもあり、それを浴びれば、多少はダメージを与えられるかもと思っていた。


 そして、その効果はあった。


 水を浴びた男の動きが止まったのだ。

 ダメージを受けた様子はないが、目を見開いて驚いている。


 無念の中で亡くなった探索者の刀を取り出し、魔力を通して切れ味を増すと、長剣を持った手を斬り落とした。


 痛みで気を取り直したのか、ハッとした表情になった男は翼を羽ばたかせ、俺から大きく距離を取る。


 このまま畳み掛けようと後を追おうとするが、何故か男の顔を見て足を止めてしまう。


 銀髪の男は残った手で顔を覆うと、再び翼を羽ばたかせてどこかに飛んで行ってしまった。


 また戻って来るのではないかと、その場で警戒するが、何も起こる事はなく、時間だけが過ぎていく。


 え?どういう状況?


 一人と一頭で取り残された俺達は、激変する状況に着いていけず、荒野に取り残されてしまった。





 銀髪の男と戦ってから、二度の夜と三度目の昼を経験した。

 あの戦いで不屈の大剣を失ってしまい、今は銀髪の男が使っていた長剣を使用している。

 悔しいが、この長剣の性能は不屈の大剣よりも上だ。

 意思を込めて威力が上がるという能力は無いが、少量の魔力で剣閃を飛ばせ、杖代わりに使うと、魔法の威力は更に増した。

 他にも能力はあるのかも知れないが、鑑定スキルを持っていない俺では調べる事は出来ない。

 よく分からない物を使うのは危険だと思うかも知れないが、これ以上の武器もないので、使わせてもらっている。


 次に守護獣の鎧だが、現在は収納空間に入れて保管中だ。

 これまでの戦いでボロボロになってしまい、これ以上の使用は不可能だと判断した。

 代わりに、デーモンが装備していた鎧を使用するのだが、サイズの合う物がなかなか無くて、不恰好な状態になってしまった。

 まあ、それも一回前の昼に、羊のモンスターに出会うことで解消したが。


 その羊のモンスターは尖ったツノを持ち、全身に雷を帯電させていた。それだけならば、そんなに脅威にならないのだが、全身の毛を自由自在に操り、矛にも盾にも変えて立ち向かって来たのだ。

 しかも、その羊のモンスターは群れで行動しており、かなり危険なモンスターだった。


 という訳で、大量に狩った羊のモンスターだが、残念ながら肉は不味くて食えたものではなかった。しかし、羊の毛は魔力に反応して動く事が分かった。

 これだと思い、羊の毛を集めて魔力操作で布に加工し、裁縫スキルで服を作る。だが、それだけでは防御力に不安が残るので、デーモンの装備を分解して無理矢理付ける事で解消した。


 これもまた不恰好ではあるが、サイズの合わないデーモンの装備よりはマシだろう。


 そんなこんなで終わりの見えない探索を続けて、俺達は大きな木々が立ち並ぶ森にたどり着く。


 奈落の昼と夜を乗り越え、長い道を歩んできた俺達は立派だったと思う。


 長い長い道のりを歩んだ俺達はかなり苦労した。


 そのおかげか、俺達はいつの間にか痩せていた。



ーーー


堕天使(銀髪の男)


膨大な魔力と卓越した魔力操作能力、高い身体能力に熟練の剣技を習得している。魔力を凝縮し指向性を持たせ放つ一撃は、神に等しいモンスターをも倒す。デーモンではない。デーモンを力で従わせているだけ。×××に〇〇られた。イケメン。


ーーー


聖龍剣


ある存在が、ある者を心配して作り出した剣。薄らと意思が宿っており、あの日の夢を見続けている。超絶強力な長剣。使い手の望みを反映する力がある。使い手により能力が変化する。自己修復能力がある。


ーーー


田中 ハルト(24+1)

レベル 44

《スキル》

地属性魔法 トレース 治癒魔法 空間把握 頑丈 魔力操作 身体強化 毒耐性 収納空間 見切り 並列思考 裁縫 限界突破 解体 魔力循環 消費軽減(体力) 風属性魔法 呪耐性

《装備》 

聖龍剣 ファントムゴートの服(自作)

《状態》 

ぱーふぇくとぼでー(各能力増強 小)

世界亀の聖痕 (効果大)(けつ)

《召喚獣》

フウマ


---


フウマ(召喚獣)

《スキル》

風属性魔法 頑丈 魔力操作 身体強化 消費軽減(体力) 並列思考 限界突破 治癒魔法 呪耐性

《状態》

サラブレッドタイプ

世界亀の聖痕(蹄)


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奈落の世界


数多の世界を飲み込み作られた世界。神の如きモンスターが生息しており、日々争い合っている。時間の流れは決まっておらず、地上と歪みが発生している。侵入方法はダンジョンを大きく破壊すること。脱出する方法は奈落の世界にある三ヶ所の階段を探すか、特定の神の如きモンスターに頼るしかない。40階をクリアした程度の探索者パーティでは生き残れない。50階をクリアした探索者パーティでもモンスターは倒せても生き残れない。60階をクリアした探索者パーティならば神の如きモンスターに出会わなければギリギリ生き残れる。以下省略


ーーー

明日の幕間で書き溜めに入ります。

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― 新着の感想 ―
そんな装備で大丈夫か。
不屈の大剣くーーーん……
ぱーふぇくとぼでぃ!
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