66 つよつよミミックのねじ切り
どうやらあのイケメンボウケンカとやらはオレ様の思った通りにキシンカイとやらの連中を連れてきたようだな。
「オラー! ミミックがナンボなもんじゃい!」
「ワイのスキル、岩石砕きならミミックじゃろうが一撃じゃい!」
「フン、オレのスキル、5ショットなら同じ場所に五連続で銃を当てれるのさ」
よくもまー、有象無象がくだらないスキルを自慢しているものだ。
それで本当にオレ様に傷一つでもつけれる奴いたら褒めてやるよ。
キシンカイの連中はオレ様目掛けて走ってきた。
さて、ザコから片付けるか!
オレ様は舌を伸ばして殴り飛ばしてやった。
「ぶべらっ!」
「げぼぉっ!!!」
「のぺっ?」
弱すぎる。
コイツらゴブリン以下の強さでよくもまあこれだけ偉そうに叫んでたもんだ。
「な、なんだあの強さ、聞いてないぞ!」
「ここで舐められたら鬼神会の名が泣くわ、見ろ。オイのスキルドスの舞じゃあ!」
なんだ、曲芸を見せてオレ様に見逃してもらおうってのか?
だがお断りだ、さっさと消えろ。目障りだ!
ドゴッ! グザッ ガスッ!!
ドスの舞とやらをオレ様に見せようとしていたザコはあっという間に地面に叩き伏せられた。
「ひいいー、強すぎる」
「どけ、オレが吹き飛ばす!」
「流石は兄貴、元自衛官だ!」
何か巨大な筒のようなものを持ったやつがオレ様に武器を向けた。
「バズマサの兄貴がいればこっちのもんじゃ!」
「マサのアニキは敵の事務所にバズーカ打ち込んだ猛者じゃ、ミミックもひとたまりもないわい!」
「島田のアニキのバズーカなら安心じゃわい」
なんだなんだ、そんな遠くからオレ様に攻撃仕掛けてくるつもりか?
アレは何かの魔法具か?
「往生せいやーっ!!」
ドゴォオオオン!!
な。なんだあれは?
「やったか、ヘッ何がミミックじゃ、ひとたまりもないわい」
ふー、驚いた。
ありゃりゃ、箱がひっくり返ってしまったじゃないか。
しかしアイツ面白い事してくれたな。
さて、しっかりとお礼させてもらおうか!
オレ様は舌で地面を逆立ちする形になり、元の体勢に戻った。
「な、なんやと? バズーカの直撃受けて無傷やと!?」
さて、面白い曲芸見せてもらったお礼にしっかりと殺してやろう!
「もう一発喰らえやぁー!」
ベシャッ!!
オレ様が舌を伸ばして攻撃すると、さっきの男の首から上が吹っ飛んだ。
頭を無くした男の武器はそのまま暴発し、辺りの連中を巻き込んで吹き飛ばしてしまったようだ。
「ひええ! 島田のアニキが殺られてしもた!!」
「か、勝てるかあんなの! ズラかるでっ!!」
逃がさん!
オレ様はその辺りにいた奴らを全て舌で叩き伏せた。
もう立っている奴は少し良い服を着たやつだけだ。
「な、なんや村田。アイツの強さ、聞いとらんぞ!!」
ムラタってのはあのイケメンボウケンカのことか。
まあ良い、オレ様を怒らせたバカをお仕置きしてやろう。
イケメンボウケンカが逃げたからネジ切るのはコイツで良いだろう。
「さあ、キサマ。どこをねじ切られたい?」
「ひえええ、助けて、助けてください。お願いします」
おやおや、先程まで威勢の良かったやつがずいぶんとヘタレたものだな。
まあいい、コイツをねじ切ってやろう。
アルカとハコザキがコイツらをどうせデジカメとやらで覗いているのだろう。
オレ様は舌を伸ばして絞るように男の腕を捻った。
バキバキバキバキベキボキ……。
「ギャァァァァア! いだい、いたいー!!」
ねじ切った手には何か変な絵が描かれていた。
まあ良い、味に変わりはないだろう。
オレ様は男の手を噛み砕いて食べた。
うーん、何か変な味がするな。
まあ良い、ねじ切って食べるのは他の部分も同じだ。
オレ様はイスズの体のあちこちをねじ切った。
流石に首をねじ切るとコイツも死んだようだ。
さて。残った奴らを全部食べ尽くしてやるか。




