表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

101/116

72 つよつよミミックのダンジョン挑戦(エスペランサ視点)

 皆さまどんどん先に進んでますー。

 わたくしもそれについていく形で歩いてますが、皆さまとてもお強いですわー。


 特にボックス様は、一人で舌のような鞭というかハンマーみたいな武器を使い、大量にいたモンスターさんを血祭りに上げましたー。


 彼の強さはとても一言では表せませんわ。


 ライオンのような巨大な鳥のようなモンスターとか、ものすごく大きな岩で出来たお人形さんとか、骸骨さんもあっという間に倒して、わたくし達は十三階ってとこまで来ましたわ。


 ここにいたモンスターはドランクオーガー、何か飲みながら棍棒を振り回すとても危険なモンスターさんでしたわ。

 でもボックス様はそんなモンスターさんを舌のような鞭で打ち砕いてしまいましたわ。


 あっ。わたくしに何か瓶が飛んできて……当たってしまいましたわ……。


 バリィーン!!


「アッ!?」

「うわぁ……」


 ………何だよ、この匂い。

 何というか随分と安っぽい酒だな!


 というか、オレの着ている服が汚れてしまったじゃねえかよ!!


「テメェ、ふざけんなよ! オレの服汚しやがって!! ブッ殺してやるぜ!!」


 オレは目の前のデカブツに叫んだ。

 すると、ソイツもオレに攻撃を仕掛けてきやがったので、棍棒をへし折ってやった!


「ウガッ!?」

「オイ、クソヤロウ、オレの服を汚した弁償代をさっさと払えよ。そうだなぁ、千ユーロってとこかな!」


 オレの着ている服はそんじょそこらの安物じゃねぇ!!

 この無礼者のクソモンスターにオレの攻撃を見せてやるぜ!!


「ガァアアア!」


 酔っ払いの巨大なバケモノがオレに襲いかかってきた!

 だがこんな緩慢な動きでオレを捕らえられるわけがない!


「ケッ! こんな動きでオレを倒せるかよ!」


 オレはこのデカブツの攻撃を避けながらパンチを腹に叩き込んだ!


「グゲェッ!」


 ヘッ! オレのパンチは鉄すらへし折るんだぜ!

 こんなデカブツの腹くらいならなんてことない!


 だがまだまだオネンネするには早いぜ!!


 オレはパンチのラッシュを何発もねじ込んだ!

 すると、流石のデカブツもオレのパンチに耐えきれなかったのか、その場にうずくまった!


 バカが、そんな無防備なら急所がら空きだぜ!!

 オレはデカブツの鼻っ柱目掛けてパンチを打ち込み、目にもパンチを叩き込んだ!

 人間の目ならオレのパンチがえぐりこむワケがないが、このデカブツの目はちょうどオレのパンチが入るサイズだった。


 オレのパンチはデカブツの両目を奪い、コイツは痛みで苦しんで暴れ出したみたいだ。

 暴れたデカブツはオレを倒そうと辺りにやたらめったら攻撃してだがそれは全くオレとは違った場所を攻撃していた。


 どうやらその攻撃の一つがあの箱の怪物に当たりそうになったが、箱の怪物は長く伸ばしたムチみたいな武器でソイツの頭を叩き潰した!


「スゲエ、あのデカブツを一撃でやりやがった……!」


 頭の無くなったデカブツはその場に倒れ、そして消滅した。

 ふう、久々に殴りがいのある敵と戦えたぜ!


 オレが安心すると、力が抜けて途端に眠くなってきやがった……。

 ——クソっ! 今回はこれまでかよ……そして、オレは意識を……失った。


 ……あら? わたくし、どうしていたのかしら。

 何だか服装が汚い血や体液でベトベトですわ。


 わたくしはいったいどうしたのかしら。

 でも何だか手が痛いですわ……。


「皆さん? いったい何があったでしょうかー?」


 でも、誰もこの件には答えてくれず、話をはぐらかすだけでしたわ。


 わたくし達は扉を開き、下に向かう階段を降りましたー。

 どうやらここは十四階という場所みたいですわね。

 ここにいるモンスターさんはとても強そうで、わたくしはこのままでは食べられてしまうかもしれませんわ。


 ですが、なぜかわたくしがモンスターさんの投げた石の攻撃を受けても、全然痛くありませんでしたわ。


 いったい何があったのでしょうかー?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星★★★★★よろしくお願いします! していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません! ぜひよろしくお願いします!

ゆーたん(たけのこ派)

別作品です、こちらもどうぞよろしくお願いします。
双子が姉妹の令嬢として再度生まれて人生を入れ替えてやり直す話です

運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す



魔族の男がポンコツ女達に振り回されるギャグです

魔王軍最強触手幹部 左遷先の不毛の地で困窮する食糧事情を解決、なし崩しに出来たハーレムで本土に逆襲大作戦!!

元ゲームクリエイターが転生して救世主になるファンタジーです

『転生クリエイターのマップチェンジャー』圧倒的な魔力でチート能力を使い一瞬で天変地異を巻き起こす元ゲームクリエイターの転生者はハズレスキルの地面作成(マップチェンジ)を使いこなし救世主となる!

改心したワガママ令嬢が人生をやり直す話です。

ワガママ令嬢は挫けない 〜傾国の悪妃として処刑されましたが、今度こそ誰もに愛されるよう努力します〜

ロボアニメの悪役に転生してしまう話です。

子供の頃見ていた合体巨大ロボアニメの超絶不人気外道悪役に転生してしまったエンジニアの俺が生き延びる為に!? 残り四十三話で死亡フラグを叩き折れ! とにかく非人道計画は絶対回避で全力アピールすべし!

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ