もし真帆乃を押し倒せば
正面から真帆乃は信一に抱きつく形になる。まるで恋人のように密着していて、さらに真帆乃は信一の右足にまたがるように自分の足も動かす。
ぴったり密着し、信一はどきりとする。真帆乃の大きな胸も押し当てられ、信一はうろたえた。
真帆乃の顔はすぐそばにあって、いつでもその唇は奪えてしまう。
真帆乃の顔は耳まで真っ赤だった。甘い香りに、真帆乃を女だと意識させられる。
このまま雰囲気に流されて、真帆乃にキスをすれば、もう止まることはできなさそうだ。
信一も真帆乃を抱き寄せようと、その腰に手を回す。その途端、真帆乃が「ひうんっ」と悲鳴を上げて、びくりと震える。
真帆乃の豊かな胸が信一の胸板と重なり、信一はどくんと心臓が跳ねる。
「し、信一……動かないで」
「う、動いているのは真帆乃じゃない?」
「そ、そうだけど……」
このままキスをして、ソファに押し倒して、真帆乃の服に手をかければ……。真帆乃は信一のものになる。
かつて手に入らなかった幼馴染を、信一は自分のものとすることができる。
「信一……?」
黙っていると、真帆乃が首をかしげる。いよいよ信一は決心した。
(もうどうなってもいい……)
後のことなんて考えず、真帆乃にキスしてしまおう。
そう思って信一は真帆乃に口づけしようとし――。
そのとき、「ピーピピピッ!」と電子音が鳴った。二人とも驚いてびくんと動き、うろたえる。
「ひゃうっ」
真帆乃が甲高い可愛らしい悲鳴をあげる。
信一も真帆乃も体勢を立て直そうと、互いから離れる。
ふたたび信一と真帆乃はソファのとなりに座る形になる。真帆乃は名残惜しそうに信一の足のあたりを見つめていた。
「お風呂が湧いたみたい……」
「ああ、なるほど。自動湯沸かしかのお知らせ音か……」
信一はつぶやきながら、頭が徐々に冷えていくのを感じた。冷静になると、真帆乃にキスする勇気なんて、とてもなくなってしまう。
「いいところだったのに残念」
真帆乃が小さくつぶやいて、信一を上目遣いに見る。
「いいところって何が……?」
「わかっているくせに。続きは……お風呂よね」」
真帆乃はふふっと笑い、乱れた衣服を整えて立ち上がった。
短編ラブコメもよろしくです!
タイトル:幼馴染に俺が振られたら、美人で優しい義理の姉のブラコンが過激化してヤンデレになった
URL::https://book1.adouzi.eu.org/n5609hz/
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