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岩崎先生×チョコレート①

「あれぇ〜、藤堂先生が、医局にナースさん達からのチョコあるって言ってたけど、チョコ様はどこ!?」


 まさか! これも神隠し!? 神様は甘いものが大好きなのか? 神様、独り占めしたら糖尿病になるよぉ〜。


 病棟に行って回診をしてこよう。


「さと君。今、手隙だったら回診しようか」


「僕、まず陽菜先輩のチョコの確保行ってくるんで忙しいんです」


「何!チョコ!? さと君、陽菜ちゃんからチョコレートなんてもらったの!」


「休憩室に置いてくれてるんですよ。手作りぽいんですけどね。メモに【良かったら召し上がってください。happy Valentine 陽菜】って書いてあったんですよ。ちょっといってきます」


 ナースステーションには神隠し起こらないんだね。素晴らしいじゃないか。ぜひ医局も素晴らしい所になってくれることを祈ろう。


「岩崎先生どうされたんですか?」


 陽菜ちゃんが、声をかけてくれた。


「回診に……って思ったんだけど、さと君が、陽菜ちゃんのチョコを確保にいくって休憩室に行ってるから待ってるとこだよ」


「何してるの悟は!」


「良いんだよ。陽菜ちゃん。チョコは重要案件だから」


「岩崎先生、たくさんもらうんでしょ?虫歯とか糖尿病とか気をつけてくださいね」


「陽菜ちゃん、そんな心配要らないくらい何もないんだよチョコ様」


 陽菜ちゃんは、ちょっと待っててくださいねと言って休憩室に行って、しばらくして戻ってきた。そして


「良かったらどうぞ」


 そう言って、ラップに包まれたチョコを手のひらに乗せてくれた。


「おぉ!チョコ様。陽菜ちゃん。ありがとう。大切にするからね」


「いやいや食べてください。練習で作った試作品のチョコなので」


「練習? それじゃあ、これ本命チョコじゃないの?」


 そこへチョコを確保した悟が戻ってきて声をかけた。


「岩崎先生、本命チョコならラップでぐるぐるはないでしょう。せめて100均のラッピング袋に入れますよ」


「悟、本命チョコなら100均のラッピング袋なんて使わないでしょ!」


 真智先輩が、ツッコミを入れていた。


「そんなに、チョコチョコ言ってると、休憩室のチョコレートは今から全て没収しておくからね」


 うわっ、神隠しより怖いかもぉ〜。医局に戻って陽菜ちゃんにもらったチョコ様を隠してこよう。



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