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研修医×癒し
──今日も藤堂先生、容赦ないなぁ。ナースステーションで白衣の天使の皆様に癒されよう。
岩崎研修医はナースステーションへとやってきた。
すると、笹井君が坂倉看護師に何やら怒られている。見てはいけない場面に出くわしたようで気まずさを感じたが、来てしまったものは仕方がない。堂々としよう。
「岩崎先生、どうしたんですか?」
NICUの癒し。陽菜ちゃんが声をかけてくれた。
「藤堂先生、もうね。あれもこれもってどんどん仕事押し付けてくるんだよ。どれだけ時間あっても足りないんだよぉ〜」
「頑張ってくださいね。岩崎先生」
──NICUの天使。いや、研修医達の天使陽菜ちゃん。僕に癒しをください。
「行っちゃうんだ……」
「今から、沐浴なんです」
「そっか、それなら仕方ないね」
「ってか、どうしたんですか?
普段そんな事言わないのに。それじゃあ行ってきます」
「陽菜ちゃん、頑張って」
笑顔で僕の横を颯爽と通り過ぎていった。
──よしっ。癒しをもらった。カルテ整理頑張りますか。
目の前にコトンと置かれたコーヒーと、差し入れのおやつから視線をあげると微笑む笹井君。
「ありがとう」
笹井君にお礼を言うと。
「真智先輩と陽菜先輩からです」
ここのナースは研修医にまで気遣いしてくれる人達だから、後期研修はここで決まりだなと心に決めた。




