表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
166/173

陽菜×悩み

 師長に言われたこと考えないでもないけど、今ここを離れたくはない。


「陽菜ちゃん、交換研修会に参加してみない?」


「えっ? 交換研修会ですか?」


「そう。総合子供医療センターへ1ヶ月。ここでは学べないことを学べると思うわよ。あなたが目指している看護をより身近に感じられると思う」


 誰にでも声が掛かるわけではないと分かっている。師長が、私を推薦してくれる気持ちも嬉しい。でも、看護師になりこの病棟でしか働いたことがない。1日の研修会は何度か参加させてもらって勉強させてもらった事もある。


「陽菜、悩んでる?」


「真智先輩」


 きっと師長から聞いたんだろう。答えを出せない私に真智先輩は、寄り添ってくれる。このあたたかい雰囲気の病棟を出て、私は勉強ができるのであろうか。


「陽菜、日勤終わったらご飯食べに行こうか」


「はい」

 

「その時に、いろいろ聞いてあげるから。ひとりで悩まなくたって良いんだよ」


 真智先輩の心遣いに感謝して、午後からも笑顔で頑張ろうと思えた。


「陽菜せんぱ〜い、ももちゃんおしっこぉ〜。お湯替えてくださ〜い」


「今行く」


 悟のいつもと変わらないこの声に、何かが吹っ切れたような気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ