陽菜×主任会議用の買い出し
悟、やけに機嫌がいいような……。
「陽菜ちゃん、尚くんの採血を午前中に検査に出せる?」
藤堂先生に声をかけられた。時計を確認して藤堂先生に声をかけた。
「今からしたら午前中の集配に乗せられますから大丈夫だと思います」
「それじゃあ、急いで依頼書出すね」
藤堂先生からの依頼書を受け取り、採血に必要なものをトレーに準備に取り掛かると
「陽菜先輩、尚君の採血僕がしますよ。先輩、主任会議の準備の買い出し頼まれてませんでした?」
あっ、そうだったかも。でも採血してからでも間に合うかな。
「採血してからでも間に合うよ。ありがとう大丈夫だよ」
「じゃあ、僕が買い出し行ってきましょうか?」
いやいや、悟に任せると怪しい飲み物買ってきたら困るしなぁ。これも自分で行った方が良いと思う。間違いない!そんな時
「さとるんに、買い出しはダメだよ。お茶買ってきてって頼んだのに、エナジードリンク買ってきたの誰だっけ?」
「うわっ、真智先輩。僕は先輩達がお疲れだと思ってお茶よりコレだなぁって思って用意したんですよ。僕からの先輩達への愛情ですよ」
いやいや、愛情あるならお茶って指定したんだからお茶買ってきて!と内心思っていた。
「悟、頼まれたものはきちんと買いに行かないとお使いにならないんだよ。こんなこと小学生でもわかるよ」
「えぇ〜、僕、小学生よりも役に立ちますよ」
悟のその自信はどこからくるの?
「あのお、尚君の採血終わったので、主任会議用のお茶買ってきます」
「陽菜ちゃん、早いね。師長からお金もらってる?」
「先程、もらいました」
「行っておいで。本数多いなら荷物持ちで悟連れてく?」
「足りない分の5本の買い足しなので大丈夫です」
真智先輩とそんな会話をしていると
「陽菜先輩、僕のお茶もあったりしますか」
はっ? 主任会議用のお茶って言ったよね私。
「悟が主任看護師に昇格したら、主任会議用のお茶飲んで良いからね」
「真智先輩ぃぃぃ〜、いつになるのでしょう」
「ずっとこのままのような気がするわ」
「ひぇ〜、真智先輩ぃぃぃ〜、どしてぇぇ〜」
ってか、うるさいなぁ。このふたりの会話。こっそり買い出しに行っちゃおう!
なんだかんだ賑やかなナースステーションだなぁ。




