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【145話の鴻上side】鴻上先生×藤堂先生からの相談

145話の鴻上先生視点を綴っています。

 藤堂先生が、何やらソワソワしている様子に違和感を感じた。そして、医局の中を見渡している。そして俺の横に椅子を滑られてきた藤堂先生に若干引く。そしてコソコソ話しかけてきた。


「鴻上先生、お時間が許せば少しご相談があるのですが」


 うわっ、いきなり改まってなに?覚悟して聞く話か?


「藤堂先生、そんな改まって怖いですねぇ」


「先生、どこか落ち着く個室になってるようなレストランとかご存知ないですか?」


 えぇ〜、いよいよプロポーズかぁ!藤堂先生の溺愛っぷりは半端ないもんなぁ。天然陽菜ちゃんついにかぁ。なんか寂しく思うなぁ。NICUの天使が遂に藤堂先生に捕まるんだね。いやいや、おめでとう!


「えっ? いよいよですか」


「鴻上先生?」


 友人の北大路がオーナーを務める、あのレストランならプロポーズに最適だよな。でもテレビで紹介されて予約困難って言ってたよなぁ。なんとかならないかなぁ。仕方ない連絡してみるか。


「いやいや、そうですねぇ。俺の友人がオーナーをしてるお店なんだけど、最近テレビで紹介されたみたいで予約が取りにくくなってるみたいなんだけど、良かったら聞いてあげようか?」


「えっ、そのテレビ観たかも知らないです。坂倉さん達が盛り上がってたあのレストランですよね」


「あー、そうそう。そこだよ」


「鴻上先生のお友達がオーナーさんなんですか! もし予約できるなら3月14日のディナーで予約したいです」


「陽菜ちゃんの日勤終わって……だね。うんうんわかったよ。余裕を持って19:00くらいでどう?」


「良いんですか! よろしくお願いします」


「ダメ元だよ。俺でも本当に最近予約取れないんだから」


「わかりました。助かります。よろしくお願いします」


 勤務が落ち着いた頃合いを見て、スマホを手に中庭に移動して北大路に連絡をした。


「もしもし」


「真斗、急に連絡悪いな」


「翔から連絡なんて久しぶりだな」


「職場の後輩で、一世一代の勝負の日らしくてレストランの相談をされた時に、お前の店が思い浮かんで聞いてみてやるって言ったんだよ。予約できないかなぁとお願いの電話だ」


「いつだよ」


「3月14日19時くらいでふたり」


「お前、ホワイトデーじゃん」


「やっぱり記念なんだろう。陽菜ちゃんを喜ばせてやりたいんだろうな」


「ちょっと待ってろ。確認する」


「助かる」


 ホワイトデーかぁ、藤堂先生そんな日にプロポーズするのかぁ。やれやれ。


 ファイルをガサガサしてる音がする。きっと忙しいんだろうな。まぁ、ダメ元でと伝えてあるから断られても文句はないだろう。しばらくして


「翔、なんとかするわ。3月14日19時で2人だな。予約の名前は?」


「藤堂大雅で」


「わかった。しっかりおもてなしさせてもらうよ」


「ありがとう。ほんと助かった。よろしく頼むな。可愛い後輩だから」


「おう。任せておけ。またな」


 頑張ってくれたんだろうなぁ。藤堂先生に伝えてあげようか。喜ぶ顔が目に浮かぶよ。


 ナースステーションにいた藤堂先生に連絡を入れると速攻で医局に戻ってきた。はやっ。あはは……。


「藤堂先生、3月14日19時に予約取れましたよ。藤堂で2名で予約しておいたから。頑張って!」


「ありがとうございます。助かりました」


「ふぅ〜ん、いやぁ、そうかぁ、藤堂先生」


「はい?」


 そんな会話をしていると、医局の入り口から賑やかな声が響いた。


「鴻上先生、ナースさんたちから差し入れだそうです」


 岩崎先生、計算され尽くしたようなタイミングで医局に戻ってきたね。藤堂先生もあからさまにホッとしたような表情だし。ひと仕事を終えたからナースさんからの差し入れで休憩しようかな。



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