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真智先輩×後輩看護師

「真智先輩、今日の搬送担当なんですけど、生理痛が酷くて薬を服用してるので、誰かに代わってもらっても良いですか?」


──女性は大変なのよね。わかるわ! 私も酷い時あるから。


「陽菜に行ってもらうよう声かけておくわ。酷くなるようなら無理しないで半休取って良いからね」


「ありがとうございます。助かります」


──陽菜に言わないとね。あの子よく引き当てるから。ふふっ。陽菜頑張れ〜。


「陽菜、ちょっと良いかな?」


 陽菜を呼び、搬送依頼があったら三崎さんの代わりに担当して欲しいことを伝えると快く快諾してくれた。


──さすが私の教え子だわ。ん? もしかしてドクターは……。


 当番表を確認すると「鴻上先生」と書かれてあった。


──違ったか……。まぁ、あの子はそんなことで受ける受けないを決めるような子ではないか。


 急変も搬送依頼もなく穏やかな午後の病棟に……。


「ひぃちゃん、オムツ替えましょうねぇ。わにさんうんち出まちたねぇ〜。偉いですよぉ〜。お尻綺麗にしましょうねぇ」


 話しながら手際良く替えていく悟。


──はじめはどうなることかと心配だったけど、陽菜が初めてつけた見習い看護師で、その陽菜は私が教えた子だから、心配はしてないけど、なんせあの悟だからねぇ。今ではウチの病棟に欠かせない子に育ってくれたことだし、陽菜の頑張りには感謝しかないわね。


「真智せんぱ〜い、うんちぃ!」


──もう、主語を言いなさいよ! 私がしたみたいじゃないのよ!


「どうしたの?」


「わたるくん、お風呂でうんちしちゃって、お湯張り替えてくださ〜い」


「始めからそう言って欲しいわね」


「真智先輩、早くしてくださいね。わたるくん寒いですよ」


「はいはい」


──怖いもの知らずな後輩だけど、仕事は丁寧なのよね。


 後輩達の成長を嬉しく思う。


 そろそろ楽をさせてもらいたいなぁ。なんて思っていると。


 ぷ〜。


「あらわたる君、お腹お元気ね。今お湯替えるからね」


「真智先輩。今のは僕です」


「あら悟さん。大人なのにね。恥ずかしいわねっ!」


 私の言葉にわたる君も手足を動かし、悟に臭いアピールをしているように感じた。


「わたる君がこんなに元気に!? 真智先輩、僕のおならって学会で発表したら……」


「笑い者になるでしょうね」


「……さぁ、お風呂に入りますよぉ。気持ちいいですねぇ」


──無かったことにしたわね。てか、臭っ! 

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