73話 怪しいお薬と懐かしの実家のこと。
「これは……」
宮田さんが、目の前のビニール袋を真剣な目で見つめている。
それは……ちょい前にコンビニで襲ってきた連中のポケットから見つけたものだ。
数は、6つ。
「私の判断では断定できませんが……おい、森山」
「はっ!」
なんか、見るたびに逞しくなっているような森山くん(弟)がビシッと背筋を伸ばした。
「すまんが3階の山鹿さんにこれを持って行ってくれ。検査を頼みたい」
「はっ!」
森山くんが再び元気に返事をし、例の袋を持って小走りに去っていった。
……変われば変わるもんだなあ。
「あの、森山さん……随分変わりましたね」
「ははは、この状況では変わらざるを得ませんよ」
俺のこぼした言葉に、宮田さんは嬉しそうに笑うのだった。
・・☆・・
ここは、懐かしの友愛高校……の、職員室。
コンビニで見るからに怪しげな物質を見つけた俺達は、とりあえずここへ持ち込むことにした。
だって御神楽は今大変だし……もしも麻薬なら、警察の方が慣れてると思ったからな。
「生き残りの警官に、組織犯罪対策課の人員がいましてね。彼なら慣れているので、すぐにわかるでしょう」
そしきはんざい……?
「(暴力団の取り締まりに関する部署ですよ)」
ああ、ありがとう神崎さん。
でも普通に喋ってくれればいいのに……何故耳打ちを。
ちなみに、式部さんはここに詰めている自衛官と情報交換の為に席を外している。
……たぶんアレだ、諜報的な感じの人だな。
「しかし……いや、まだ確定はしていないので明言はよしましょう。とにかく、お疲れ様でした……そうそう、田中野さんのお知り合いの家族に会いに行ってはどうですか?」
おー、新たちね。
そうだなあ、最近顔も出せてないしいいかもしれん。
「田中野さん、どうぞお好きに。私は巡査部長と情報交換をしますので……」
「そうですか? それなら、ちょっと席を外します……スイマセン」
俺がここにいてもできることはないだろうしな~。
「部屋は以前と変わっていませんので……ああ、そうだ」
宮田さんが、少し声を潜める。
「(以前あなたに悪感情を抱いていた避難民のことはお気になさらず。彼らはもうなにもしてきませんので)」
……な、何故?
「(まさか……)」
「(ああ、いえ。彼らはここにいますよ。ですが……もうすっかり大人しくなりましたので、はい)」
にっこり笑う宮田さんの、目だけが笑っていない。
お~……言及するのはやめとこ! そうしよ!!
俺が平和になったからそれでいいじゃないか! HAHAHA!!
「おじさん!」
以前の茶道室に行く階段を上っていると、下から走ってきた足音に続いて声をかけられた。
振り向くと……ワオ、以前よりもさらに真っ黒になった新だった。
「うーす新、元気にしてたか?」
「うん! 今日はどうしたの? 何かあったの!?」
別に非合法なお薬の説明をする必要はないから~……
「モンドのおっちゃんの家に行くついでに、遊びに来たんだよ」
「さっすがおじさん! 相変わらず自由だね!」
……言葉として聞けば馬鹿にされているようだが……新の表情からその意志は読み取れない。
尊敬MAXって感じだ。
「……ああ、男は自由じゃなきゃな」
なので、俺もよくわからん返答をして……一緒に行くことになった。
「そっちはどうだ? 変わりはないか?」
「うん! もうすぐ新しいトウモロコシも収穫できるんだ! あ、あと自衛隊が豚を分けてくれて――」
この生活を満喫しているらしい新は、目をキラキラ輝かせている。
それだけで、俺はここが正常に運営されてる確信を持つことができた。
あの時助けてよかったなあ、本当に。
無職気まぐれ散歩もたまには役に立つ、ってわけだ。
「田中野さん!」
「うおお!?」
茶道室の扉を開けて……ちょいと先にいた志保ちゃんが俺を見つけた。
次の瞬間には、あっという間に距離を詰めてきた。
義足はつけてるけど、片足でジャンプしてきたぞ! 元気そうでなにより!
「おっとと……見りゃわかるけど、元気そうだな」
体当たり気味にハグされてしまった……これは不可抗力なので、俺に罪はない。
「はい! 元気です!」
山中姉妹は健康的に日に焼けているなあ。
ストレスとかも特になさそうでよかった。
「姉ちゃんは本当におじさん大好きだよね~……あ、お茶入れるから先に部屋行ってて~」
新はその状況をスルーし、とっとと別の方へ。
こやつ……成長しておる! いいことだが、なんか寂しい。
「こっちです! 母さんと朋子おばさんはいませんけど、ゆっくりしていってください!」
「お、おお……」
俺といえば、志保ちゃんに引きずられるばかりである。
力も強くなって……よかった、よかった。
「そんでね、警察の人がゾンビを掃除してくれたから近くを散歩できるようになったんだよ! 姉ちゃんもウォーキング頑張ってるんだよね!」
「ほお、そりゃあいい。ここも随分暮らしやすくなったんだなあ」
お茶をいただきつつ、近況報告を受けている。
そっか、来るときにやたら道が綺麗だと思ったらそんなことになってたのか。
「畑も増やしてるんですよ、周りの空き地に土を運んだりして……新も働いてるんです」
志保ちゃんは、自分が参加できていないのでちょっと申し訳なさそうだ。
そんなことまでしてんのか……
「たまげたな、俺よりもしっかり働いてるじゃないか」
「そんなことないよ~……おじさんは今何してるの?」
……最近やったこと、か。
ええと……
「……もっぱら物資回収だ。冬に備えてな……馬のこともあるし」
「え!? 馬、今馬って言った!?」
あれ、言ってなかったか?
「おう、ちょいと前に迷い馬を保護したんだよ……ホレ」
スマホを起動して、直近の画像を表示させる。
ゾンちゃんがサクラたちと追いかけっこしてる写真だ。
その後ろには、馬房から様子を見ているヴィルヴァルゲも写っている。
「うわ~! 仔馬かわいいし、お父さんもかっこいいね!」
「あ……お母ちゃんなんだ、それ」
ヴィルヴァルゲ、イケメンだからなあ。
「田中野さん、馬も助けるなんて優しいんですね……」
「いやいやいや、たまたま近所にいたからだって。食うものだって牧草だからあんまり負担かかんないし……」
「おじさんって基本超いい人だよね~!」
この姉弟の中で俺がドンドン英雄にカテゴライズされている気がして恐ろしい。
違うから! 俺はあくまでやりたいようにやってるだけだから!
気に入らん敵対者はだいたい成仏させてきたしさあ!!
「……ああ、そういえば忘れてた」
周囲の気配を探る……うん、たぶん聞き耳は立てられてないな?
「ホイ、何かの足しにしてくれよ」
ベストの各種ポッケから、回収してきたお菓子類を放出。
飴玉、ガム、カロリーバーにチョコレートだ。
ここら辺はまだまだ転がってるから積極的に回収している。
「わっ……(おじさん!ありがとう!)」
「(本当にいつもありがとうございます! 大事に少しずつ食べますね!)」
姉弟は一瞬で空気を読んだ。
素晴らしい……俺よりもよほどうまくやっているな。
「(ここのご飯はおいしいけど、こういうのは手に入らないからね)」
だろうなあ。
とても全員に行きわたる量ではないし、安定して入手もできない。
「最近スルメが大好きになったんだよ、海の避難所から届くんだ!」
おー、懐かしの水産センターか。
あそこも大丈夫みたいだな、その様子だと。
「そういや、今更だけどお母さんたちはなにしてんだ?」
「朋子おばさんは小さい子たちに国語っていうか……読み書き? の勉強させるんだって。せめて小学校低学年の漢字くらいは覚えといたほうがいいからって」
あー……そうか。
俺は全くそこら辺に理解が及んでいなかった。
そうだよなあ……この騒動で学校どころじゃないもんなあ。
逆に言えば、ここはそれができるくらい落ち着いてるってことだけど。
「母さんは家畜の診察に行ってるんです。暑さで豚が体調を崩したみたいで……」
あーあー、そういえば獣医さんだった!
2人とも、しっかりここに受け入れられて頑張ってるんだなあ……
「それよりさ! 龍宮の話聞かせてよ! なんか最近面白いことあった?」
新め、キラーパスを投げてきたな……ええと……
「面白いか……ええと、友達が爆発に巻き込まれて鉄パイプが腹に刺さったんだが……」
「それは面白いじゃなくて恐ろしいだと思う!!」
……話しといてなんだが、俺もそう思う。
・・☆・・
「やはり、アレは麻薬で間違いないとのことです」
新たちと談笑して……気付いたら新と一緒に昼寝していた俺は、呼びに来た神崎さんにアホを見る目で見られた。
それで、彼らと別れて職員室まで戻ってきたワケだ。
また機会があったら顔を出しにこよう、大丈夫だとは思うが……気になるしな。
そして、宮田さんはさっきの限りなく違法に見える薬物についての報告をしてくれた。
神崎さんも、式部さんもいる。
「メタンフェタミン系……まあ、覚せい剤ですよ。それに、純度が極めて高いそうです」
覚せい剤か~。
高校の薬物乱用防止教室を思い出すなあ、たしかシャブとも言うんだっけ?
同じシャブならしゃぶしゃぶの方がいいな、俺は。
「ええと……純度が高いっていうと?」
「混ぜ物をしていない……つまり、何らかの非合法組織が大量に流通させる前の状態に近いと」
へえ、流通させるときになんか混ぜてカサでも増やすのかな?
しかし、非合法組織……
「まさか、『レッドキャップ』です?」
「いいえ、その線は薄いかと」
俺の渾身の推理が外れてしまったので、もう何もわからん。
「おそらく、龍宮の『瀧聞会』が貯えていたものでしょう。ゾンビ騒動の前に、一斉摘発の動きがありましたから……」
ああ、いたねそういう人間の放射性廃棄物集団が。
もうほとんどこの世に残ってないと思うけど。
「なるほど、管理してるヤクザがいなくなって……誰かに見つかって……って感じです?」
「概ねその通りでしょう。確実ではありませんが」
ふーむ……生きてる時もろくでもなく、かといって死んでからもロクなもんを残さんなアイツら。
やっぱりいいヤクザなんてのは映画やフィクションの中にしかいないんだろうなあ。
俺、あんまりやくざ映画見ないけどさ。
「見つかったのが龍宮市街ですので、多分詩谷までは回ってこないでしょうが……気を付けておきます。麻薬中毒患者は厄介ですので」
「そうですか?」
ぶっ殺したけど、それほど脅威には感じられなかったが……
「痛覚や判断力が鈍りますから、制圧ではなく殺害を目的として立ち回る必要があるので……」
ああ、警察はそういう感じなんだ。
俺としちゃ関係ないがな。
かかってきたら、ぶち殺すだけだ。
「まあでも、痛覚が鈍いったって手足をへし折れば無効化はできますよね。物理的に動けないんですから」
噛まれても感染しないから、脅威の少ないゾンビみたいなもんだろ。
「ふふぅふ……まあ、一朗太さんは大丈夫でしょう、一朗太さんは」
なんですか式部さん、その含みのある台詞は。
まるで俺が一般のピープルじゃないみたいに言うじゃないっすか。
若干の抗議を込めて視線を送ると……駄目だ、いつもみたいにニコニコしていて全く表情が読めない。
諦めが肝心だな、こいつは。
「ま、まあとにかく貴重な情報をありがとうございます。秋月にも同様に報告できましたし……ありがたいですよ」
「ははは、まあこんなもんでよかったら別にいくらでも……」
いつかはこっちでもわかることだろうしな。
ちょいと早まっただけだと思う。
「田中野さんたちは、これからどうなさいますか?」
「ちょっと遠くの店に行って物資回収して……龍宮に帰りますかね」
折角詩谷に来たんだから、ついでに探索もしておきたい。
こっちのゾンビは基本的によわよわだからな、楽に探索できそうだし。
もちろん、友愛の物資回収範囲から外でだが。
ここと取り合いになんかなりたくないし。
「そうですか、でしたら雨になりそうなので……早くした方がいいですな。それともここに一泊して朝から動きますか? 部屋は空いていますよ?」
「ああいえ、それは大丈夫です。じゃあ、俺達はここで」
雨か……こりゃ、探索せずに帰った方がいいかもしれんな。
どっちにしろねえちゃんに頼まれた布やこまごましたものは、あの激臭ホムセンで回収できたし。
「お世話になりました。玄関ホールに報酬のトウモロコシがありますので、お持ち帰りください」
「えええ!? いや、悪いですよここで作ったもんを……」
「もう捥いでしまいましたので、お構いなく。余剰含め、避難民の分は確保済みですので……」
あ、これは断っても無駄な顔だな……と、俺は諦めることにした。
まったくもう……俺の知り合いは基本みんないい人なんだから……
・・☆・・
「……マジかよ」
友愛を出て、さてこれからどこへ探索しに行こうか……なんて話していたら、にわか雨。
しかも、結構な勢いだ。
「この状況での遠出や探索はリスクが高いですね……」
「むう……雲の様子から、これは長続きしそうでありますな……」
式部さんが空を見て顔をしかめている。
確かになあ、この状況は……
「しゃーない。おっちゃんのとこに顔を出そうかと思ったけど……一旦家で雨宿りしましょうか、様子も気になるし」
「そうですね! それがよろしいかと!」
うわビックリした! 神崎さんテンション高いっすね?
「(おうち……一朗太さんの、お家!)」
そして式部さんは急に黙るし。
ま、まあ……いいか!
にわかに勢いを増した雨の中、アクセルを踏み込む――うわ一般飛び出しゾンビ!?
しかも3体!!
「――ァギャッ!?」「――バォッ!?」「――ギギッ!?」
パニック映画ならこれで車が壊れるんだろうが、そこはデラックスな我が愛車。
大木くんによって超絶強化されたバンパーと装甲で、一般ゾンビ3体はしめやかに成仏した。
「雨でゾンビが元気になってますね、急ぎましょう」
どうこうされることはないだろうが、あんまりチンタラ走ってウチまでついてこられても困る。
速度を上げてとっとと実家にゴーだ!
「(僥倖、僥倖であります……!)」「(はしゃぎすぎよ、陸士長)」
今なんか言いました?
・・☆・・
「うあー、ビシャビシャだ」
ゾンビ共を振り切って実家に戻り、路上に駐車して庭にダッシュ。
豪雨の中脚立を取り出して、ベランダから家に入った。
なるべく素早く動いたつもりだったが、この雨の前では無力だった。
「うひ~、これどうぞ~」
適当なバスタオルを取って、今まさにベランダにいる2人に渡す。
とりあえずちょっとは拭かないと居間にも入れん。
「ありがとうございます」
「は、拝領いたします……!」
神崎さんはいいとして、式部さん震えすぎじゃない?
寒いんかな……?
「あの、そこに服あるんで、適当に着ちゃってください。妹のですけど」
物持ちがいい我が家には、おふくろや妹の衣服が結構ある。
アニーさんたちは背が高くて無理だったが、この2人なら大丈夫だろ。
「俺は下で着替えつつ風呂沸かしてるんで、ゆっくりしててください」
俺もビッチャビチャになったしな。
しっかり温まっておこう、風邪でも引いたらバカバカしいし。
「はい、何から何までありがとうございます」
「いやいや、別にこれくらい」
……あまり雨に濡れた女性を見続けるのもアレだし、とっとと下に行こう。
「……ごくり……すんすん」
「陸士長、それは妹さんの服よ?」
「……自分としたことが、一生の、一生の不覚……!」
「……私も間違えたことがあるわ、お互い忘れましょう」
「……は?」
「いえ、なんでもないわ、なんでも」
風呂に湯沸かし棒もぶち込んだし、着替えたし……次は何しよう。
とりあえず、お湯が沸くまで休憩しておこうか。
……ふいぃ、久方ぶりの実家ソファは夢心地だなあ……
ああ……なんか実家特有の……気安さで……眠気が……ねむ……
「田中野さん、どうし……まあ」
「結構な強行軍でありましたからなあ……このまま休ませて差し上げましょう……っと」
「陸士長、何なのそのデジカメは」
「記念であります、記念……とりあえず20枚ほど撮っておきましょうか」
……うん?
なんかいい匂いがする……
「起きましたか、田中野さん」
LED照明で照らされた居間に、神崎さんがいる。
俺は……眠ってたのか、申し訳ない。
「陸士長が食事の用意を勝って出てくれました。お風呂はそろそろ湧きますよ」
どうりで味噌汁のいい匂いがするわけだ。
台所の方から、式部さんらしき楽しそうな鼻歌が聞こえてくる。
「そりゃ……すいません、御迷惑を」
「いいえ、まだ雨ですし……動けそうもありませんので」
耳を澄ますと、ざあざあと盛大な雨音が聞こえる。
えっと今の時刻は……18時10分!?
ここに着いた時は15時前だったから……3時間も寝ちまったのか!
「いかん、連絡しないと……」
「しておきました、問題ありません」
無線機をかざす神崎さん。
「向こうも大雨のようで、身動きが取れないと言っていました」
「そうですか……こりゃ、泊まるしかないか。すいませんね、むさくるしい所で」
普通の時も夜間移動はヤバいのに、この雨ではなあ……
「なーにを仰います! 最高でありますよ!」
キッチンから鍋を持ってやってきた式部さんは、無茶苦茶笑顔だ。
鍋の中身は……おお、トウモロコシ!
「友愛からいただいたものであります! あとはお味噌汁と缶詰であります~、少し早いですが、晩御飯といたしましょう!」
テーブルに並んでいく夕飯……素晴らしい。
トウモロコシも大きいなあ。
「お風呂は沸いています、今は湯沸かしの設定で保温にしていますので」
有能すぎる……俺何もしてないんだが!?
「田中野さんは、運転でお疲れですので仕方ないかと。さあ、食べましょう」
「で、あります! 今日は何やら色々あって疲れましたから、ゆっくりするであります~」
……まあ、いいか!
別に差し迫った問題もないし! 以前にもアニーさん泊めたし! 問題は無かろう!
「それじゃ……いただきます熱ゥい!?」
ゾンビには勝ったが、トウモロコシはもっと強敵だった……!!
・・☆・・
(友愛高校での一幕)
「おじさん……美玖ちゃんの、ことだけど」
「おお、進展でもあったか?」
「おれ……とりあえず熊より強くならなきゃいけないみたいだ……」
「……そ、そうか……頑張れ」
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