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57話 空からの来訪者のこと

空からの来訪者のこと




「ぶるるっ!ひひん!」


「おいおいゾンちゃん、そいつはもう冷えてるぞ」


 露天風呂を楽しんだ翌日の朝。

馬房から出たゾンちゃんが、すっかり冷めた風呂の前で嘶いている。

よほど気に入ったんだな、温泉。


「まだ半分残ってるからな、今晩も入れるぞ」


「ぷるる!びひっ!」


 彼女は俺の言葉がわかっているように、さらにテンションが上がった。

しかも顔を冷めた温泉に突っ込んだ。


「おいおい、飲むな飲むな残り湯を」


 知らねえぞ腹壊しても。

昨日は遅かったから掃除を後回しにしちまって失敗だな。

とっとと抜いてしまおう。


「わふん」


 丁度良くサクラがやってきた。


「サクラ、ゴー!ゾンちゃんの注意を引け!!」


「わう!わう!」


「ぶるる!」


 俺に指示に従い、サクラがゾンちゃんの足にタックルして走り出す。

友達のお誘いに釣られたゾンちゃんは、嬉しそうにその後を追った。

よしよし、これでいい。


「バウワウ!」


 さらに社屋からなーちゃんがロケットスタートで参戦。

これでしばらくは敷地を無限マラソンしてるだろうな。

今のうちに排水しちまおうか。

えーと、ここのバルブを捻るんだっけ?


「お、これでいいのか」


 水が減っていく。

ここの排水は水路に流れていくようになっているので、俺がやるのはこれだけだ。

大木くん様様だな。

今晩も使うから、しっかり洗っておこう。


「フシュ」


「うおっと、なんだ?放牧に行きたいのか?」


 ブラシを取り出して掃除しようとすると、その柄をヴィルヴァルゲが噛んできた。

振り向くと……この顔は怒ってる顔じゃないな。

遊んで欲しいのか?この子もおかあちゃんとはいえ、まだ10歳にもなってないし。


「ブルル」


「おごっ」


 首元を叩くと、頭をぶつけられた。

耳を後ろに倒してないから怒ってはないと思うんだが……じゃれつきの威力が犬たちと段違いなんだよ。


「しょうがねえなあ……ブラッシングするか、おが屑まみれだし。美人が台無しだぞ?」


 噛まれたブラシから手を離し、馬房の方へ行く。

おが屑は馬の体にいいらしいんだが、体にクズがいっぱい付くのが難点かもしれんね。


 馬房横の棚から、手入れ用のブラシを取る。

あれ?いつもなら後ろをついてくるのに……というか後ろから無限にちょっかいかけてくるのに……どうしたんだ。


「どした~?」


 見れば、ヴィルヴァルゲは駐車場に出ている。

何か、気になるものでもあるんだろうか。


「おい、おかあちゃん。何か――」


 ヴィルヴァルゲの耳が、クルクルと忙しなく動いている。

そして、彼女は顔を上げて空を見つめている。


 そこまで観察したところで、俺も気付いた。


 何かが聞こえる。

聞き馴れない音じゃないが、今となっては久しぶりな音だ。

字にすれば、バタバタバタ……みたいな感じ。


 そう、世界がこうなってから初めて聞く……『ヘリの音』だ。

周囲の山に反響してまだ方向まではわからんが、確かにヘリコプターの飛行音だ。


 馬房から出て、ヴィルヴァルゲの横へ。

駐車場を走っていたサクラたちも、足を止めて揃って空を見上げている。


「一朗太さん」


「あ、式部さんどうも……これってヘリですかね?」


「の、ようであります」


 社屋入り口から式部さんが来た。

あ、屋上にはアニーさんと神崎さんがいるな。

行動がお早い。


「じゃあアレですかね……古保利さんたちの基地奪還作戦、成功ですかね」


 詩谷駐屯地のヘリ、ちゃんと使える状態で回収できたんだな。


「いえ、早朝に御神楽との定期連絡をしましたが……古保利三等陸佐はおられました。本日は作戦日ではないであります」


「え、じゃあ……別口、ですか?」


 『レッドキャップ』の連中はヘリなんて持ってないだろうし、ここへ来て第三勢力の出現ってことかよ?


「現状ではなんとも……ですが、音は……東の方角から聞こえるであります」


「東ですか」


 この状況でよく特定できたな、さすが敏腕自衛官。

ここから東って言うと……うん、山だ。


「東にはヘリがあるような基地はないはずですけど……」


「いいえ、あります。一番近所ですと、『八剱駐屯地』が」


 八剱駐屯地ぃ?

そこって……


「隣の県、ですか」


「で、あります。まあ、この段階では自衛隊機だと決まったわけではありませんが……どちらにせよ、他府県のものであります」


 わが県の東側は、白竜山脈という名前の山々に面している。

高く険しい山脈なので、直通の道はない。

俺が子供の頃にクソ長いトンネルを通す計画があったが、金がかかりすぎるとかで中止になった。

なので、この県から他府県に出るには南の端を回るか……目下不通になっている北からの道路を使うしかない。 


「音が近くなってきましたね、ここに来るんでしょうか」


「さて……この場所からではなんとも……アニーさん!」


 式部さんが屋上へ声をかける。


「目視した!真東からこちらへ飛んでくる!」


 屋上のアニーさんが双眼鏡を構えたまま叫ぶ。

その横の神崎さんも、同じように双眼鏡を覗き込んでいる。


「種別は!?」


 再び、式部さんが叫んだ。

神崎さんがそれに答える。


「……確認!『ガンマ』です!」


 ガンマ?

何そのカッコいい名前。


「陸自の偵察ヘリであります!」


 ってことは、自衛隊の人か。

もしくは……それを奪った誰か、か。

でも、そこらへんの一般人には絶対操縦とかできんよな?


「ローター下部から黒煙が見える!高度もかなり低い……死にかけで飛んでいる感じだ!」


 アニーさんがそう言ったころ、俺の目にもヘリが見えてきた。

というか、それを取り巻く煙の部分が。

ここから東の方角、山の切れ目から左右にふらつく煙の化け物が見える。


「うわ……〇プコン製かよ」


 思わず冗談が口を突いて出るくらい、そのヘリはヘロヘロと飛んでいた。

映画とかでよく見る、いかにも『墜落しちゃう~』って感じの飛び方だ。


「広域無線に返答ナシ!……信号弾!」


 屋上の神崎さんが、拳銃っぽいものを空へ向けた。

発射音が響き、晴れ渡った空に向かって赤色の煙が打ち上がった。


「アレに気付けば、周囲に着陸してくれるであります……あの飛び方を見るに、もう遠くまで飛べるような余裕はなさそうであります!」


 幸い、ここは周囲にいくらでも空き地がある。

着陸するなら大丈夫だろう。


「おかあちゃん!それにみんな!馬房へ!」


 とりあえず、動物たちを馬房に引き上げることにする。

普段とは違う状況に、ヴィルヴァルゲが鋭く嘶いた。

それを聞き、まずゾンちゃんが真っ先にこちらへ走って来る。


「よーしよし、みんなこっちだ!」


 ゾンちゃんに続いて、サクラたちも馬房へ入る。

それを見届けてから、やっとヴィルヴァルゲは動いた。

俺よりも周囲の状況が見えてんな、この母親は。


「イチロー!車を出せ!」


「了解!」


 アニーさんが社屋から走り出てきた。

大きい救急箱を抱えている。

行動が早い!


 『魂喰』だけを引っ掴んで愛車に乗り込む。

助手席に式部さんが、そして荷台にはアニーさんと神崎さんが次々と飛び乗った。


「モン、アケル!」


 キャシディさんが正門へ走る。

さすが、全員軍人だけあって初動が早い!

あ、一名元軍人だが。


「ここは七塚原さんたちにお任せしましょう!一朗太さん、とりあえず外へ!」


「応!」


 正門を開けてくれたキャシディさんに親指を立てる。

何故か投げキッスが返ってきたが、その横を通って道に出た。


「停めろイチロー!」


 アニーさんの声に従い、停車。

車のアイドリング音がしていてもなお、ハッキリとヘリの音が聞こえてくる。


「やはりエンジンがおかしいであります」


「なるほど」


 全然わからんが、式部さんが言うならそうなんだろう。

しばらく待っている間に、どんどん音が近付く。

ミラーで確認すると、半分以上黒煙まみれになったヘリが高度を落としつつこちらへ飛んできた。


「田中野さん!小学校跡へ行ってください、そこへ誘導します!!」


「アイアイサー!」


 アクセルを踏む。

小学校跡……苦い記憶が残る場所だが、あそこなら問題なく着陸できるだろう。

校舎は燃えて存在しないし。


 愛車は勢いよく校舎へ走り出した。



・・☆・・



「大丈夫ですかね……」


 小学校の跡地にて、運転席にいる。

俺以外の皆様は完全武装で、それぞれの武器を構えている。


「あのヘリは武装がありません、撃たれる心配はないかと」


 神崎さんはいつものライフルに、グレネードを装填している。


「こちらに突っ込んで来られても大丈夫なように、イチローはそのままでな。何かあったらすぐに逃げろよ」


 アニーさんは、例の対物ライフル?を。


「ふんぬぬぬ……にゃんでこれしかなかったのであります、か!」


 式部さんは……某ベトナム帰還兵が使用していた機関銃を両手で構えている。

プルプルしている……やっぱりあれ、三脚ナシで使うようなもんじゃないな。


「……来ます!」


 そして、件のヘリ。

こちらの誘導に従って、今まさに校庭の真ん中に着陸しようとしている。


 ここまで近いと、状態がよくわかる。


「よくここまで飛べたものだな……パイロットは大した腕前だ」


 アニーさんがそう言うように、上空のヘリはガッタガタだ。

窓はほとんど割れているし、よく見れば装甲もへこんだり割れたりしている。

ローターの基部からは絶賛黒煙噴出中だし、正直次の瞬間に爆発しても驚かんぞ。

銃で撃たれたような傷はないが……


 見守ることしばし。


 今にも爆発しそうなヘリは、ゆっくりと校庭に着陸した。

ぶわわ!?砂が目に直撃した!?

こんなに巻き上がるもんなんだなあ……なお、俺以外はしっかりとゴーグルを着用している。


「自衛官と……子供?」


 操縦席には、ヘルメットを被った自衛官が座っている。

複座型って言うんだっけか?とにかく前後に席が1つずつある。

前方には推定自衛官が。

そして、後方の座席にはぐったりとした様子の子供が座っている。

ここからじゃ性別まではわからんが……身長は低くはない。

中学生か、高校生ってとこか? 


 着陸したヘリのエンジン音が緩やかに小さくなり、ローターの回転がゆっくりと止まった。


「――こちらは陸上自衛隊です!武器を捨て、両手を上げて出てきなさい!」


「妙な動きはするなよ!50口径が狙っているぞ!!」


 神崎さんとアニーさんが続けざまに怒鳴る。

凄い迫力だ。


「ふんぬぬぬ……あっ」


 あまりに可哀そうなので、運転席から出て式部さんの機関銃を支えてあげることにした。

もうヘリも突っ込んでこないだろうし。

そしておっも、重すぎるぞこれ。

ベトナム帰還兵さんってすごかったんだな……


「俺が抱えますんで、狙いは任せますよ式部さん」


「おっほ……じ、自分にお任せでありますぅう……」


 なんかさらに震えがデカくなったんだが大丈夫か?


「イチャ付くんじゃない!ひっぱたくぞイチロー!」


「なんで!?」


 この状況はそんなもんから一番遠い所にあると思うんだが!?


 と、アニーさんに何故か怒られていると……完全にローターの止まったヘリから、推定自衛官が降りてきた。

両手を真っ直ぐ上に伸ばし、抵抗の意思は見えない……と、思う。


「抵抗の意思はない!子供が怪我をしているので保護と治療を要請したい!」


 推定自衛官は男性だった。

ヘルメットを被っているので表情はわからないが、その声色は真剣だった。

後ろの子供は怪我人か……


「階級と所属を!!」


「陸上自衛隊、八剱駐屯地所属!岡部(おかべ)一等陸尉だ!」


 神崎さんの質問に、その男……岡部さんはハキハキと答える。


「アニーさん!」


「了解!」


 アニーさんがライフルを置き、救急箱を持って走り出す。


「私は駐留軍の退役軍人だ、それで子供の状況は!?」


「頭部と、右肩からの出血がひどい!15分前に意識を失った!」


「わかった!なるべく揺すらずに降ろせ!この場で応急処置をする!」


 アニーさんの指示に従い、岡部さんが後部の座席から子供を降ろす。

髪が長い……女の子か?

着ている服のあちこちに血痕が付着していて、見るからに痛々しい。

大丈夫なんだろうか。


 女の子は地面に横たえられ、その横でアニーさんが忙しく診察している。


「頭部の裂傷はさほど酷くはないが、問題は右肩だな……貫通しているが銃創が深い。意識を失ったのは失血性ショックと、痛みからだろう……とにかく止血する!」


 あの子、銃で撃たれたのか……やっぱりここ以外の県も鉄火場らしいや。


「すまない、感謝する」


「なあに、子供は助けねばな……イチロー!荷台から担架と毛布を持ってこい!」


 おっと、お呼びがかかった。

ええっと、担架担架……


 担架を抱え、アニーさんの横へ。

とりあえず地面に広げておく。


 寝かされた子供は、やはり女の子だった。

年のころは……ううん、多分璃子ちゃん以上朝霞以下っちゅうことしかわからん。

右のこめかみに、何かで切られたような鋭い傷跡がある。

そして……アニーさんが言っていたように、右肩が血で真っ赤に染まっていた。

これは……重症だな。


「キミは……どうやら、自衛官ではないようだが」


「現地協力者ってやつですよ、一般人です」


 岡部さんの質問に答える。

自衛官だけあってガタイがいいな……って。


「あの、岡部さんも傷があるじゃないですか!」


 近くに寄ってみてわかったが、血の臭いがする。

迷彩服のあちこちが破れ、いくつかは内側から血が滲んでいる。

銃撃戦から逃げて来たのか……?


「問題ない、弾は抜いて止血してある」


 俺よりも少し年上っぽい彼は、普通の口調で答えた。

結構な大怪我じゃないかよ……


「イチローは一般人だが、そこらの軍人が裸足で逃げ出す程度には素敵なサムライだぞ?侮らん方がいい」


 女の子の肩にガーゼを当てながら、アニーさんが笑った。

ほめ過ぎですってば。


「ムゥ……動脈は無事だが、神経が……現状の装備では縫合は無理だ。一刻も早くミカグラに移送せねばなるまい」


「それは……空から見えたあの施設のことか?」


「いや、アレは我々の住居だ。別の場所にしっかりとした本部がある」


 岡部さんがため息をつきながらヘルメットを脱いだ。

やはり、俺よりも年齢が上っぽい……精悍な顔つきが現れた。

よくは知らんが、ヘリを操縦できるんだからエリートではあるんだろう。

どっかでそんな話聞いたことあるし。

ええと、一等陸尉ってことは……花田さんと一緒か。


「そうか、イチかバチか脱出を選択した甲斐があったな……こちらは組織だった行動を取れるお仲間が多いようだ」


 岡部さんの口ぶりだと、あちらの県はそうではなさそうだな。

気にはなるが、今はそれどころじゃない。


「リン!コホリに連絡は!?」


「既に!受け入れ態勢は万全とのことです!」


 神崎さんが走ってきて、無線機を岡部さんに差し出した。


「こちらの指揮官と繋がっています、ひとまずお話を。私は神崎二等陸曹です」


「それは、ありがたい……こちらは岡部一等陸尉――」


「『おっと、長話はナシだ一等陸尉。私は古保利三等陸佐だ、怪我人も、貴官もすぐにこちらで保護させてもらう……積もる話はその時にでも』」


「……感謝いたします、三等陸佐」


「『なに、貴重な情報源のため……そして子供は国の宝だよ。そこに一般人と名乗る男がいるだろう?彼に無線を渡してくれ』」


 一般人と名乗る、じゃなくてどこに出しても恥ずかしくない超絶一般人なんだが?

そういう含みを持たせる発言は慎んでいただきたいもんだわ。 


「あのですね古保利さん」


「『申し訳ないけど怪我人とその岡部くんを御神楽まで移送してくれないかな?給料は出すよ』」


「そんなん貰わなくても行きますよ。どうやら本物の自衛官さんらしいですし」


 受け答えもしっかりしてるし、神崎さんたちが誰も敵認定してないしな。

それに、岡部さんはともかく……この子は一刻も早く医者に見せないと。

アニーさんも医者みたいなもんだが、いかんせん薬品も設備も貧弱だからな、ここ。


「ミカグラにはこのまま私たちが付き添う。ヘリについてはエマ達に見張らせておくよ、もっとも盗んで逃げられる状態ではないがな」


 原付みたいに盗みやすそうなもんでもないし、なにより現在進行形で煙が出てるしな。

もう一回飛ぶかもわからんし。


「……よし、応急処置は完了した。担架を!」


 アニーさんの許可が出たので、担架を広げた。


「あ……うぅ」


 女の子は岡部さんが抱え、そこへ寝かされる。

……大分弱ってるな、無理もないかこれは。

俺も撃たれた時は死ぬほどしんどかったし。


 岡部さんと一緒に担架を持ち、女の子を運ぶ。

なるべく振動を与えないように、ゆっくりと荷台へ寝かせた。


「オカベ、このまま荷台へ乗れ」


「わかった、ありがとう!」


 岡部さんは荷台へ乗り、女の子を心配そうに見つめている。


「……よかったなヒカリ、これで助かるぞ。本当によかった……」


 ……親戚とか、ひょっとしたら娘さんかもしれんな。

この心配ぶり……悪い人間じゃなさそうだな。


「イチロー!このまま出せ!」


「アイアイ!」


 運転席に乗り込んでエンジンをかける。


「マックス60キロ程度で走れ!しっかり固定したから大丈夫だとは思うが、なるべく揺らすな!」


「わかりました!」


 アニーさんと神崎さんも荷台に乗り込んだ。

俺よりも早く助手席にいた式部さんに目くばせしつつ、アクセルを踏み込む。

軽トラはゆっくりと走り出した。


「これで他府県の状況もわかりますね、式部さん……あの様子から、マトモじゃなさそうですけど」


「で、ありますね。それに、ヘリが修理できればかなりの戦力になるであります」


 ……直るんかな、アレ。

大木くんクラスのエンジニアがいればいけるのか……?

いや待て、そもそも大木くんはプロじゃなかった。

でもアマチュアの域は完全に超えてるし……?

いやいや、今はそんな事考えてる場合じゃないな。

運転に集中しよう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] そもそも女性自衛官二人と、女性の駐留軍人(退役含む)三人から、色々狙われてる時点で一般人名乗るとか烏滸がましいにも程がある、ってね! [一言] Q田中野一朗太、一般人を名乗る事について …
[一言] 大木君なら魔改造してくれるはず!
[一言] まともそうな人で一安心…だけど怪我人、それも子供をヘリに乗せて移動とかどう見てもただ事ではなさそうだ。 ゾンビか、はたまた暴徒共が原因かは今のところ分からないけど、東側も東側で何ともキナ臭い…
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