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131話 死線 前編

死線 前編




「おじさーん!行ってらっしゃーい!!」


「気を付けてね~!おじさーん!!」


「おーう!行ってくるわ~!!」


子供たちを代表してか、美玖ちゃんと璃子ちゃんが手を振って見送ってくれている。

それにいつも通り手を振り、軽トラに乗り込んだ。


「わん!わうん!わおおおおん!!!」


美玖ちゃんに抱っこされたサクラも、いつも以上に吠えているように感じる。

・・・何か感じ取っているのかな。

子供たちにはいつも通りの探索だと伝えているけど・・・


軽トラが正門を出る時に振り返ると、倉庫の屋根で後藤倫先輩が小さく手を上げるのが見えた。


そう、今回俺は運転手ではない。

いつも乗っている運転席には、神崎さんの姿がある。


『大事な戦いの前に運転なんてさせられません!!』


と、強硬に主張されたのだ。

甘んじて受けた結果がこれである。

・・・なーんか、違和感があるなあ、助手席って。

いつもいつも運転してるからなあ。


「御神楽をはじめ各方面には、昨日連絡しておきました」


車道に入り、軽トラの速度が安定したところで神崎さんが言ってきた。


「ありゃ、別に言わなくても・・・」


「いいえ、相手が鍛治屋敷ですから」


・・・まあ、そうか。


「友愛の宮田巡査部長なんて、援軍を派遣しようとおっしゃっていましたよ。もちろん、断りましたが」


何考えてんだよ宮田さん・・・


「生半可な援軍では逆効果ですので」


「はは・・・確かに森山くんクラスが来たら追い返しますね」


性格はいいんだけど、いかんせん彼は戦闘能力がなあ・・・

お兄さんみたいな射撃の腕前があればいいんだけど。

そういえば、彼の恋の行方はどうなったんだろうか。

そんなに気になるわけでもないけど・・・今度会ったら確認してみよう。


「竜神大橋って、神崎さん場所わかります?」


「ええ、地図とカーナビで確認済みです」


おお、さすがはデキる女。

予習はバッチリとみえる。


「現在の時刻からであれば、余裕を持って到着できます」


鍛治屋敷の指定時刻は正午だったな。

確かに、この時間からなら楽勝だ。


「じゃあお任せしますよ、神崎さん」


「はい、任されました!」


真剣な表情でハンドルを握る神崎さんである。

・・・まるで俺の代わりに戦うみたいに見えるなあ。



「・・・神崎さん」


「はい、なんでしょうか」


軽トラは硲谷に入った。

見える範囲にはゾンビも襲撃者もいない。

ここも若干平和になったもんだよ。

過ぎていく景色を見ながら、呟く。


「・・・戦う前からこんなこと言うのもなんですけど、もし俺がs」


「聞きたくありませんっ!!!」


すげえ勢いでシャットアウトされたァ!

コワイ!眼がコワイ!!


いつもなら話はこれで終わりである。

だが・・・今日はここで逃げるわけにはいかんのだ。


「いやぁ、今日だけは聞いてくださいよぉ」


「絶対に嫌ですっ!!!」


絶対ときたよ、おい。

神崎さんの視線は前方で固定されているが、その目には凄まじい怒りが見て取れる。

・・・コワーイ。


「・・・うぐう、じゃあちょいと上方修正しますからね?でもこれ、大事なことなんですよ・・・その、神崎さんにしか頼めないんです」


「・・・っ!」


拒否の言葉はない。

なんとか堪えてくれているようだ。

この機会にとっとと喋っちまおう。


「認めたくないですけど、鍛治屋敷は強敵です。たぶん、今まで戦った誰よりも」


「・・・」


「そりゃあ、俺には死ぬつもりもその予定もないんですけどね?でも・・・まあ、五体満足で勝てるとも思えない」


「・・・」


沈黙が耳に痛い。

でも、これは言っとかないとなあ。


「もしその、俺が、あのー・・・なんかヤバいことになっても、敵討ちとかいらないですからね。即座にトンズラしちゃってください」


「・・・それ!は・・・」


ぎちり、と。

ハンドルを握る神崎さんの手が軋んだ。


「神崎さん、貴方とはこれまで結構な期間一緒に過ごしましたよね?なら・・・俺の性分は十分理解してくれていると確信しています」


「・・・」


「嫌なんですよ、俺は・・・自分のせいで誰かが死んじまうってのがね。だったら、俺が死ぬのが一番楽だ・・・と!前は思ってたんです」


あぶねえ!

生き死にの箇所で神崎さんが泣きそうになってる!気がする!!

優しいなあ。


「今は違いますよ?いろんな人に心配されてるって気付きましたからね・・・遅ればせながら」


「・・・おそい、です。たなかのさん、は、おバカさんですね・・・!」


目を潤ませながら、神崎さんが絞り出すように呟いた。

はい、どこに出しても恥ずかしくない大馬鹿野郎ですよ、俺は。


「ええ、だから・・・これだけは言っておきたいんです」


息を吸い、話す。



「俺は、絶対に死にません。腕でも足でもなんでも犠牲にしても、必ず、必ず帰ってきます・・・高柳運送へ」



言うと、車内に再び沈黙が満ちる。


「だから・・・俺がどうなっても、神崎さんは帰ってください。帰って・・・待っててくださいよ」


「・・・」


神崎さんの一番の仕事は、情報を持ち帰ること。


普段の戦闘や探索では必要のないことだが、今回ばかりは別だ。

鍛治屋敷という、面が割れている中では最大の敵の情報を・・・持ち帰ること。

アイツは間違いなくここら辺一帯に対しての脅威だ。

ここで殺せりゃいいが、もし逃げられでもしたら・・・大変なことになる。


「俺、この生活してて思ったんですよ・・・『おかえり』って言われるの、いいなあって」


「・・・っ!」


一人は気楽だ。

その気持ちは今でも変わらない。


変わらないが・・・それでも誰かにそう言ってもらえるのは、なんというかこう・・・心が温かくなる。

『いってらっしゃい』も捨てがたいけどな。


「・・・わかり、ました」


神崎さんは、目に溜まった涙を一筋ポロリとこぼした。


「で、ですけど・・・あまり遅いようなら迎えに、迎えにいきますから!後藤倫さんや式部陸士長と一緒に!!」


・・・なんでそこであの二人が?

式部さんはともかく、先輩は待たせ過ぎたら首をへし折られそうなんですけど・・・


「・・・ですから、無事に帰ってきてくださいね、田中野さん」


「・・・」


今度は俺が無言となる。

席に立てかけた『魂喰』を持ち、鯉口を切って少し抜刀。

しかる後、勢いよく納刀した。


―――きぃん


澄んだ音が、車内に静かに響いた。

金打。

決して違うことを許されない、約束の作法。


「―――はい、必ず」


そう返すと、神崎さんは目を赤くしながらも・・・にっこりと微笑んだ。


その後は何を話すこともなく、俺達はひたすら無言のまま軽トラは走った。

だが、それは決して嫌な沈黙ではなかった。




軽トラが、停車する。


「着きましたが、これは・・・」


竜神大橋。

俺が子供の時から、変わらずに龍宮に存在する橋。


だが、目の前の光景は・・・今までに見たことがないものだった。


「鍛治屋敷・・・やりやがったな」


龍宮側から『牙島』へまっすぐ伸びる赤色の橋は。


「ええ、破砕面の形状から察するに・・・爆弾でしょう」



その、丁度真ん中あたりでポッキリとへし折れていた。



こちら側からの終点部分にほど近い場所。

そこに、くたびれた色の大型ジープが停車しているのが見える。

それ以外には、橋の上に車の姿はない。


「随分と早く着いてるんだなあ、佐々木小次郎かよ」


恐らく、アレは鍛治屋敷の車だろう。

来いってのか、あそこまで。


橋は、海中から伸びる柱で補強されている。

真ん中は消し飛んでいるが、連鎖的に崩れ落ちそうな様子はない。


「・・・行きます」


「了解」


軽トラは、ゆっくりと発進した。



走行することしばし。

軽トラは、ジープの50メートルほど手前に停車した。


「じゃ、行ってきますよ・・・神崎さん」


軽く言ってドアを開けようとすると、右手をぎゅっと掴まれた。

神崎さんが、真っ赤な目で俺を見つめている。


「はい・・・ご武運を」


それだけ言うと、名残惜しそうに神崎さんは手を離した。

はは、百人力の激励だなあ。


「美人に見送られて果し合いに赴くなんて、まるでヒーローですねえ、俺」


その視線があまりに真っ直ぐなので、照れ隠しで軽口を呟く。


「・・・ふふ、田中野さんはヒーローですよ、みんなの」


恥ずかしそうに微笑んだ神崎さんは、息が止まるほど綺麗だった。



「よォ、逃げずに来たみてぇだなあ・・・田中野ォ」


俺が軽トラから降りるとすぐに、ジープのドアを蹴るように開けた鍛治屋敷が出てきた。

同時に、助手席が開いて・・・娘の方も。

・・・嫁さんは一緒じゃないようだ。


「やっほ、田中野ちゃん」


俺にヒラヒラと手を振りながら、娘はひらりとジープの天井へ。

スポーツジムの時は逆光で見えなかったが、今はハッキリ見える。

腰まである髪は赤みがかった茶髪。

年齢は・・・10代後半か20代前半ってとこか。

似顔絵を見ても思ったが、美人なのに眼が全てを台無しにしている。

まるで・・・獲物を見つけた蛇のようだ。

やっぱりお近づきにはなりたくないね。


「っは、アンタこそとっくに県外にでも逃げてんのかと思ったぜ」


言い返しながら、『魂喰』を腰に差す。

陽光を鈍く照り返す鍔が、きらりと輝いた。


「相も変わらず口の減らねえ餓鬼だなァ、てめえ・・・後ろの別嬪さんは見届け人か?前にも見たなァ」


「ああ、そっちにもいるんだ・・・文句はねえだろう?」


「構わねえぜ、てめえの死体を片付ける奴は必要だからなァ?」


以前見たように、鍛治屋敷はロングコート姿だ。

季節感バグってんなあ・・・

しかし、伊達や酔狂であんな恰好をしているわけじゃなかろう。

中に何を隠しているかは、わからない。


対する俺は、いつも通り自衛隊製の防弾ベストを着ている。

ヘルメットは邪魔なので外したがな。

どうせ重いだけで意味なんてないし、アイツ級の敵の前では。


「おいおいおーい、もう勝った気でいんのかよ。若年性認知症ってのは怖いなあ、おっさん」


「抜かせ。震えてんじゃねえのかァ?」


お互い一歩ずつ、ゆっくりと近付く。


「うーわ、幻覚まで見えてるのかよ。こりゃあ重傷だなあ・・・悪いことは言わないからとっとと自分で死んでくんない?ホラ海あるしすぐそこに」


「・・・ほんと、田宮の糞爺ソックリだぜ。口じゃあ到底勝ち目はねえなァ」


師匠直伝の煽り力をとくと見ろってんだ。

まあ、そこらへんのチンピラと違って毛ほども効いちゃいないんだろうがな。


「なんにせよ・・・てめえが南雲流壊滅の一番手だ。ちゃっちゃと死んで次に行かせてくれよなァ?」


「馬鹿じゃねえの?てめえの糞しょうもない逆恨みはここで終点だ。永遠に次は、来ない」


「・・・吹くじゃねえかよ、餓鬼がァ」


距離が、近付く。

背筋が、総毛立つ。


お互いの発する殺気が、制空権を巡って中空で火花を散らした気がした。


示し合わせたように、足が止まる。


鍛治屋敷が両足を肩幅に開き、コートからだらりと手を左右に垂らす。

その両手は、いつかと同じように朱色の手甲に包まれていた。

以前、花田さんに教えてもらった基本の構えだ。


「万象千手流、宗家・・・鍛治屋敷、徹」


朗々と詠うように、鍛治屋敷が発した。

先程までのにやけ面はなりをひそめ、ただただ殺気の化身のような気配。

その表情は、牙を剥く猛獣のようだ。



俺は、軽く息を吸ってそっと刀の柄を右手の指の背でなぞる。


―――かた、かたかたかたかた


低く、低く振動する感触が、手に伝わった。

・・・ああ、そうだよなあ。

特級の相手、だもんなあ。


左手で鯉口を切り、何かを訴えるように震える刀身を、外気に晒す。


「―――南雲流」


陽光を反射するその刀身は、この上なく頼もしい。

さあ、やろうぜ『魂喰』

一緒に、あの外道をぶち殺そうぜ。


「―――田中野一朗太」


するりと抜き放たれた刀身。

そこに刻まれた、稲妻文様が雄々しく光る。


「―――参る!」


鍛治屋敷の目を真っ向から見つめ、俺は自分を奮い立たせるように名乗った。



右手のみで刀を持ち、いつものように峰を肩に預ける。


「っふ!」


それと同時に、後ろ腰から左手で十字手裏剣を引き抜き、間髪入れずに放った。

指の腹に挟んだ、2枚を時間差で。


「はっ」


鍛治屋敷の喉と下腹部を狙った手裏剣は、いともたやすくその両腕で弾かれた。

それを気にすることもなく、新たな手裏剣を続け様に放つ。


「小細工ゥ!!」


今度の手裏剣も弾かれる。

・・・腕の振りが速い。

それなり以上の手甲つけてる癖に、なあ。


「ふぅう・・・!」


手裏剣が弾かれた瞬間に、足に力を込めて前に出る。

地面に倒れ込む力を、そのまま前方へ転換。

滑るように肉薄する。


南雲流歩法、『霞』

さんざ練習したんだからな、初手から使うぜ。


最後に駄目押しとばかりに、太腿を狙った棒手裏剣。


「惰弱!!」


そいつを鍛治屋敷が弾いた瞬間、俺は間合いに入った。


「っしぃい!!」


真っ向から斬り下げる・・・と見せかけて瞬時に構えを変更。

脇に構え、薙ぐように振る。


「っふ!!」


ひゅお、という風切り音を発した薙ぎを、鍛冶屋敷は軽く後方へ身を預けて避けた。

さすが反応が速い・・・!?


「っははァア!!」


剣先が通り過ぎた瞬間に、すぐさま俺の間合いに飛び込んできた!!

なんつう、反射神経!!


鍛治屋敷が大きく上体を捻る。

これ、は!


「ッ!!」


それを見た瞬間、膝を折りながら振り抜いた勢いを横回転に変換。


俺の頭上をとんでもない鋭さで通り過ぎる拳打を躱す。

花田さんに教わってなきゃ、喰らってたかもしれん!


「っしゃぁあ!!」


横回転を継続。

その場で一回転した斬撃が、鍛治屋敷の脛を狙う。


南雲流剣術、『草薙』!


「うぉっと!」


鍛治屋敷は初見のそれを片足を上げることで回避しようとした。


・・・ここォ!!


握り手を緩め、遠心力に任せる。

鍔元から、右手が一気に柄尻へ動く。

『寸違え』によって疑似的に伸びる斬撃。

その軸足、貰ったァ!!


「ひはぁ!」


が、鍛治屋敷は驚くべき反射でその軸足すら空中へ跳ね上げた。

またも剣先は、獲物を失う。


「おらァ!!」


玄妙な重心移動で、空中の足が俺に向かって降ってくる。

頑丈そうなそのブーツには、なにか光るものが・・・!


「っく!」


地面を転がってそれを回避。

俺の目の前で、アスファルトが軽く抉れた。


こいつ・・・ブーツの側面に鉄製の爪が!


回転の勢いを殺さず、剣先が常に相手の方向を向くように回避。

仕切り直し、だな!


「・・・えげつねぇなァ!田中野ォ!!」


がりり、とアスファルトを抉りながら鍛治屋敷は笑う。


・・・初手で決着とはならんかったか。

初見の『草薙』にああもアッサリ対応するとは・・・化け物め。


「今度はこっちからァ!!」


言うや否や、鍛治屋敷が俺目がけて地を這うように跳ぶ。

速い!


「そらよォ!!」


片手を地面につけつつ、鍛治屋敷は下半身を振り子のように使った。

立ち上がりかけていた俺目がけ、凄まじい勢いで足刀蹴りが飛んでくる。


「っしぃ!」


それを迎撃すべく、下段から足首狙いの一撃を放つ。

見た所足首の部分は革製!

刀には勝てねえだろ・・・うううお!?


「ひははは!!」


直撃すると思われた斬撃が、空を斬る。

蹴りの軌道が、変わった!?


一瞬停止した蹴り足が再加速。

飛び掛かる蛇のような軌道を描く。

これは、後藤倫先輩が見せてくれた・・・!


「ぬううあっ!!」


後方に倒れ込むように回避。

地面を蹴って距離を稼ぐ。

そのまま、瞬時に起きあがった。


「あ~、惜しかったなァ」


その場でブレイクダンスめいて体を回転させ、鍛治屋敷もまた立ち上がる。


「いいぜいいぜぇ・・・『虎走(こそう)』からの『蟒蛇(うわばみ)』を躱されたのは10年振りだァ・・・」


「っは・・・そりゃどうも。今まで雑魚とばかりやってきたようだな」


軽口を叩きつつ、息を整える。

なんちゅう技のキレだよ、しかもバランス感覚まで人外レベルときたもんだ。

さてさて・・・どうするかねえ。


「おらァ!!」


考える暇すら与えてくれず、鍛治屋敷が地面を蹴って跳びかかってくる。

なんて低い軌道だ!どうなってんだ下半身の筋肉!!


剣先を後方に逸らし、迎撃の体勢。


「はっは!はははァ!!」


馬鹿笑いしながら、鍛治屋敷が右拳を見せつけるように振りかぶった。

拳打の体勢・・・!?

馬鹿な、まだ間合いには遠すぎる。

ブラフか!?


その時、脳裏に古保利さんの声が蘇った。



『―――加えて武器が鉤爪付きの特殊手甲ときたもんだ』



ま、ずい!!

さっきから覚えていた違和感の、正体!!


咄嗟に後方へ跳ぼうとする。

が、それよりも一瞬速く鍛治屋敷の腕が真っ直ぐ突き出された。


何かが破裂したような、轟音。


「―――ぐぅあっ!?!?」


同時に、激痛と衝撃。

後ろへ吹き飛ぶように、体が浮く。


「ひぃひひ!はははァア!!!」


この上なく楽しそうな鍛治屋敷の、声。



「・・・く、そがぁ・・・!!」


右胸に突き刺さった2本の爪を見ながら、俺はこみあげてくる吐き気をなんとか抑えようとしていた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いよ [気になる点] 無いよ [一言] 盛り上がって参りました!
[良い点] 悪しきフラグは折る、悪しき相手の命と共に。それが南雲流よ。 [一言] ダメージ食らってからが本番!
[良い点] 田中野ォ!フラグ建設は恋愛フラグだけにしとけぇ! [気になる点] 鉤爪って武器爪タイプじゃなくてロープ付の方かよ! [一言] 妻の爆弾魔がいないのも気になるが、爆弾と万象流ハイブリッド娘が…
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