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>ガレオン船

>ガレオン船


現代ほど流通が完備された社会じゃないので

普通に貿易をやっても速度と積載量を考えれば

あっという間に大金持ちになれそうですが


それだと物語は面白くならないので

敵役か悪役が必要になりそうですが


その前に海賊の残党が出てきそうですね


海賊の次は悪の武器商人達と貴族が結びついた軍産複合体とか

政財官の癒着で勝手な掟を創り高税や弾圧で民衆を苦しめる王や貴族権威とか


権力や暴力で勝手な掟を創って悪事を働いて既得権益を維持しているような類の悪党は


「公私混同で私欲を貪る事」が普通で仕方ない事だという風潮を造る世襲政治屋のせいか


最近では「ただの無能な為政者」扱いで

このサイトでも悪役や敵役として「権威の横暴」自体は採用され難くなっている気もしますから


もっと残虐で判りやすい悪役や敵役として「殺人教団」とか「合法的麻薬組織」とかが出るのかも?


まあ「教団」ネタも芸能界や政治屋のあいだで利用される宗教団体なんかが広告スポンサーや集票装置になってる関係で忌避されがちだし


だんだんと悪役や敵役として批難できない「悪党」がのさばってきてるのかもしれませんねぇ




 権力者に選ばれた一握りのエリートが、他の人々を、家畜やペットとして扱うようなやり方。


 力という理不尽こそが人間を服従させて秩序を生み出すという我欲の理屈 で、人が援けあい共に創りあげていく「人類の生存戦略」を、自分達に都合よく捻じ曲げる理不尽。



 そんな人間社会が克服すべき「自滅本能」から生まれた理不尽を人間社会のルールと定め‘ 自然の摂理 ’と呼んで誤魔化そうとするような権威。


 そんな理屈を信仰する存在とそれに激情で抗う英雄や勇者の物語というのは王道ですが


 争い以外の決着のつけ方がないというのなら

「力という理不尽」こそが‘ たった一つの冴えたやり方 ’という武家の理屈にを否定できないので


色々と展開を付け加える事で作家はその答えを表現したりしなかったりで「作家の個性」を出してきた


こういった「覇道」を阻む対決エピソードですが



愚民化政策の手先と呼ばれても社会派路線は若者にウケないのでそんな事はどうでもいい

というエンタメ路線で決着をつけるのかそれとも……


最近のメディアだと


アニメの「正解する●●」とか

マンガの「デストロイ●レボリューション」とか


物語全体でその類のテーマを表現する話だと

エンタメ路線だと「ありふれた結論」で思考停止とか思考放棄という印象が生まれがちですが


「ゲームのラスボス」などは

「ペル●ナ5」などの一部の例外を除けば影が薄くて

いきなり「覇道宣言」したキャラに重さがなくても小説とは違って「そういうもの」という印象が強いので

見過ごされがちな主人公による「覇道」を阻む対決エピソード。



ウェブ小説だとそこに力を入れるか入れないかは作者次第ですから


これからこのエピソードが重なっていくのか


あるいはエンタメ路線で軽く消えていくかのどっちでしょう?


何れにしろ次回が楽しみです

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