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>人間は平坦な日々が続くと堕落する。 それは病とは違う怠惰だ。


聖書宗教でい怠惰ではなく

仏教の「業」でいう「痴」から堕ちていく状態ですね


道思想でいうなら求道を知らぬ者で「人としての道」を歩めぬ者


そういう意味では

「人間は平坦な日々が続くと堕落する」というよりは「凡人=凡愚」がと言った方がよく


「凡人は平坦な日々が続くと堕落する」のでしょう。


あるいは、「小人(しようじん)閑居して不善をなす」というやつですね


昔は割とそれがあたりまえに受け入れられていたのですが

「平等を勘違いした均等や均一」を主張する理屈で


「平等」で否定される権威とは別の価値基準

「求道者=先に行く者=先生」という「尊さへの敬意」を否定して


「人間は皆、生まれたときは愚か(で、だからこそ賢くなろうとする)」

のではなく


「人間は皆、愚か(なのだから堕落してもしかたがない)」

という観点で物事を見る常識が蔓延(はびこ)り始めました。


政治で言うなら「愚民化政策によるデマゴーグ」で

政治腐敗というものへの嫌悪感を「政治を正す」のではなく

「政治嫌い」に導くマインドコントロールとして


「マナーという名を冠した権威への媚び」や「気遣いという名を借りた公私混同の配慮」を


マスコミやフィクション作品の中で「創られた常識」として示す事が繰り返された結果なのでしょう。



そうして、未来を想像したり人生を考える事のない人間は「正しく生きる努力に対する怠惰」を当然として受け入れて


人間は平坦な日々が続くと(誰もが)堕落する(それは当たり前の事だ)と無意識に許容する人も増えています。


それは端的に言うなら「権威に飼い馴らされた」という事なのでしょう。


権威主義の理屈は「パンとサーカス」で

食事と娯楽を下々に与えるのが正しい上位者の在り方という者で


「幸福=快楽」という快楽主義が資本主義の原動力で


だからこそ「正しく生きることへの怠惰」は蔓延ります。




皆が自由を得るために

自主性を持って努力する事と

自律心で欲望を制御して正しくあろうと努力する事と

自尊心で尊い人であろうとする努力する事とを


「怠惰心」で否定して


自分勝手に生きる事が自由という嘘を信教して


無意識のうちに

欲望を叶える為に動く事が自主性という嘘を許容し

自律心など自分を縛る下らない枷で躾けなど必要ないという暴論を許容し

自尊心とは自分の権威を他人に有形無形の暴力で示すことで叶えられる醜いすり替えの誤魔化しを許容し


考えないという「痴」の業のままに

「人としての道」を否定する事まで許容し


「清濁併せ呑む」事を、清と濁にキチンと分別を持って扱うのではなく


「清濁合わせ呑む」とばかりに全ては混沌でいいと悪徳を擁護して生きる世襲政治が横行して


それを「幸せ=快楽」として人を無関係な誰かと切り捨てる無情から目を逸らし、悪徳を許容し


結果、悪徳から起こされる死や不幸や犯罪をも「しかたないと諦める怠惰」に身を浸す。


これは、そういったエピソードなのでしょうから



‘ 人間は平坦な日々が続くと堕落する。それは病とは違う怠惰だ。 ’


は詳しく説明するなら



僕達、人間は何が正しいのかを考えず惰性で生きるような日々を続けていれば堕落する。


 それは怠惰病という呪いとは違う人間という動物のストレスを緩和する本能からくる怠惰という人の業だ。


 けれど凡人でしかない僕達には自律心を持つためにストレスが必要になる。


 だから、不安でいいのだ。


 その不安は人と繋がる事で薄らぐし、それが正しい人の在り方なのだから。



となるのでしょう。



詳しく言わない事が「清濁合わせ呑む」事に繫がり

結果「怠惰」を広めるなら


テーマ的には詳しく書くべきところなのでしょうね


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