【SIDE?&?】とある少年だった者たちの追憶〜赤い瞳の姫君〜
1章ラスト!!
赤い瞳の姫君。
ガーネットのような深い赤を見た瞬間に、僕は君に恋をした。
赤い瞳の姫君。
ガーネットのような深い赤がとても綺麗で、うさぎのようだねと笑うと、君は膨れて拗ねた。
大切な僕の婚約者。
大切な僕の従妹。
赤い瞳の姫君
初めて会ったその日のうちに、君は死んでしまった。
ごめん。
守ることができなくて。
君の騎士になると誓ったのに。
君だけを守ると誓ったのに。
僕はあの日、自分の心を凍らせた。
赤い瞳の姫君
婚約者に会うと言って笑った君は、殺されてしまった。
ごめん。
見ていることしかできなくて。
あの日僕は全てを見ていた。
誰が君たちを炎に包んだのかも。
けれどこれは誰にも言ってはいけない。
僕はあの日、【ボク】を消し去った。
赤い瞳の姫君
愛している。
もしもまた君に会えたなら──
罪を背負った私でも、君を想っても良いだろうか?
赤い瞳の姫君
愛しているわ。
もしもまたあなたに会えたら──
今度こそ、あなたを守らせて。
──後書き──
ついに1章閑話も終わりました!
幼女編完結になります(*´v`)
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
第二章は15歳編!
シリル先生が無自覚過保護溺愛気味になったり、レイヴンが再び誓いを立てたり、レオンティウス様までも溺愛して迫ってきたり!!
女子会開いたり改革したり魔法学んだり魔物討伐したり先生とヒメちゃんのラッキースケベがあったり、盛りだくさん!!
新キャラも登場して、賑やかになります!
恋愛がっつり絡みます!
これからも応援していただけたら嬉しいです(*^^*)
面白いな!!もっと見ていたいな!と思われた方、下の☆☆☆☆☆を★に変えて評価、感想、レビューなどしていただけると泣いて喜びますヾ(´︶`♡)ノ




