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グラップラー斗矢

 お久しぶりですいません。

 未だ投稿が安定しないかもしれませんが、可能な限り安定に向かっていきます。

 応援よろしくお願いします。

「オイオイオイオイィ!!

何だこりゃ?」

別に主人公空気のまま一時休載を挟んだリアクションじゃねぇ。 それもそうだが!!

問題は俺の見ている光景にあった。

月の光に照らされて、何かが蠢いている。

屋敷近くの丘から見渡すと、屋敷周辺に何かが一杯居るのが微妙に見える。

巨大な蟻?ノン。人間だ。

しかも、月光でキラキラ光るのが見える。

少なくとも人妻口説くためのアクセサリーじゃ無さそうだ。

「おやおやぁ、これはこれは…一杯居ますなぁ。」

何この呑気!!

かなりヤバイ状態だろ!?

「大丈夫なのか?爺やさん!!もしかして皆殺られた後とか「御座いませんよ。絶対に。」

食いぎみに即答。

その自信は何から?

コックだけではアレはキツい。

「未だ賊は息を潜めております。おそらく斥候を邸内に送り込んで返り討ちにされたあたりでしょう。」


実はまさに今、爺やの言ったことが起きたばかりだったと、俺は知らなかった。


「今なら背後から強襲し、最低でも半滅。良ければ全員逝けそうで御座いますね。」

不穏な謎ワード。【半滅】なる言葉が飛び出す。

「トーヤ様。これを飲んで頂けますか?」

そう言って懐から試験管擬きを取り出す。

中身は…………

ブルーハワイシロップ?

「シェフ特製のマナポーションに御座います。

トーヤ様、見たところ中々の消耗。こちらをどうぞ。」

ゲームで見たこと有るヤツだった。

ぶっちゃけ渡りに船。グイっと……………案外旨いな。

不思議なシロップ…ジュースかな?

飲みやすい、スポーツドリンクみたいな、でも果実感の有る味だ。

「素晴らしいな。明日の朝食が楽しみだ。」

「良ければシェフに直接お伝え下さい。デザートが大盛になるやもしれません。」

デザート大盛っ!

朝からの甘味っ!!

それは背徳の味。

朝からの甘い物は罪悪を生み出すが、同時に背徳的な蜜と甘美な快楽を産み出す!!

嗚呼、しかも大盛。

あの素晴らしき皿の作り手の!!



「7:3」

「何がで御座いましょう?」

謎の数字に爺やが首をかしげる。

「あいつらの3割を始末してくれ。

その間に俺が7割と首領あたまを纏めて血祭りにする。」


デザート大盛

朝食


今が何時かは知らないが、朝までかかってはシェフに悪い。

最高の状態でデザート迄仕上げて貰わねば!!

それには屋敷を覆う邪魔な蟻を潰さねばな。


ニィ!!


口角がつり上がる。

唾液が収まらない。


『ガラケーソード』


刀身を出したガラケーを手に持ちながら、俺の存在の音を消し去り、近付いていった。



飯のスパイスは空腹

さぁ

存分に暴れよう

存分に喰らおう




存分に、貪ろうッ!!


圧倒的バ●感ッ‼

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