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最強(OYAZI)

 死亡フラグが乱立中

 「呼んだかね?」

 声がした。

 声の主は調理場に立ち、まるで今までもそこに居たかのように振る舞っていた。

 「キサma……何処から現れた?というか、………何処に居た?」

 動転して口が回らない。

 声の主、訊ねた相手はコックだった。

 白い調理服にコック帽。その恰好からは目の前の男がただのコックだと考えられなくもない。

 しかし、着ている人間がそれを完全否定していた。

 真っ白な服越しでも解る爆発的肉体。何故服が弾け飛ばないのだろうか?と思ってしまう。

 眼光も鋭く、視線に殺傷力が有る。

 明らかな脅威である。

 思わず聞いてしまったが、聞く必要は無い。

 「殺せ!」

 部下に命令を下す。

 全員両手に短剣を持つと、コックを包囲して一斉に襲い掛かった。

 「随分元気の良いお客様だ。

 が、悪いがここは調理場。あるいは台所。料理をする気の無い人間は出て行ってくれないか?」

 我々の攻撃を躱しながら言ってのける。

 『強がり』

 その一言で片付けられたらどんなにか楽であっただろう?

 しかし、この男は精鋭10人の攻撃を、短剣20本の斬撃を掠りもせずに躱してのけた。

 この調理場という制限された空間の中で。だ!

 リーダーの危険信号が真っ赤に染まった。


 本作の他にも 『 黒銘菓 』 作品は今まさに連載作品を色々書いております。

 良ければそちらもご覧になった下さい。もっと言えば感想や評価を宜しくお願いします。

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