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第24話 VSベルグリサル[後編]

 人力エレベーターから3人の巨人が現れる。

 巨人たちは十分な隙間ができるなり、エレベーターを飛び出した。


 彼らはドスドスと駆け回りながら何かを探している。

 出口でも探しているのだろうか?

 内1人がボクに向かってきた。


 ボクを捕らえて食べたいとか?

 更にボクに気付いた他の2人もこっちに向かってくる。


 どうして巨人が3人も乱入することになった?


 すぐに、どこかに行こうと急いでいた皇妃の姿が思い浮かんだ。


「まさかあれは――」


 ため息が出る。

 いや、沈んでる場合じゃない。

 戦いに必要のない感情は怒りで塗りつぶしてしまえ。


 ボクは巨人たちを迎え撃つために構えた。


 巨人の1人が棍棒で殴りかかってくる。

 ボクはそれを早めに避けておく。

 前腕の軸の捕捉は、すぐに別の巨人が来てるのでやっている暇がない。


 続けてもう1人がタックルのように掴み掛かってきた。

 それも早めに下がって避ける。


 その避けたところに別の1人が突進してくる。

 その突進も横に逃げた。


 攻撃自体はかなり避けやすい。

 最初に戦った巨人の方が振りがコンパクトだったりして避けにくかった。


 3人じゃなくて1人だけが相手なら確実に『完璧な回避』できそうなのに。


 とにかく、巨人の神経に電子が見えた時点で動いて攻撃を避ける。

 目視じゃ追いつかないし死角も出来るので、空間把握に頼っている。


 でも、3人いて連携が取れてないのが唯一の救いか。

 なんとか一息つくくらいの時間はある。

 あと、巨人同士の攻撃が、ぶつかったり邪魔し合ったりしているということもある。


 それでもボクの息はすぐに切れてきた。

 攻撃する余裕もないので、このままだとマズい。


 ボクはダメ元で『完璧な回避』をしてみようと考えた。


 棍棒を振り上げるのを待つ。

 神経の電子を確認する。

 その電子のピーク時に前腕の中心を包み込むように――。


 すぐに背後から別の巨人の電子が見えた。

 ボクは『完璧な回避』を諦めて退く。

 早めに回避していく戦い方に戻そう。


 ――ジリ貧だな。

 そう考えたとき。


「Heyrðu það!」


 声がした。

 どこから?

 戦っている巨人たちの声じゃない。


「Heyrðu það!」


 最初に戦った巨人か!

 まだ倒れてはいるが、こちらを向いて単語のようなものを発している。

 音は低いがはっきりと聞こえた。


 (うめ)き声や叫び声には聞こえない。

 何かを話しているんだろうか?


 しかし、状況は何も変化しない。

 ボクはぜーぜーと息を切らしながら巨人たちの攻撃を避けていた。


「Hættu ykkur.」


 まただ。

 言葉のように聞こえる。

 しかし、巨人たちはその言葉に反応しなかった。

 ボクを攻撃することに夢中のようだ。


 そこに何かが飛んでくるのが空間把握で察知した。

 放物線を描き、ボクの近くに落ちてくることが予測できる。


 ボクは、念のため落下地点から離れた。


 落ちたその何かはあの瓦礫(がれき)だった。

 (よだれ)と魔術で固めた(いびつ)な形の瓦礫。

 大きさはそれほどでもないが、コンクリートを固めたようなその形に間違いはない。


 あれ?


 巨人たちの動きが止まっている。

 3人が3人とも、その瓦礫を見ていた。

 そして、一斉に倒れてる巨人を見る。


「Umkringd fólk.」


 3人がボクを囲む。

 今までそれぞれが好き勝手に行動していたのにどうしたんだろう?

 まさか、あの倒れてる巨人が指示した?


「Hlaupa!」


 囲んだ巨人たちがボクを中心に周り始めた。


「Árás! Árás! Árás!」


 一斉に電子が見えた。

 棍棒が三方向から叩きつけられる。


「待――」


 いきなり取れ始めた連携攻撃。

 それが続く。

 数回避けたところで転がり避けることになった。


 巨人たちはボクを中心に回りながら、何度も何度も攻撃してくる。

 都度、倒れている巨人から指示のような言葉が発せられる。


 ボクはとにかく電子が見えたら電子のない方に飛んで逃げてるだけだった。

 見ていたら間違いなく間に合わない。


 もう空間把握と神経の電子だけしか見ていない。

 剣だけは持っていたが、盾は避けてる内に落としてしまった。


 ぜーぜー。

 息が苦しくて吐きそうだ。

 でも止まったら死ぬ。

 ボクは避けるだけの機械のように反応だけしていた。


 どうにかしないと。

 何か方法はないか?


 せめて包囲網から抜けたい。

 でもそれは難しい。


 巨人たちは2メートルくらい離れて棍棒を振り回してドスドスとボクの周りを走ってる。

 2メートルもの距離があると、ボクが巨人に近づこうとしただけで時間が掛かり反応されてしまう。


 やっぱり『完璧な回避』しかないか?

 転がり避けながら考える。


 そのとき、同時に2つの棍棒が地面を叩き、地面が揺れた。

 それでボクは足をとられ転んでしまった。


 この巨人たちは棍棒の威力が弱かったからか、今まで足をとられることはなかったのに。


 立ち上がろうとすると棍棒が振り下ろされるところだった。


 ――死。


 いつの間にか馴染みの言葉になってしまっている。

 ただ、この言葉が目の前に確信としてあるときは意識がクリアになる。


 一夜漬けで試験勉強をするときの集中力。

 いつもあの集中力が出せたらいいのにと思っていた。

 試験が目前に迫らないと出せないんだけど。


 その一夜漬けのときの集中力が、更に一瞬に凝縮されたクリアな意識。

 それが心の底から死を確信したときの集中力だ。


 あの棍棒を振り下ろそうとしている巨人の電子の動きが手に取るように見えている。

 ボク自身の電子すら見えている。


 巨人の神経の電子がピークに達する。

 前腕の軸の傾きを把握する。


 ボクはその傾きを避けられるだけ最小限に動く。

 なるほど、ボク自身もやっぱり動くときは電子を使うんだな。

 この位置にさえ居れば、振り下ろされる棍棒はもう避けられるはずだ。


 この攻撃はもう見切ったし避けている。

 次だ。


 他の巨人の電子を見る。

 1人が地面にある棍棒をボクの顔に向かって振ろうとしていた。

 まだ電子のピークは来ていない。


 ピークに達するまでは他の巨人の動きを追おう。


 もう1人はもう1度棍棒を振り上げようとしているようだった。

 これは後回しでいいか。


 最初に避けていた棍棒が今頃になって地面を叩く。

 風圧だけがボクを撫でた。


 さっき地面から顔を狙っていた巨人の電子がピークに達した。

 ここか。


 ボクは前腕の軸を見切るまでその棍棒に向かって進み、見切った瞬間に体勢低くする。

 風圧がボクの頭上を通りすぎた。

 巨人の身体が前に流れて崩れた状態で硬直する。


 ボクは、巨人の膝に向けて突きを撃った。

 手ごたえはあった。


 更に別の巨人がボクに向かって駆けてくる。

 ボクは彼に向かって歩いていった。


 その巨人の腕に電子のピークが来る。

 前腕の軸を捕捉する。

 その軸の方向と棍棒の物理的なサイズだけ事前に避けておく。

 攻撃がボクに(かす)れば攻撃に移る。


 ボクはそんなギリギリの戦い方を繰り返した。


 かなりの省力化が出来ている。

 ほとんど最小限の力しか使ってない。


 それでも攻撃してるからか息は乱れる。

 やっぱり3人相手というのがキツい。

 それでも有利に戦えてるし、最初に倒した巨人が出している指示も今となっては効果がないみたいだった。


 ただ問題もある。

 膝への攻撃は成功してるけど、突きが単発に終わってしまう。


 単発に終わってしまうのは、攻撃後にすぐに別の1人が追撃してくるからだった。

 連続で攻撃できない。


 その単発の攻撃でも手ごたえは十分にあるけど、膝をつかせるところまでは至っていなかった。

 何か方法はないんだろうか?

 ここまできて、あとそれだけなのに。


 ≫あれ? 復活?≫


 ふと目に入る。

 頭が真っ白になった。


 ≫なんだこれ?≫

 ≫どういう状況?≫


 えーと。


 ≫ラキピでいいんだよな?≫


「あっ、はい」


 うわ!

 ここでか!?

 キターと叫びたくなった。

 身体にドクンと力が沸き上がるのを感じる。


 ≫でか! 巨人?≫


「はい。戦ってる最中です」


 巨人の攻撃を避け、突きを撃ちながら答えた。


 ≫え?≫

 ≫状況が全く分からん≫


「説明するのが難しいです。とにかく、今困ってます」


 ≫もしかして視聴2人だけ?≫

 ≫なんだ?≫

 ≫あ、ごめん。ラキピ話して≫


「巨人3人と戦ってます。多人数と戦う方法があれば助かります」


 話しながらも、ボクは空間のいろいろな場所にすばやく目を走らせている。

 きっと配信を見てても、映像が激しく動きすぎてて、訳が分からないだろう。


 あと、コメントが思考に割り込んできてふと思った。


 巨人3人が乱入してきたのに、戦いが止められる様子がないんだよな。

 皇妃が絡んでそうなので期待はしてないけど、ルール違反どころじゃないだろうに。


 ≫巨人3人って≫

 ≫とにかく頑張れ!≫


 息が切れて答えることはできないけど、そういうコメントがあるだけで力が満ちる。


 ≫確かにでかいのが映ってるな≫


 更に大きいことして驚いてもらいたいという気持ちも生まれる。

 どこに隠れていたのか、気力が充実してきて力も湧く。


 そうやってまだまだ頑張れると戦い続けて、しばらくの時間が経ったときだった。


 ≫復活記念!≫

 ≫なんじゃこれ≫

 ≫キター!≫

 ≫本物?≫

 ≫ラキピー! 俺だー!≫


 急にコメントが増える。

 コメントの流れが速くて追いきれないくらいだった。


「これ、は?」


 ≫呼んできた。巨人3匹との戦い方知らない?≫

 ≫戦ったことねえよw≫

 ≫別に3人の人間でもいいんじゃ?≫

 ≫ラキピの武器は?≫


「すみません。流れが速くて、読み切れてません」


 ≫役に立つかどうか分からないがいいか?≫

 ≫強そうな人キター≫

 ≫いいですいいです≫

 ≫みんなー黙ってくれー!≫


 コメントは2割も読めてないと思う。


「大事そうなことは、何度か言ってもらえると」


 ≫OK≫

 ≫多人数と戦うときの基本≫

 ≫弱そうな相手にくっついて盾にしながら戦う≫

 ≫ついた相手の向こうに常に2人がいるように≫


 その内容が何度もコメントとして流れる。

 ありがたい。

 それに、書かれた内容もなるほどと思わせるものだった。


 ボクは、選んだ1人の巨人の攻撃を、最小限の動きで回避して膝に攻撃を食らわせた。

 強い弱いは分からないので一番小さな巨人を選んだ。


 ボクはその巨人を盾にしてくっつきながら動く。


 1人の敵の身体を盾にしてしまうというのは確かに効果的だった。

 特に巨人の身体は大きいのでボクは隠れやすい。

 しかも、くっついている巨人の膝裏に剣を何度も突き刺せる。


 そして、ボクがくっついていた巨人が膝をついた。

 攻撃を与えるたびに何か呻いていたので、痛みに弱いのかも知れない。


 ≫やったか!?≫

 ≫やったか禁止w≫

 ≫とにかく頑張れ!≫


 これで2対1だ。

 ボクはそのままもう1人の巨人に付き、同じように膝をつかせた。

 肘も攻撃して棍棒も持ってられないようにした。


 ただし、こちらはどんなに傷つけても吠えて睨んでくるので負けん気が強いのかも知れない。

 両膝ともを攻撃して壊すことになった。


 残る1人も『完璧な回避』からの膝への連続攻撃で終わらせる。

 さすがに1対1だと数秒で終わった。

 最後に剣を顔に向けると戦意を喪失したみたいだ。


 ≫全部倒した?≫

 ≫歓声すごいな≫


 もう歓声なんだかよく分からない声が闘技場全体から響いている。


「っふー。終わりかどうかは分かりません。でも、巨人は3人と、もう1人合わせて4人とも立てない状態になってます」


 最後に倒した1人は立とうとしているが、両膝に力が入らないらしくボクを睨んでくるだけだ。

 ただ、目は死んでない。


 ≫ラキピ怖っ≫

 ≫強すぎだろw≫

 ≫配信が止まる前は弱かったのに≫


「あと、1人に付けばいいってアドバイスくれた方、ありがとうございます。すごく助かりました」


 ≫いや、いいものを見られた≫


 たぶん、このコメントがアドバイスしてくれた人だろう。


 ≫あれ? 画面の端、動いてない?≫

 ≫左端、巨人か?≫


 そう言われて左端を見る。

 すると、這いながら近付いてきている巨人がいた。

 最初に倒した巨人だ。

 その執念というか、得体の知れなさに鳥肌が立つ。


「Stattu upp! Rolling! Hit!」


 その這っている巨人が叫んだ。

 スタンダップ、ローリング、ヒット?


 今度は目が死んでいなかった最後に倒した巨人が立ち上がる。

 さっきまで膝が震えて立てなかったのに?

 そして、ボクに向けて前転してくる。


 咄嗟のことでボクは後ろに下がるものの、巨人の身体に巻き込まれ捕まった。


 空間把握で自分の状態を確認する。

 右手で地面に押しつけられているみたいだった。

 圧迫されて声が出せない。


 ≫どうした?≫


 最初に倒したはずの巨人が、這ってボクに近付いてくる。

 迫る巨人の執念みたいなものに恐怖した。


 ボクは、うつ伏せになっているところを、手の平で押さえ込まれている。

 巨人の手は、今のボクの背中の大きさくらいあって、ボクの動きは封じられていた。


 手や足、首は動く。

 でも甲羅をひっくり返された亀みたいな状況だった。


 抜け出そうと、全力でもがいてみるが、少し動けるだけですぐに強い力で押さえつけられる。

 しかも、満足に息が出来ないので酸素不足になった。

 大きな胸が肺を圧迫して余計に苦しい。


 ≫何かの下敷きになってる?≫

 ≫マジかよ≫

 ≫やばいんじゃないのか?≫


 押さえつけられている力を察知して、力の入っていないところに動いて抜け出せられないだろうか?

 電子を見てみたけど、肩や肘の力が思いっきり入っていることしか分からなかった。


 それはそうか。

 巨人とはいえ、横になった状態で片手で人1人の全身の力に対抗するのは力を使わないといけないだろう。


 這ってきた巨人が迫ってきていた。

 巨人の左手がボクの頭付近に伸びてくる。

 ボクは顔を掴まれる寸前に電子を見て回避した。


 頭を握りつぶそうとした?

 いやいや、止めてほしいんですけど。


 巨人は何度もボクの頭を掴もうとしてくる。

 ボクは掴もうとする電子を見て首だけ動かして避ける。

 電子だけが頼りだ。


 そうして電子だけ見ていると、ボクも巨人たちも電子で動いているんだなと思った。

 でも、ボクの電子だけ弱い。

 これを強くできたら巨人たちより強い力が出せるんだろうか?


 呼吸すらままならない中、どうでもいいことが頭を過ぎる。

 そのとき、ルキヴィス先生が電子をコントロールして強い攻撃をしていたことを思い出した。


 こんな感じか。

 ボクは自分の中の神経に電子が集まっているイメージを持つ。


 その瞬間、身体が跳ねた。

 ブチブチブチ。

 身体の中の細胞が切れる音。

 引き替えにすさまじい筋肉のうねりが身体中を駆けめぐる。


 ボクは勢いよく巨人の手から抜け出していた。


「はい?」


 何が起きた?


 ≫なんだ?≫


 急いで立ち上がる。

 とにかく、倒さないと。

 ボクは目の前の這ってきた巨人の顔に向かって一歩踏み込む。


「アイリス、パーンチ!」


 思いっきり振りかぶったところで、華奢な腕であることに気付く。

 それで蹴りに切り替えた。

 ボールを蹴り上げるように、巨人の顎を思いっきり蹴り上げる。


「がふっ」


 巨人の顎が跳ね上げられ、それが落ちたときにには巨人の全身の筋肉はだらりと抜けていた。

 気を失った?


 ≫おい、パンチじゃなかったのか?w≫

 ≫パンチ(キック)≫


「いった」


 蹴った足が痛い。

 足の甲じゃなくて足裏で蹴ればよかった。


 そこに後ろから手が伸びてくる。

 避けようとしたが痛みで反応が遅れた。

 腰辺りを掴まれる。


 ボクは咄嗟にイメージで電子を集めてその掴んできた手を引き剥がす。

 ぶちぶちと嫌な体内音がした。

 でも、そのまま気にせずその巨人の顔に向けて駆ける。


 3歩で顔にたどり着いたので、鼻先に向けて飛び上がる。

 鼻先直前で、電子を太股(ふともも)の神経に集めた。


 ものすごい勢いで足が巨人の鼻下にぶち当たる。


 足がジーンとなるが、手応えはかなり強烈だ。

 今度は足裏で蹴ったのであまり痛くない。

 巨人はそのままクテッと顔を横向きにして意識を失った。


 ≫うわぁ≫

 ≫痛そう≫


 はぁはぁというボクの激しい呼吸音だけが響く。


 意識を失った巨人2人と、戦意をなくした巨人が2人。

 その様子を何度か目視で確認する。


 終わりでいいんだろうか?

 観客席は静かだった。


 ≫どうなった?≫


 係の人が2人走ってくる

 それに加えて兵士たちが出てきた。


 ボクは顔を上げて観客席を見ていた。

 ここに来てからいろんなことがあったな。


 係の人たちがボクの(そば)に来た。

 兵士たちが何かジェスチャーをしたようだった。


「――アイリス闘士の、勝利!」


 ボクの手が高らかに突き上げられる。

 観客席を輪唱のように「アイリス闘士の勝利」が伝言されていく。


 その数瞬後、闘技場中に凄まじい歓声が響きわたった。

 コメントも、ものすごい勢い流れている。


「ああ、勝てたんだ」


 そんな中、ボクはそれだけを噛み締めることで精一杯だった。

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