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第21話 学園長は〇木さん

「お、着いたみたいだ」


 馬車が停車したことを確認しタツヤが言った。タツヤは黒の革ジャケット(【絶対神の皇外套(アブソリュートコート)】の機能で長さを調節できる。その為、ジャケットとコートで使い分けられる)を着ると馬車の扉を開けるスイッチを押し外へ出た。


「そんな物欲しそうな顔してもエスコートなんてしねぇなからな」

「そんなっ!?」


 タツヤは馬車の中にいるエレーナに声をかけると歩き始めた。エレーナは軽く絶望したような声をだしながらもすぐに馬車から降りるとタツヤを追いかけるのだった。





「あー、ちょっと待ってくれ」

「なんだ?」

「お前、ここの生徒か?それとも受験生?」

「いや、違うぞ」

「そうか、身分証を出してくれ。ある程度の身分証明が無いと入れないからな。生徒の親族やらを除いて」


 タツヤが校門を潜ろうとするも門番に止められ、身分証の提示を求められた。タツヤは大人しくインベントリからギルドカードを出しつつ、門番に話し掛けた。


「そうなのか。因みにある程度ってのは具体的にはどの程度なんだ?ほら、これでいいか?」

「そうだな、冒険者ならBランク以上ってところか?まあ、許可を取ればそれ以下でも入れるが………【王冠(クラウン)】!?お前か!噂の英雄は!意外と若いんだな」

「英雄とか言うな、気持ちわりぃ。もういいか?」

「おう。それでそっちのお嬢さんは?」

「あ?こいつはあれだ、あれ!変態聖女のエレーナだ」

「エレーナ………?って、虹国の聖女様じゃないか!」

「まあ、そうらしいな。もう通っていいか?」

「あ、ああ」

「じゃあな」


 タツヤは門番に挨拶をするとやっと校門を潜り、学園よ敷地内へと入った。もちろんエレーナも着いてきている。というより、エレーナが入学するのであって、タツヤは付き添いなのだからエレーナはタツヤの横を歩くべきだ。


「エレーナ、どこに行くんだ?」

「まずは受付へ向かってから、学園長に会いに行きます」


 タツヤが質問するとエレーナがすらすらと答える。こういうところだけを見ればマトモなのに変態だからタチが悪い。まあ、キスをすると人格が少し変わるタツヤも同じ様なものだが。



 そんなこんなで数分後。

 タツヤとエレーナは校舎のロビーにある受付で学園長との面会許可を受け、学園長室へと向かった。


 コンコン

「アドル王国第二王女及び聖女エレーナ・ヴァレン・フォン・エンベルガーです。到着の報告に伺いました」

「入っていいよ♪」

「失礼します」


 マジメな王女モードのエレーナが扉をノックし、学園長室へ入る。タツヤもそれに続き中に入る。そして、そこには・・・某ソロモンの後継者学園長と某対魔導な北欧神学園長を足して2で割ったような男がいた。


「(まさかの〇月込み!?)」

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