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第15話 お前ら火星(笑)行ってこい。

達也はヤ〇チンだ!

「勇者ホシナと勇者サトウを連れて参りました!」


 二人の話が丁度終わったところで二人の勇者がやってきた。

 加害者と被害者の再会である。


「入れ」

「ってめ!離せよ!」

「僕は何もしていないのにこの仕打ちはなんだい?前からずっとry」

 

 部屋の中に手足を鎖──クラスメイトの一人桜井佳奈のオリジナルスキル【敵縛る女王の鎖(クイーンズ・チェーン)】によって縛られた星名と佐藤が入ってきた。否、ぶちこまれた。騎士の顔を見てみると漫画か!とツッコミたくなるほどに青筋を立てている。相当おこな様だ。



「なあ、詠唱ってカッコいいよな」

「まあ、確かに」

「だよな。俺、無詠唱だからさ………。まあ、それよりもうるせぇぞ、糞勇者(ニート)。『Wir, der Klang seiner Partei zu leugnen.《消音》』。あと動けないように『Seine Person ist in unserem Befehl festgelegt ist, und wird von Thy auch unser Befehl festgelegt. Und, ist mein Feind verboten, durch dich zu bewegen.《座標固定》』。

 それと、騎士の人。ご苦労様。家族は?ああ、息子と娘がいるのか。じゃあ、このドラゴン肉でも家族と食ってくれ」


 達也は二人に無駄に詠唱をして魔導を掛けると、連れてきた騎士を労い、礼としてドラゴン肉を与えた。このドラゴン肉は例の森で手に入れた物であり、味を考えるともはや値段を付けられない。


「達也、無駄な詠唱だな」

「………言うな」


 和眞が冷静な声で達也に言う。


「ところで、カンザキ皇。この者達をどうするのですか?」


 そんな時、国皇が達也に質問をした。達也はその声を聞くとそれはもう美しく笑いながら、若干芝居掛かった口調で言った。


「おお、陛下。そのご質問にお答えさせて頂きます!この二人は以前私めを殺害しようとしました。ならば!私はこの者達に絶望を与えようかと。だが、しかし!これではつまらない!

 よって!これからは神皇として対応しようかと思います!その理由がお分かりか?」

「………ああ」

「よろしい!ならばこちらのお二人の声も聞けるようにしなければ!《解除》」


「てめぇ!何しやがる!」

「あ"ぁ?なんだ佐藤?!そんな口きいてんじゃねぇよ。今、お前の生殺与奪権は俺が握ってんだ。嘗めたこと抜かしてると思わず殺しちまうぞ?」

「……………」

「そうだ、それでいい。

 それと星名。俺が誰だか分かってるよな?」

「悪いけど知らないよ。それよりも此れを消してくれないか?僕の雪姫に会わなくちゃいけないんだ『バキィ』……グヒィ」

「あ?誰が誰の女だって?もう一回言ってくれよ。

 いや、それよりも自己紹介したほうがいいか?」

「達也君!」「達也くん!」「神崎君!」「タツヤさん!」

「あ、神崎君ここに居た!美乃ちゃんも!」


 達也がそう言い、自己紹介をしようとした所で三女神+1と女子が国王の部屋に雪崩れ込んで来た。達也は若干萎えつつも話を続ける。


「全員、黙っとけ。特に真奈、雪姫、篠崎、エレーナ。今、お楽しみ中だ。

 さて、自己紹介だったな。

 久し振りだな、星名、佐藤。お、分かってそうな顔してるな。そう、お前らに殺されかけた神崎達也君だ」

「お、お前が!?嘘つけ!あいつはそんな顔してない!」

「は?何言ってんの?お前俺の顔なんて見たこと無ぇだろ。体育は休んでたし、前髪長くして下ろしてたんだから。つーか、男子だけだぞ、俺の素顔知らんの。女子は全員知ってたし。

 それと、何だっけ?お前みたいなキモい根暗が真奈達と一緒にいるな。だっけ?皆に訊いてみる?どっちがキモいか。

 なんか、言いたそうだな。星名ぁ?」

「そうか、神崎君だったか。それなら、さっさとこんなことをやめろ!雑魚の分際で!それに僕の真奈達の名前を呼ぶな!『ドゴォ』ブベェラ」

「はあ?誰が誰のだって?殺されてぇのか?オラ、何か言えよゴミが。それに誰が雑魚だ。地球に居たときから随分と裏で言ってくれたなぁ?大体、俺の何をもって雑魚だと判断した?地球に居た頃はステータスなんか見えないのになぁ?あれか?自分より顔が劣っているからとかそんな理由か?」

「「「いや、お前(神崎)の方がイケメンだろ」」」

「つーか、何回スカウトされたっけ達也?」

「えっと、軽く五十回くらい?って、そんな事はどうでもいいんだよ!

 それで、何故俺が雑魚の根暗だと?ほら、言ってみなよ。…………無いんだな。はぁ、もういいや。和眞、記憶送らせてもらうぞ」

「……な、なんだよ、これ。これが神崎!?嘘だろ」

「嘘じゃねぇよ。

 まあ、取り敢えず此れからの事を話すわ。

 まず、1つ目。俺は今神です。

 二つ目、これが証拠です。

 三つ目。星名、誰が誰の女だって?もう一回言えよ」

「真奈達は僕の女の子だ!」

「うわっ!キモ!死ねよ犯罪者!

 ということで、現実を見せます。えっとー、真奈、雪姫地球での例の話と、今ここですぐにしてほしいこと1つ言って」

「「達也君とは婚約者で、今すぐしてほしいのは『ピー(電波が乱れております)』だけど、ここじゃ無理だから大人のキスで」」


 達也は二人の答えに「あ、マジで?」と思いながらも一応言葉を返す。


「あのさ、女性が公衆の面前で『ピー(電波が乱れております)』とか言うなよ」

「婚約者?神崎君!彼女達を脅し『バキィ☆』グボラァ」

「う☆る☆さ☆い!

 と、まあこんな感じだけど………和眞、やっぱりキスしないとダメかなぁ?」

「当たり前だろ。ほら、逝ってこい!」

「なんか字がちげぇ!」


 そう言いながらも達也は二人に向かってあるいていった。まさか………やるのか!?やってしまうのか!?公衆の面前で!?女子全員と国王の見てる前で!?本当に!?


「えっと……マジでやるの?」

「「もちろん!」」

「はぁ、マジか。スゲェ見られてるんだけど……良いか。どっちから?」

「「私から!ん?」」

「真奈、私の方が言うの早かったわよね?」

「いや、それよりも私の方が婚約したのは早かったから」

「もう、めんどい。真奈」

「ん?っ!?」


 クチュry


 達也はもうめんどくさくなって取り敢えず真奈からキスをした。

 その時間は凡そ1分。因みに言っておくと達也はテクニシャンだ。さらにもう1つある欠点を持っている。


「ふぅ、雪姫もだな」

「ふぇ?」


 クチュry


「真奈ももう一回か?」


 クチュry


「雪姫もだな」


 クチュry


「あー、我慢出来ねぇ。ちょっと帰るわ。

 それと、お前ら二人と男子勇者は火星に行ってもらうから。じゃあな」



 数時間後、真奈と雪姫はトロトロにとけていた。


 達也の欠点それは………キスをすると性格が変わる。数年前の達也強漢事件の時も最初は真奈と雪姫からだったが、途中から達也がこの状態になったため、さらに激しくなったらしい。

 まさかの欠点発覚であった。

はい、達也が暴走しました。

それよりもだ!非リアの俺にDキスの音その他はムズすぎるわ!

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