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第2話 馬車の旅

 

「平和だなぁ」


 タツヤが馬車の窓から外を見て言った。その手にはコーラを持っている。


「そうですね//(タツヤさんと二人っきり//)」



 ここで、馬車の機能紹介をしよう。

 この馬車は震動が無く、馬の体感重量は乗員を含めて3㎏程。中は時空魔導の《空間拡張》によって広くなっており、トイレ、風呂、キッチン完備。勿論私室となる部屋もある。また、仮眠室として《時間停止》の魔導が掛かった部屋があり、中でどれだけ寝ても外では時間が経っていないと言うことができる。他にもリビング的な場所にはかなりの大きさのモニターがあり、何故かオンラインゲームができ、アニメや映画も見れる。勿論、4Kで60fpsだ。他に、空調もある。防御機能も完璧だ。モンスター?もう死んだ。盗賊?攻撃する前に見つけられない。あと、攻撃も通らない。

 外観も悪趣味にならない程度に豪華だ。


『タツヤ様、モンスターです』

『数と種類は?』

『オークもブラッドオーガが5体ずつです』

『ふぅん。大丈夫だな』


 ドドドドドド


『殲滅完了しました』


 少し行くとモンスターに遭遇したが直ぐに防御システムによって殲滅された。秒間発射50000発の特製レールガンのお陰だ。


「やっぱり、平和だなぁ」



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