第20.5話 ミョルニル
裏話です。
〓北欧神界〓
「ふーん、ふふーん。ミョルニルたん今日も……良いっ!」
ここは地球で北欧神話とよばれる神話に登場する神々の暮らす北欧神界。その一角で燃える様な赤髪と目を持った男──北欧神話最強の戦神である雷神トールが今日も愛鎚ミョルニルを眺めて……いや、見つめていた。
このトール、確かに強いし、ゴツいがイケメンなのだが、武器に愛情を注ぎまくっている。そのせいで一部の神からは変態と呼ばれていた。
そんな武器を愛するトールなのだが、この時ある事件が起きる。
『《武器召喚雷鎚》!!!』
シュンッ
「おわぁっ!あれ?ミョルニルたんは?」
そう、タツヤの武器召喚である。タツヤがディートヘルムをしばくという下らない理由でミョルニルを召喚したのだ。そして、ミョルニルが消えたトールは
「ぐすん……ミョルニル……たん、ドコォ?……ぐすん」
体育座りをしながら泣いてしまった。皆さん、よく見てくれ。これがあの雷神トールである。
そして、これはタツヤがディートヘルムをしばきおえるまで続いた。
ミョルニルが帰って来たトールは
「いやっふうううううう!!!ミョルニルたーーーーーん!!」
と狂った。そして、この後ミョルニルが消えた理由を知り、タツヤを闇討ちしようとするのだが、軽くボコられたのは当然の事だった。
トールさん………あんた、そんな人だったんすね。
俺、あんたの事尊敬してたのに!
と、いうことで北欧神話最強の神が出てきました。完全にイメージで書いてます。
それと、何かこういう神を出してほしいとか有ったら感想で教えて下さい!
作者のイメージでタツヤと絡ませたりするので。




