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閑話 神崎邸での一幕

おまけです!

 タツヤとディートヘルム、エレーナがタツヤの家………というより城のような感じの神崎邸『玲瓏の館』での一幕


「お帰りなさいませ、タツヤ様」

「ただいま、セバス。人数が増えたんだが飯は足りるか?」

「は、大丈夫です」

「それじゃあ、怪我人が何人もいるからそっちの治療その他をパラメ達に頼んどいてくれ。

 あと、クックス達には怪我人の食べやすい物と追加した人数………2人分を頼むと伝えてくれ。

 あとはこの二人を客室へ案内してくれ。

 それと飯はどれくらいでできる」

「承知しました。夕食は凡そ2時間後にはご用意できます。お二人の案内はマリアとレーシアにさせます」

「OK、頼んだぞ。それと二人共、案内はアイツらがしてくれるから」


 タツヤは家に入ると執事であり自分の右腕的な存在となったセバスにディートヘルム達の来訪による諸々を命じた。そして、タツヤは自分の部屋へ戻っていった。






「うおっ!このベッド、ウチのヤツ(王宮)より良いな!ここにある魔道具もスゲェし、この絵もあの壷もコップもウチのより上物だぞ。しかもこの服(普通(タツヤ基準)のポロシャツとズボン)も着心地いいし。マジで何者だよ。ウチの国に取り込むとまでは逝かなくても友好的になってもらえらば万々歳だな。まあ、アイツのせいでそれすら無理になるかも知れんが……」


 ディートヘルムは案内された部屋のベッドに寝転びながら玲瓏の館にある物に驚き、そしてタツヤの事について考えていた。


 そしてそれはディートヘルムの隣の部屋のエレーナも同じだった。



「タツヤさんは何者なんでしょう?こんなに凄い家と凄い魔道具を持っていて……それにカッコいいし………タツヤさんとなら結婚したい……って何を言ってるのでしょう!?でも……」


 タツヤについて考えている事が、違ったが。それと結婚についてだが少なくとも3人はライバルがいるから頑張ってほしい。








「ウメェ!!!」

「美味しいです!」

「お、おう、そうか。」


 前菜のジュレ・ド・ブイヤベースを食べたディートヘルムとエレーナの一言だ。


「ウメェ!!!」

「これも美味しいです」

「お、おう」


 玉ねぎのグラタンスープを食べた二人の一言だ。これしか言わんのか!タツヤは内心でさけんだ。


 この後の二人は舌ヒラメのムニエルを食べても、ドラゴン肉のパイ包み焼きを食べても、デザート(ディートヘルムとタツヤはガトーショコラ、エレーナは桃のコンポート)を食べても涙目で同じ事しか言わなかった。




「何だよ、あれ!旨すぎんだろ!あれを毎日食ってんのか、タツヤは!?つーかさっきのがとーしょこら?とかいうのも旨すぎだ!太るわっ!」


 部屋に戻ったディートヘルムは夕食の事を思い出して叫んでいた。


「美味しかったです。タツヤさんと結婚すれば……毎日……さらにタツヤと一緒に居られる……」


 エレーナはタツヤとの結婚によるメリットの二つ目を見つけていた。



 そして、この二人はすぐ後にアイスを食べ、同じことをするのだった。



「旨すぎる!!!」

「美味しすぎます!!」

途中の料理については前に読んだ本を参考にしています。それと料理の順番とかは適当です。すいません。間違いがありましたら優しく教えてください。


それと、途中で出てきた名前の由来を紹介です!


セバス……執事といえばこれかなとおもって


マリア……特に由来は無し。


レーシア……特になし


パラメ……メタ〇ギアのパラメ〇ィックから。


クックス……cookから。


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