春馬の誕生日と花梨の夢を知る
今回は四つ子が春馬の誕生日を祝います!
「第六回四つ子家庭教師会議」
私、仲川紗月は何時ものように居間で座っていると花梨が何時ものように言う。
「議題は言うまでもなく春馬の誕生日プレゼントについてよ!」
「もうそんなに日はないですがどうしますか?」
多緖は心配そうに言う。
「んー千羽鶴とか?」
有香里が冗談めかして言う。
「どっかの四女か!」
花梨がツッコむ
「じゃあブックカバーとか?私達にもくれたし」
私は提案する。
「それは良いわね」
結局二手に別れてプレゼントをする事になった。
~当日~
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
夕飯を食べ終わり、俺上条春馬は何時ものように流し台に皿を持って行こうと立ち上がろうとする。
「春馬……ちょっと良い?」
紗月が呼びとめる。
「なんだ?」
「これでふ」「これよ」
すると花梨と有香里が小さな袋を差し出す。
「今日はアンタの誕生日でしょ」
「誕生日プレゼントでふ!」
「…え、あ、ありがとな」
俺は驚きながらも返事をする。
「開けていいか?」
「えぇ、良いわよ」「もちろんです!」
2つの袋には手作りのブックカバーとポケットティッシュカバーが入っていた。
「凄いな…お前達が作ったのか?」
「あったり前でしょ。まぁ、紗月に裁縫教えるの大変だったけどね。変なところに針を差したり……」
花梨は思い出すように言う。
「花梨、止めて……//」
紗月は恥ずかしそうに俯く。
「こちらも有香里に教えるのは大変でした。有香里ったら指を刺しちゃったり……」
「た、多緖も止めてー!」
有香里も恥ずかしそうに両手をバタバタさせる。
「有香里の手の絆創膏はそれでだったのか」
俺はやっと理解した。朝から有香里が絆創膏を指に付けているのが気になっていたのだ。
「そうです!」
「自信満々に言うな!」
俺は軽くチョップする。
「まぁ、大丈夫にはする」
こうして俺は四つ子から誕生日プレゼントを貰った。
~夜~
俺はトイレついでに居間に来ていた。
居間には有香里と多緖がテレビを見ていた。
「うん?」
その時、机の脚の近くにスクールバックが置いてあることに気付いた。
「なぁ、あのスクールバックは誰のだ?」
俺は有香里と多緖に聞く。
「たぶん、花梨のじゃないかな?」
「そうか」
(俺へのプレゼントを出した後忘れてったな)
俺は届けてやろうと持ち上げる。
パラッ
スクールバックから"パンフレット"が落ちる。
俺は拾おうとした手を止めた。
それは"医学部"のある大学の物だった。
「おい、これは……」
「「あっ…」」
有香里と多緖は見ちゃった?と言わんばかりにこちらを見ている。
「私達も去年見つけて……でもまだ何も言ってこないんだよ……」
有香里は少し心配そうに言う。
この時ばかりは有香里が姉のようにも見えた。
「そうなのか。でもお前らはみんなで教師になるとか言ってなかったか?」
「うん。だから私達も驚いたよ」
「私もです。」
有香里と多緖が口々に言う。
「そうなのか。まぁ取り敢えず鞄は花梨に届けとくな」
俺はそう言うと鞄にパンフレットを締まって持ち上げる。
「分かった!」
「分かりました」
有香里と多緖が続けて言う。
「じゃ、おやすみ」
「春馬さん(君)おやすみなさい」
2人同時に言う。
俺は居間を出た。
(それにしても何で医学部なんか……やっぱり母親の事もあったからか?)
そんな事を考えていると前から花梨が来た。
「ほら、鞄居間に忘れてたぞ」
俺は鞄を差し出す。
「ああ、ありがとう」
花梨は少し心配そうな表情で戻っていった。
お読み頂きありがとうございます!
さて、ラノベ彼女で告知した通り、仲川さんちの四つ子家庭教師シリーズは残り1話で最終回です!
次回は夏休み冒頭を描いて、最後は夏休み後半の8月で終わる予定です。ただ仲川さんちの四つ子家庭教師が終わっても、ハーレム系のシリーズは続きます 笑。では次回もお楽しみに!




