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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)百三十

「ということがことの顛末だ。まあ、俺が言うのもなんだが、災難だったな。彼女は凄く良い奴だったのに、部下には恵まれなかったんだ」


 創は少し残念そうな表情を浮かべながらそうニアに告げる。


 それに対し、ニアは黙り込んだまま下をむき続ける。


 そうして、しばらく時間が経った時、


『ことの顛末は分かった。だが、お前がいなければ起こらなかったことだ。それには変わりない』


 ニアは複雑な思いの中、それでも全ての原因である創にそう告げる。


 それに対し、創は答える。


「いや?俺がいなくてもナタリアはいつか誅殺されていたぞ?」


『何故、そう言い切れる?』


「そんなん未来が見えるからに決まってるだろ。今の俺には見えねえが、あの時は未来も過去もこの世の全てが見えてたからな」


 創はさも当然かのように未来が見えるからと答える。


 実際、未来が見える者はこの世には存在しているが、複数の未来を見える者は中々いない。


 見えたとしても脳の処理が追いつかずに脳死してしまう者もいる。


 だが、昔の創はいつでも全ての可能性を見ることができた。


 そんな彼が言うならば、ナタリアの暗殺は創がいなくてもいつか起こり得た事実なのだろう。


 しかし、創のことを詳しく知らないニアがそれを信じるかは別だ。


 そもそもそんな突拍子もないことを信じてくれる者は少ないだろう。


 だが、


『そうか、貴様が言うのならきっとそうなっていたのだろう』


 ニアは創からの言葉を最も容易く信じる。


 それに対し、創も少し驚く。


 まさか、こんなにもすんなり信じてくれるとはと。


 そして、ニアは


『それでも俺は復讐をやめない。俺はもう止まることはできない』


 武器を構え直す。


 それを見た創はため息を吐く。


「お前の命は別に欲しくないんだがな。まあ、武器を向けられちゃあ、仕方ないよな」


 創はそう言うと、手を掲げる。


 その瞬間、創の後方から光剣が再び展開される。


 その威力は先ほどのものよりも強い。


 明らかにニアのことを殺しにきている威力だ。


 ニアは再び展開された光剣を見て、思わず昔のことを思い出して震えてしまう。


 しかし、ニアは震える体に鞭を打ち、光剣を真っ直ぐに見つめる。


 そうして、ニアの覚悟が決まったタイミングで、


「それじゃあ、お前と話せて嬉しかったよ。じゃあな」


 創は光剣をニアへ向けて振り下ろす。


 それに対し、ニアは手に持つ大剣を勢い良く振り上げる。


『うおおおおおおおおおお!!!!!!!!』


 ニアは桁違いのエネルギーを放つ光の奔流を押し返そうと必死に争う。


 しかし、光剣を押し返すことができず、ニアはどんどん地面の中へ埋もれていく。


 それでもニアは諦めずに光剣を押し返そうと必死に力を入れる。


 だが、光剣の威力は凄まじく、ニアの体は悲鳴をあげ、そこら中の筋肉が引き裂かれ、体からは血が溢れ出ている。


 身体中の筋肉が引き裂かれ、ニアは全身に激痛が走る。


 全身の筋肉は引き裂かれては再生され、その工程を無限に繰り返す。


 しかし、限界がやってきてしまう。


 ニアの再生はどんどん追いつかなくなっていき、最後には傷が完全に治らなくなってしまう。


 このままでは押し切られてしまう。


 ニアはそう思いながら体に力を入れるが、これ以上は力が入らない。


 それでもニアは火事場の馬鹿力を発揮し、本来ならあり得ないような力を振り絞り、光剣に抗う。


 しかし、


「もう終わりだ。さよなら」


 創がそう言った途端、光剣の出力がさらに上がる。


 ただでさえ、光剣を何とか耐えることができていたニアであったが、さらに威力を上がってしまったらもう耐えられるはずがない。


 ニアは最後まで抗いながらも光剣に飲み込まれ、そのまま消滅してしまった。


 ニアの肉体が完全に消滅したところで、創は彼の魂を確保する。


 ニアの魂を確保した創はそのまま魂を特別な空間で保管することにする。


 これはナタリアとの約束を守るために必要な行為であり、その行為自体は時間がかかる上に大掛かりなものになるため、今ここで行うことはできない。


 そのため、創はニアの魂を回収したのだ。


 本来ならば、魂の回収なんてことはしてはならないのだが、創は例外なので、魂を回収しても問題ない。


 そもそもほとんどの者が魂の回収なんてことはできないので、そこまで問題ではない。


 創がニアのことを倒し終わったタイミングで、後方で爆発音が聞こえてくる。


 振り返ってみると、リヴァイアサンたちが純白の生物をちょうど討伐し終わっていた。


 討伐を完了させたリヴァイアサンたちは、創の元へ駆けつけてくる。


 そうして、駆けつけてきたリヴァイアサンたちのことを出迎えようとした時、


『創くん!!ワカティナの南西の防護壁が全部破壊されて街の中に化け物たちが侵入してるって情報が入ってる!!』


 アイナから緊急の連絡が入る。


 それはワカティナの壁が破壊され、街の中へ化け物たちが侵入しているというものだった。


 


ちな、本来のプロットではもっとニアとの戦闘は長かったんですけど、私がほとんど内容忘れているので、三章終わらせるために短縮しました。流石に三章の内容ほとんど覚えてないからね。このままずるずる書いても上手くできそうにないので、本来よりも短くしました。多分、ここ以外の部分も短くなると思いますので、ご了承ください。本来の話を読みたいと思う方は僕の小説宣伝して書籍化させてください。そうすれば、本来のシナリオで書きますので。とか言いつつ、書籍化した際はこの章はもっと後になるか、そもそも存在自体消し去ることになりそうですが。

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