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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)百二十八

創「そう思えば、ずっと聞き忘れていたんだが、お前の名前は何というんだ?」


 彼も少し休憩したいのか、その場に座り込んでいる創は警戒を続けている黒騎士の巨人に戦いを始める前から、ずっと聞き忘れていた名前を質問したのだった。


 創のことを警戒していた黒騎士の巨人はいきなり彼から名前を質問されたことに一瞬の戸惑いはあったが、直ぐに平常心を取り戻し、創への警戒を続けたまま彼からの質問に答えた。


黒『俺の名か?俺の名はニア・バルジスタだ』


 創から名前を聞かれた黒騎士の巨人はニア・バルジスタと名乗った。


 黒騎士の巨人の名がニア・バルジスタであることを知った創は少し驚いたような表情を浮かべたのだが、彼と親しい人でしか、彼の表情を読み解くことは出来ないので、ニアは創が驚いたような表情を浮かべたことには気づいていない。


 ニアは自分の名を名乗ったのは良いものの創が自分の名を聞いた途端、黙り込んでしまったので、彼がいきなり黙りだしたのは一体どうしてなのかと不思議そうに彼のことを見つめていた。


 ニアが不思議そうな視線で創のことを見つめていると、


創「まさか、ギリエニア共和国の生き残りがバルジスタ公爵家の者だったとはな。どおりで、俺の予想を上回る強さなわけだ。それで、名前がニアと言うことは、お前はバルジスタ家の次男だな?」


 創が納得したような仕草で、ニアにバルジスタ家の次男で間違いないかと質問したのだった。


 どうやら、創はギリエニア共和国を滅ぼした癖にギリエニア共和国のことを詳しく知っているようで、バルジスタという名を聞いただけでギリエニア共和国の公爵家であることを一発で見抜いた。


 そして、創の口ぶりから、バルジスタ家のことを知っているらしく、創の中でのバルジスタ家の評価は高いようであった。


 ここで、ギリエニア共和国のことについて少し説明しておくと、ギリエニア共和国は国名に共和国がついてる点から分かるように、政治に関しては日本のように政党などが行う形式になっている。


 そして、ギリエニア共和国は少々変わっており、日本のように政治とは関係なしに国の象徴として、ギリエニア共和国になる前の国ギリエニア王国からこの国を支え続けた貴族たちの爵位は残り続けていた。


 これはあくまでも称号であり、政治に介入するにはもちろん、他の政党たちと同じように政党を組んで選挙に出馬し、当選しなければならない。


 まあ、この爵位を持つ貴族たちは昔からギリエニア共和国を支え続けてきた家系が多いので、選挙に出れば、当選することがほとんどなのだがな。


 ニアの一族であるバルジスタ家も優秀な人物が多いので、数多くの政治家たちを世に輩出していた。


 ここで、話を戻す。


 創の口からバルジスタ家がギリエニア共和国の公爵家であることを聞いたニアはまさか、創がバルジスタ家のことを知っているとは思ってもいなかったので、ニアは驚愕のあまり開いた口が塞がらなかった。


 ニアはしばらくの間は驚愕のあまり開いた口が塞がらなかったのだが、時間が経てば、誰でも落ち着くというもの。


 開いた口が塞がらなかったニアもしばらくの時間が経つと、落ち着きを取り戻し、創から次男であるのが質問されたことを思い出した。


 次男であるか質問されたことを思い出したニアは創からの質問に答えるべく、口を開いたのだった。


ニ『ああ、俺はバルジスタ家の次男だ。それがどうしたんだ?』


 ニアは自分は間違いなくバルジスタ家の次男であると創に伝えた後、ニアはなぜ、創が自分がバルジスタ家の次男であることを確認したいのか不思議に思ったので、質問してみた。


 ニアからなぜ、自分がバルジスタ家の次男であることをわざわざ聞いたのかと質問された創は少し神妙な面持ちになったのだが、ニアは創の表情を見分ける能力はないので、ニアは創が神妙な面持ちをしていることに気づかなかった。


 ニアは不思議に思って質問しただけなのだが、この質問が悪かったのか、再び創が黙りこけてしまったため、彼が再び黙りこけてしまった理由をニアは考え始めた。


 そうして、ニアは創が黙りこけてしまった理由を考えていると、


創「ニア、ギリエニア共和国の多く民はキュロシアン要塞で俺の手によって命を落としたことは分かっているな?」


 創は神妙な面持ちのままニアにキュロシアン要塞での戦闘には、ギリエニア共和国の多くの民が参加しており、その多くの民は自分の攻撃によってあの世に葬られたことは分かっているかと再び確かめるようなことを質問した。


 創からいきなりキュロシアン要塞での話を再びされたニアは複雑な気持ちであったが、創が無駄にこの話を掘り返していないことは彼の放つ言葉のトーンから分かっていたので、ニアは彼からの質問を肯定するかのように首を縦に振った。


 ニアが首を縦に振ったことを確認した創は話を続けた。


創「あの攻撃でキュロシアン要塞だけでなく、ギリエニア共和国の多くの土地を壊滅させたが、王都付近は光剣の被害を受けていない。いや、被害を受けていないと言うよりかは、わざと王都付近は残すように放った。ギリエニア共和国側に降伏勧告を再び送りつけるためにな」


 創の話によると、キュロシアン要塞を一撃で陥落させた光剣はキュロシアン要塞だけでなく、王都付近を除く全ての土地を壊滅させたようであった。


 そして、創が王都付近に被害を出さなかったのはわざとであり、ギリエニア共和国側に再び降伏勧告を送りつけるためであったようだ。


 そのことを聞いたニアはとあることが気になり始めた。


 ニアが創の話を聞いたことで、とあることが気になり始めたタイミングで創は再び口を開く。


創「ニア、お前に問おう。お前の婚約者であったギリエニア共和国の第一王女ナタリアの最後を知りたいか?」









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