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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)百十八

次回の投稿は18日です

 黒騎士の巨人が自分の追撃をもろともせず、少し離れた位置に着地したのを確認した創は自分の元へと猛スピードで戻ってきたロンギヌスをキャッチし、ロンギヌスの勢いが凄まじかったため、創はロンギヌスをキャッチした後に一回転した。


 ロンギヌスをキャッチした創は黒騎士の巨人の方へ視線を向けたまま


創「相変わらず、アルミナ族の外皮は硬すぎて、下手な攻撃じゃ全く歯が立たないな。これだから、アルミナ族との戦いは面倒臭くてだるいんだよなぁ〜まあ、古龍たちの鱗の方が硬いから別に問題はないんだけど、だるいんだよなぁ〜」


 創はロンギヌスと龍狩りの大剣にアルミナ族の外皮は硬いせいでなかなか攻撃が通らなくて、古龍種よりはマシだが、やり合うのには少々めんどくさい相手だなと愚痴をこぼした。


ロ『まあまあ、私と龍ちゃんの攻撃は通じるみたいなんだし、そんなに面倒臭がることはないよ。ね?だから、はじはじは愚痴なんかこぼしてないで、目の前にいる巨人に集中しよ?』


 創から溢れた愚痴を聞いたロンギヌスは自分と龍狩りの大剣の攻撃は黒騎士の巨人に対して普通に通じているため、そこまで面倒臭がる必要はないと創のことを慰めた。


 そして、ロンギヌスは戦いが急に面倒臭くなって黒騎士の巨人への集中が切れている創に愚痴なんかこぼしていないで、目の前にいる黒騎士の巨人に集中するようにと優しく諭したのだった。


 ロンギヌスに諭された創は


創「少し愚痴をこぼしたくなっただけだから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。俺はやる時はやる男だからな。それに、今回の相手のアルミナ族のデカブツ野郎も俺を倒すために鍛えたのか、相当な実力者のようだし。手を抜いたら少しまずいかもしれないし、油断せずに行かないとな」


 少し愚痴をこぼした程度であるから心配する必要はないとロンギヌスに伝え、黒騎士の巨人は自分を倒すためなのか、相当鍛えているらしく、手を抜いたら少しまずいかもしれないので、油断せずに行かなければならないなと今度はロンギヌスだけでなく、龍狩りの大剣にも伝わるように少し大きな声で呟いたのだった。


 そうして、創がロンギヌスと龍狩りの大剣に油断せずにいこうと伝えていると同時に先ほどまで少し遠くの位置に立っていた黒騎士の巨人が一瞬で背負っていたバトルアックスを手に目の前まで迫ってきており、バトルアックスを創に向けて勢い良く振り下ろした。


 創は振り下ろされたバトルアックスに対して、勢い良く龍狩りの大剣を振り上げた。


 その瞬間、黒騎士の巨人のバトルアックスと創の龍狩りの大剣が再び激しくぶつかり合い、また創が黒騎士の巨人に押し勝つと思いきや、今度は足元に足場を設置していなかったせいで、足場の砂が黒騎士の巨人の力に耐えられずにどんどん創が砂の中へと減り込んでいった。


 体がどんどん地面の中へめり込み始めた創はこのままでは流石にまずいと思い、ロンギヌスを龍狩りの大剣で抑えているバトルアックスに向けて勢い良く突き立てた。


 バトルアックスに向けて勢い良くロンギヌスを突き立てると、ロンギヌスと接触した場所に大きな亀裂が入り、その亀裂は止まることなく広がっていき、最終的にはバトルアックス全体に大きな亀裂が入った。


 そして、創が龍狩りの大剣に先ほどよりも強い力を込めて押し返すと、全体に入った亀裂のせいで耐久力が大幅に落ちていたバトルアックスの刃の部分は木っ端微塵に砕け散った。


 いきなり刃の部分が砕け散ったことで力を全力で込めていた黒騎士の巨人はそのまま勢いを殺すことが出来ずに柄の部分だけとなったバトルアックスを地面に叩きつけ、創はその隙に砂の中から急いで飛び出したのだった。


 砂の中から勢い良く飛び出した創はそのまま黒騎士の巨人との距離を取るために後方へ下がりつつ、


創「光剣よ、敵を貫け!!!!」


 黒騎士の巨人の半分程度の大きさの光剣を生み出し、バトルアックスの柄の部分を砂に叩きつけたことで隙を見せてしまった黒騎士の巨人の心臓へ向けて目にも留まらぬ速さで放った。


 黒騎士の巨人は目にも留まらぬ速さで放たれた光剣を回避するために柄の部分だけとなったバトルアックスを急いで手から離し、前屈みになった姿勢を生かしてそのまま前へ倒れることで何とか光剣を回避することに成功した。


 何とか光剣を回避することに成功した黒騎士の巨人はこのまま倒れていてはまずいので、創から距離を取るという点も兼ねて後方へ勢い良く跳ね起きたのだった。


 そうして、跳ね起きた黒騎士の巨人は次の武器は何にしようかと悩みながら創の方へ視線を向けていると、後方から先ほど創が放った流星剣の時にも発生した激しい閃光が再び黒騎士の巨人を包み込んだ。


 次の瞬間、黒騎士の巨人の遥か後方で大きな爆発が起こり、その爆発で発生した爆風が黒騎士の巨人たちの元まで届き、あまりの爆風の威力に黒騎士の巨人は吹き飛ばされないように耐えることしか出来ず、身動きは取れなかった。


 何とか爆風に体を持っていかれないようにと黒騎士の巨人が絶えていると、彼の視界の先に先ほどまではいなかったはずの創が入ってきており、彼はすぐ目の前にまで迫っていた。


黒『何っ!?!?この爆風の中でも普通に動けるのか!!!!』


 黒騎士の巨人は激しい爆風の中でも全く支障なく動いている創に驚きを隠せなかったのだが、このまま身動きを取らずに立ち止まっていると創からの攻撃を許してしまうことになってしまうため、黒騎士の巨人はわざと爆風に身を任せ、爆風による変則的な軌道で創からの追撃を回避することに成功した。


 だが、


創「お前ならそうすると思っていたよ」


 黒騎士の巨人の考えは創に読まれていたのだった。









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