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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)百十

大変長らくお待たせしました。

 創が黒騎士の巨人にギリエニア共和国を滅ぼした際の様子を話してみると、先ほどまで怒りの感情が強かった黒騎士の巨人であったのだが、創からの話を聞いた途端、先ほどまでの怒りの感情を忘れてしまったかのようにその表情は驚きで埋め尽くされていた。


 先ほどまで怒りの感情が強かった黒騎士の巨人が創からの証拠として提示された情報を聞いた途端、その怒りを忘れてしまうほど驚愕しているのには彼から証拠として提示された情報が黒騎士の巨人の記憶と完全に一致していたからだ。


 黒騎士の巨人は自分の記憶と創から証拠として提示された情報が完全に一致していたことが信じられず、先ほど創から提示された情報は自分自身が行ったものではなく、ギリエニア共和国の滅亡に関わった人物から情報提供されたものではないかと考えた。


 黒騎士の巨人自身もギリエニア共和国を滅ぼした人物の情報を混沌に誘いし者たちから提供されている点から、神国アヴァロンと言う神界の中で最も力を持っている国の王である創が混沌に誘いし者たちとは別のルートでギリエニア共和国の情報を手に入れていることも普通にあり得るだろう。


 なので、黒騎士の巨人は創が先ほど自分に証拠として提示した情報は彼自身のものではなく、どこからか手に入れた情報をいかにも自分が体験したかのように自分に話したのに違いないと思ったのだが、創のことをよく観察してみると、彼は全くと言って良いほど嘘をついているような雰囲気ではなかった。


 そのように黒騎士の巨人が創から伝えられたことへの理解が追いつかずに困惑している様はもちろん創にも伝わっており、困惑する黒騎士の巨人を見て創は


創(まあ、普通に考えたら、ギリエニア共和国が滅びた時期と俺の生まれた年が噛み合ってないし、ギリエニア共和国を滅ぼした時の俺と今の俺を比べてみても別人と言われてもおかしくないほど弱体化したし、理解が追いつかずに困惑してしまうのは仕方ないか)


 ギリエニア共和国が滅亡した時期と自分が生まれた年が噛み合っていないのに加え、ギリエニア共和国を滅亡させた時の自分よりも現在の自分が大幅に弱体化している点から、確信させられるほど強くない証拠を提示されたところで信じられないだろうなと黒騎士の巨人の気持ちを理解しているようであった。


 黒騎士の巨人が自分と言ったことが信じられずに困惑していることに納得している創は彼に信じて貰うにはどのようなことをすれば良いのだろうかと頭を悩ませていると、創が悩んでいることに気づいたロンギヌスが話しかけた。


ロ『少し気になったことがあるから質問するんだけど、はじはじはギリエニア共和国のキュロシアン要塞を一撃で陥落させたんでしょ?それで、キュロシアン要塞を何の攻撃で陥落させたのか気になったんだけど、教えてくれたりする?』


 創に話しかけたロンギヌスはギリエニア共和国最強とな高い難攻不落の要塞であるキュロシアン要塞をだった一撃で陥落させたことが気になっていたらしく、興味深そうな声でどんな攻撃を用いてキュロシアン要塞を陥落させたのかと質問したのだった。


 ロンギヌスから不思議そうな声でキュロシアン要塞をどのようにして、一撃で陥落させたのかと質問された創は彼女がこの質問をしたのは単なる疑問を投げかけているように見せてかけて、実は困惑している黒騎士の巨人に更なる証拠を提示するための土台を作ってくれたのだと思い、流石はロンギヌスだなと感心した。


 創は勝手にロンギヌスが質問をしたのは黒騎士の巨人に更なる証拠を提示するための土台を作ることが目的であると勘違いをし、感心しているのだが、実際のロンギヌスはこんなに深いことを考えてなどはおらず、単純に気になったので、質問したまでである。


 そのため、自分の発言に勘違いをし、勝手に感心している創のことを見たロンギヌスは創が勝手に妄想をして勘違いをしていることなど知らないので、彼が何について感心しているのか分からず、頭を悩ませたのだった。


 そんな二人のすれ違いを間近で見ていた龍狩りの大剣であったのどが、彼らのやり取りの中ですれ違いが起きていることに気づいておらず、創の態度からロンギヌスはいたって普通な質問の中に創にしか伝わらないような意味を持たせたのだと勘違いを起こし、自分だけ仲間外れにされていると被害妄想をし始め、少し機嫌が悪くなった。


 そうして、創はロンギヌスの質問に深い意味があるのだと勘違いをし、勝手にロンギヌスのことを感心していたのだが、先ほどまで普通であった龍狩りの大剣が急に機嫌が悪くなったことにいち早く気付いたのだが、彼女がいきなり機嫌が悪くなった理由が分からなかった。


 創は何か龍狩りの大剣の地雷を踏んでしまったのかと思った彼女の機嫌が悪くなるまでの間に自分が行った仕草や発言、態度などを思い出したのだが、彼女の機嫌が悪くなるようなことはしていなかった。


 龍狩りの体験の機嫌が悪くなった理由が彼女の予想外過ぎる勘違いからくるものであるので、あの自称女心マスターである創の長年夫婦仲に亀裂を入れないよう妻たちの機嫌取りにミスすることなく、成功し続けてきた経験をもってしても予想外過ぎる勘違いから発生した怒りを特定することは出来なかった。 


 創は龍狩りの大剣の怒りの感情がどこから湧いて出てきたのか分からない状況で下手な慰めなどをしてしまった時は返って相手のことを怒りの増幅させる手助けになると判断し、機嫌の悪い龍狩りの大剣のことを無視し、ロンギヌスからの質問に答えることにしたのだった。

 


まずは一日置きで3話更新する予定なので、楽しみに待っていてください

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