表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

763/842

ワカティナ防衛作戦(創視点)九十八

 リヴァイアサンが巧みな嘘で草薙剣とアトランシアのことを言い包めることに成功した後、純白の生物の相手をするには空中戦を仕掛けなければならないということで、ゼルクレイグが龍の姿に戻った。


 ゼルクレイグが龍の姿に戻ると、リヴァイアサンたちは一人ずつ順番にゼルクレイグの背中の上へと登っていき、最後にレヴィアタンがゼルクレイグの背中の上に登り、飛び立った時に振り落とされないようゼルクレイグの背中に全員が掴まった。


 リヴァイアサンたちがゼルクレイグの背中の上に登るという明らかな隙を晒していたのにも関わらず、創たちの前に立っている黒騎士の巨人は一切微動だにせずにその場に佇んでおり、ゼルクレイグたちのことを待っているように感じた。


 そのため、創は明らかな隙を晒しているのに全く動く気配のない黒騎士の巨人は何か意図を持って、わざとこれほどまでの隙を見逃しているのではないかと思い、黒騎士の巨人はいったい何を裏で考えているのかと思考を巡らせた。


 そうして、創が黒騎士の巨人が裏で一体何を企んでいるのかと思考を巡らせていると、ゼルクレイグの背中の上に乗っているリヴァイアサンか話しかけてきた。


リ「それでは、私たちはあの空に飛んでいる純白の敵の相手をしてきますので、心配する必要はないかと思いますが、ご主人様は自分よりも格段に弱い相手に油断して足元を救われることが多々ありますので、油断しないよう気を引き締めて下さいね?」


 リヴァイアサンは黒騎士の巨人の裏をかこうと思考を巡らせている創に自分たちは今から純白の生物との戦いに行くのだが、創は相手が自分よりも格段に弱いとすぐに調子に乗り、慢心して足元を掬われるが多々あるため、油断しないようにと釘を刺した。


 リヴァイアサンからいくら相手が自分よりも弱いからと言って、調子に乗らないようにと釘を刺された創は一瞬、ヤベェと言わんばかりの苦笑を浮かべた後に


創「あ、ああ......もちろん相手が自分よりも弱かったとしても油断したりしないから安心してくれ。今回の敵は油断した瞬間に足元を掬われそうだしな。だから、本当に油断や慢心はしないから安心してくれな?」


 リヴァイアサンに今回の敵は一瞬でも油断や慢心をした瞬間、足元を掬われてしまうほどの強さをしているため、普段のように相手を舐め腐った態度で戦うことはないから安心してくれと言った。


 創から今回の敵に対しては油断や慢心はしないと伝えられたリヴァイアサンは彼は普段から今回は大丈夫だの絶対に油断も慢心もしないと言っておきながら、油断や慢心をして足元を掬われているので、疑いをかけるような目で創のことを見た。


 リヴァイアサンから疑いの目を向けられた創は油断や慢心をしないという自信がないのか、リヴァイアサンと視線を一切合わせることはなく、視線を泳がせていた。


 そんな自分と視線を一切合わせずに泳がせている創に不安を感じていたリヴァイアサンであったが、よくよく考えてみると、創が油断や慢心をして足元を掬われたとしても負けたことがないのに気づいた。


 なので、リヴァイアサンは不安はあるが、創なら慢心や油断をしたとしても絶対に大丈夫だろうと思うと同時にいくら創に注意をしたとしても今まで意味がなかったので、これ以上、創のことを責めても意味がないと判断し、ここで話を打ち切ることにした。


 そうして、リヴァイアサンが言うことを聞いてくれると僅かな希望の元に創に慢心や油断はするなと釘を刺した後、


リ「それでは、私たちも標的の元へ向かいましょうか。ゼルクレイグ?お願い出来ますか?」


 ゼルクレイグに今から純白の生物の元へ向かうことは出来るのかと質問した。


ゼ『うん、任せて。それじゃあ、行ってくるね?ご主人様』


 リヴァイアサンから純白の生物の元へ行けるかと質問されたゼルクレイグは首を縦に振った後、創に今から純白の生物の元へ行くと伝えたのだった。


創「おう、力の封印の方もいつもよりも大幅に解除してるから、思いっきり暴れてこい。それとみんなのことを任せるぞ、ゼルクレイグ?」


 創はゼルクレイグに力の封印を大幅に解除しているので、思いっきり暴れて来いと伝えると同時に共に純白の生物と戦うリヴァイアサンたちのことも任せたぞと伝えた。


 創からリヴァイアサンたちのことを任されたゼルクレイグは真剣な表情で首を縦に振った。


 そうして、創との会話を済ませたゼルクレイグは純白の生物との戦闘を繰り広げるためにもその大きな翼に膨大な魔力を纏っている紫雷を迸らせ、紫雷が迸る翼を勢い良く羽ばたかせて目にも留まらぬ速さで空中へ飛び立った。


 空中に飛び立ったゼルクレイグの方へ視線をつけてみると、ゼルクレイグの背中の上から草薙剣とアトランシアが顔を出していることが確認でき、顔を出している二人は創に向けて満面の笑みを浮かべながら手を振っていた。


 ゼルクレイグの背中の上から手を振っている草薙剣とアトランシアの姿を見た創は二人の可愛さに癒されながら、二人に手を振り返してみると、彼女たちはとても嬉しそうにはしゃいでいた。


 そんな手を振り返してもらえて喜んでいる草薙剣とアトランシアのことを少しの間眺めて癒された後、創は視線を落とし、自分の前に佇んでいる黒騎士の巨人の方へ視線を戻したのだった。


 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ