表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

754/842

ワカティナ防衛作戦(創視点)八十九

創「全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改ーーー」


 創がそう呟くと同時に自分たちの方へ向けて放たれ続けているレーザーの中心部分に運ばれた青白い砲台からは考えられないほどの超極太レーザーが目にも留まらぬ速さで放たれたのだった。


 あまりにも青白い砲台から放たれた超極太レーザーが速かったために、リヴァイアサンはそのレーザーが放たれる瞬間を捉えることは出来ず、レーザーが放たれた後に遅れてやって来た砲台からレーザーが放たれた際に発生した轟音が聞こえたタイミングでレーザーを捉えることが出来た。


 このことから分かるように、青白い砲台から放たれたレーザーは音速よりも遥かに速い速度で放たれており、その速度は最低でもマッハ80万を超えているとされ、砲台から放たれたレーザーは限りなく光の速度に近い速度であった。


 そして、音と光には大きな速度の差があることから、リヴァイアサンが轟音と共にレーザーを捉えることに成功した時にはすでに全てが終わっていた。


 青白い砲台から放たれたレーザーは自分たちの方へ放たれていたレーザーを完全に押し切っており、遥か地平線の彼方まで創が放ったレーザーが伸びていた。


 リヴァイアサンは気づいた時には青白い砲台から放たれたレーザーが遥か地平線の彼方まで伸びていると言う物語のオチだけを見せられた状況であったため、一体自分が反応出来ていない間に何があったのかと頭を悩ませたのだった。


 ちなみに、青白い砲台から放たれたレーザーは光に近い速度で放たれたのに加え、砲台の中にある数えられないほどの膨大な強化の術式によって、強化されていたため、膨大なエネルギーにより、相手方のレーザーとは拮抗することもなく、一瞬で押し切った。


 そして、相手方のレーザーをその勢いのまま目にも留まらぬ速さで押していき、見事に青白い砲台から放たれたレーザーは何者かにより、創たちに向けて放たれたレーザーに勝利することが出来たのだった。


 そうして、リヴァイアサンが現在の状況に理解が追いつかずに頭を悩ましていると、創は遠くの方を確認するような仕草をとった後、指を鳴らすと、青白い砲台から放たれ続けていた超極太レーザーが止んだのだった。


 レーザーが止むと、青白い砲台は少しずつ青白く輝く光の粒子へと変わり、最終的には砲台の全てが青白い光の粒子へと変化し、青白い光の粒子は空中に霧散していった。


 リヴァイアサンが空中に霧散していく青白い光の粒子をぼんやりと眺めていると、右腕の調子を確認するように右腕をぐるぐると回し、首をコキコキ鳴らしながら、創がぼーっとしているリヴァイアサンの方へ近づいてきた。


 右腕をぐるぐる回りながら、創が自分の方へ近づいてきていることに気づいたリヴァイアサンはぼーっとしている姿を見られるのが恥ずかしかったので、直ぐにいつもの笑みを浮かべ直した。


 リヴァイアサンがいつもの笑みを浮かべ直したタイミングで、創がリヴァイアサンの元に到着し、到着した創のことをニコニコした笑顔でリヴァイアサンが見つめていると、創が疲れたと言わんばかりの態度で話しかけてきた。


創「ふう、思ったよりも魔力消費が激しかったから疲れたな......まあ、これで俺たちに向けてレーザー放っていた奴も返り討ちに出来たと思うし、一件落着で良いかな......」


 創は先ほどの全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改が思ったよりも魔力消費が激しかったため、疲れているらしく、とても気だるそうな声をしていた。


 そして、気だるそうにしている創はリヴァイアサンに自分たちに向けてレーザーを放ってきていた奴は全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改で返り討ちにしたため、まだレーザーを放ってきた奴が本当に死んだのかをしっかりと確認は出来ていないが、流石に全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改を食らって生きているとは思えないと創は判断し、ひとまずは一件落着で良いことを伝えたのだった。


 創からひとまずは一件落着で良いと伝えられたリヴァイアサンはもう強烈なレーザーが自分たちに向けて放たれることはないことに安心し、安心した表情を浮かべながら小さなため息をついた。


 身の安全が分かったことに安心したリヴァイアサンは先ほどの創が使用していた魔道術である全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改を応用すれば、空間断裂を起こさない大きな技が出来るのではないかと思い、どのように改造すれば良いのだろうかと考え始めた。


 ここで、全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改の説明をしておくと、この魔導術はその名の通り全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザーの術式からレーザーとなる炎を発生させる術式を排除する代わりに普通の全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザーの術式よりも多くの威力の強化に関する術式を組み込んだものである。


 そして、レーザーの部分を担う炎を発生させる術式を排除していることから分かるようにこの全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改を起動する際にはこの術式とは他に炎を用意する必要があり、基本的には空間断裂を起こさないために炎の権能で生み出した炎を使用する。


 そのため、桁違いの威力になったとしても空間断裂が発生することがなく、今回創が全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改の火種として使ったものも権能により生み出した炎であったので、何とか空間断裂が発生しなくて済んだ。


 まあ、全てを貫く蒼炎アブレーション・レーザー・改の砲台となる部分を生み出し、起動している最中にあまりの魔力量に空間が歪み、小さな空間断裂が発生してしまいそうになっていたことは内緒であるがな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ