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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)六十八

創「お〜い、アイナ〜?ずっと無言のようだが、俺の声は聞こえているんだろ〜?それなら早くヘルムとアルベルトが喧嘩した理由を説明してくれないか?」


 創は今の状況を理解していないような陽気な口調で、司令室で暴れないようにルルーマさんの手によって取り押さえられているアイナにヘルムとアルベルトが喧嘩し始めた理由を質問したのだった。


 創が空気を全く読んでいないような態度でアイナにヘルムとアルベルトが喧嘩し始めた理由を質問したのだったが、先ほどまでの態度から分かるようにアイナは無言なままで創からの質問には答えなかった。


 創の空気の読まないような態度に通信機の向こう側にいるアイナのことを取り押さえているルルーマさんと先ほどまで現在の状況を説明していたミヤは一体創は何かを考えているのかと不思議に思った。


 一方、創の側にいるリヴァイアサンやレヴィアタンなどは創の現在の空気の読まないような態度に違和感を感じている様子はなく、どちらかと言うと現在の創の態度に納得している様子であった。


 そうして、創の側にいる如月ファミリーズと通信機の向こう側にいるオペレーターたちの態度に大きな差がありながらも次の創の行動を待っていると、再び創はいつもの陽気な態度でアイナに語りかけ出した。


創「なあ、アイナ?ちょっとミスした程度で切腹しようとするとか、メンタルが弱くなり過ぎじゃないか?メンタルの弱さがリヴァイアサンとそう変わらないぞ?」


 創はルルーマさんに取り押さえられているアイナにちょっとミスした程度で切腹するのは流石にメンタルが弱くなり過ぎていると言い、そのメンタルの強度はメンタル最弱のリヴァイアサンと引けを取らない程度であると言った。


 創が今のアイナのメンタルの強度がリヴァイアサンとそう変わらないと通信機越しで伝えたのだが、号泣しているせいなのか、アイナは先ほどの問いの時の同じように創に返事を返さなかった。


 一方、創の隣に座っていたリヴァイアサンはアイナの現在のメンタルの弱さを表現するのに自分の名前が出されたことに腹が立ったのに加え、自分が気にしているメンタルの弱さについて言われたことで心が傷ついてしまい、半泣きになりながら創のことを睨み付けたのだった。


 リヴァイアサンが創のことを半泣きになりながら睨み付けていると、彼女の双子の姉であるレヴィアタンがリヴァイアサンの元まで近づいてきて、そのまま半泣きになっているリヴァイアサンのことを優しく抱きしめながら頭を撫で始めた。


 レヴィアタンがリヴァイアサンのことを優しく抱きしめながら頭を撫でていると、先ほどまで半泣きで創のことを睨んでいたリヴァイアサンは安心してきたのか、レヴィアタンに甘えるように抱きしめ返し、先ほどまで溢れ出しそうになっていた涙は引いていたのだった。


 先ほどまで半泣きで自分のことを睨み付けていたリヴァイアサンがレヴィアタンに甘え始めたのを確認した創はついつい癖でリヴァイアサンのことをいじって泣かしてしまうところだったが、上手くレヴィアタンがリヴァイアサンの機嫌を直してくれたことに感謝したのだった。


 そんな風に創がレヴィアタンに感謝していると、そのことに気付いたのか、レヴィアタンが創の方へ向けて不敵な笑みを浮かべた後にウィンクを飛ばしてきた。


 ウィンクを飛ばしてきたレヴィアタンに創は半泣きになっていたリヴァイアサンのことを慰めてくれたことに感謝していたので、両手を合わせて感謝するような仕草を取ったのだった。


 そして、レヴィアタンに感謝するような仕草をとった後に先ほどまで陽気な雰囲気であった創であったのだが、再び創がアイナに話しかけようとした時、先ほどまでの陽気な態度は嘘のような少し棘のある声でアイナに話しかけた。


創「なあ?アイナ?ミヤから、お前が切腹しようとしていたと聞いたんだが、それは本当なのか答えろ.......」


 創は通信機越しに自分の話を聞いているであろうアイナに必死に抑えようとしているが、あまりの怒りに抑え切れずに溢れ出してしまった怒りが篭った声で先ほどミヤが言っていた切腹しようとしていたと言うのは本当なのかと質問した。


 その創の怒りの篭った声はあまりにも迫力があり、通信機越しに創とアイナの対話を聞いていたミヤとルルーマさんは萎縮してしまったのだった。


 一方、創の側で姉であるレヴィアタンに慰めて貰ったことにより泣き止んだリヴァイアサンは創の怒りの篭った声があまりにも迫力があったために恐怖から再びレヴィアタンの胸の中で啜り泣き始めてしまった。


 せっかく泣き止んだリヴァイアサンが再び創の怒りの篭った声に怖がって泣き始めてしまったので、レヴィアタンは自分の胸の中で啜り泣いているリヴァイアサンのことを慰めようと再び優しく抱きしめながら頭を撫で始めた。


 他の如月ファミリーズのメンバーたちも創の溢れんばかりの怒りに怖がっており、耳につけている通信機を手で押さえている創のことをぶるぶる震えながら見つめている。


 そうして、怒っている創のことを怖がっていると、先ほどまで一度も口を開かなかったアイナがついに口を開いたのだった。







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