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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(ヘルム視点)十四

 ヘルムの胸の中でシクシクと泣いていたベルヘイムはしばらくの間はヘルムの胸の中で泣いていたのだが、ヘルムが泣いているベルヘイムの頭を優しく撫でていると少しずつだが泣き止んできた。


 そして、ヘルムがベルヘイムの頭を撫で続けていると、先程まで泣いていたベルヘイムは完全に惚気た表情へと変わっており、終いには自らヘルムに頭を撫でて貰おうとヘルムの手にすりすり頭を擦り付け始めた。


 ベルヘイムが自らヘルムの手に頭をすりすりし始めた頃、ヘルムは完全にベルヘイムのナヨナヨモードが切れたと判断し、自ら撫でて貰おうと手を求めているベルヘイムの頭から手を離したのだった。


 ヘルムがベルヘイムの頭から手を離すと、とても不満げな表情を浮かべているベルヘイムがヘルムに視線でもっと自分の頭を撫でてくれとおねだりし始めた。


 だが、ヘルムはベルヘイムからのおねだりを無視し、ベルヘイムの頭を撫でることを拒否すると、ベルヘイムはヘルムの方へ怒ったように頬を膨らませた顔を向けていた。


 そんな頬を膨らませてベルヘイムが不満そうにしていると、ヘルムが自分の顔の前まで頬を膨らませているベルヘイムのことを持ち上げたのだった。


 いきなりヘルムの顔の前まで持ち上げられたベルヘイムが自分はどうして、ヘルムの顔の前まで体を持ち上げられているのかと不思議そうにヘルムのことを見つめていると、ヘルムが口を開いたのだった。


へ「その調子からするに機嫌は治ったようだな、ベルヘイム?それじゃあ、時間も押していることだし、いつもみたいに俺の肩に掴まっていてくれないか?」


 ヘルムはベルヘイムのことを自分の顔の前に持ってくると、機嫌が何とか治ってくれたことを喜んだ後に時間が少し押してしまっているため、いつものように自分の肩に乗ってくれないかとベルヘイムにお願いしたのだった。


 ヘルムが時間が少し押しているため、ベルヘイムに自分の肩に乗るようにお願いすると、ベルヘイムは少し不服そうな表情を浮かべていたのだが、時間が押してしまっている都合上、仕方なくヘルムの言う通りに彼の肩の上に落ちないように掴まった。


 ベルヘイムが不服ながらもヘルムの肩に掴まると、ヘルムは次に自分の前に立っているベルヘイムのワガママな行動に呆れている黒滅龍レイルアルマに話しかけたのだった。


ヘ「それじゃあ、白界龍ブレイカウスを少しでも早く助けに行くためにもワカティナの地下深くに存在する混沌に誘いし者たちの施設に向かうとするか」


 ヘルムは少しでも白界龍ブレイカウスの生存率を上げるために少しでも早くワカティナの地下深くに存在する混沌に誘いし者たちの施設に向かおうかと黒滅龍レイルアルマに言った。


 ヘルムから少しでも生存率を高めるために直ぐに白界龍ブレイカウスを助けに行こうと言われた黒滅龍レイルアルマが彼からの意見に賛同し、ワカティナに向かうために体の方向を変えた瞬間、


レ「きゃっ!?」


 黒滅龍レイルアルマは後ろから誰かに体を持ち上げられ、お姫様抱っこをされたため、驚きのあまり悲鳴のような声をあげてしまった。


 悲鳴のような声を上げてしまった黒滅龍レイルアルマは直ぐに自分のことをお姫様抱っこをしているのが誰か気になったので、顔を上に向けてみると、そこにはヘルムの顔と彼の肩に乗っているベルヘイムが顔を覗かせていた。


 自分がヘルムにお姫様抱っこされていることが分かった黒滅龍レイルアルマであったのだが、ヘルムが自分のことをお姫様抱っこしている理由が全く見当もつかなかった黒滅龍レイルアルマはお姫様抱っこされている恥ずかしさから顔を真っ赤に染め上げ、目をぐるぐる回しながら混乱し始めた。


 あまりの混乱具合に黒滅龍レイルアルマの方へ顔を覗かしていたベルヘイムは本当に黒滅龍レイルアルマは男性への免疫がないのに加え、未だに予想外の事態には弱いのだなと実感したのだった。


 そして、ベルヘイムはヘルムが黒滅龍レイルアルマのことをお姫様抱っこしていることが気に食わないのか、とても不服そうな表情を何食わぬ顔で黒滅龍レイルアルマのことをお姫様抱っこしているヘルムの方へ向けた。


 ベルヘイムから不服そうな表情を向けられたヘルムは黒滅龍レイルアルマのことをお姫様抱っこしていることに嫉妬してしまっているのかと少し申し訳ない気持ちになると、ベルヘイムが一瞬で機嫌が治る魔法の呪文をかけることにした。


へ「なあ、ベルヘイム?今度の休みに一緒に何処かにデートに行くから、レイルアルマのことをお姫様抱っこしていることを許してくれないか?」


 ヘルムが魔法の呪文であるデートを口にした瞬間、先ほどまで不服そうにしていたベルヘイムの表情が一瞬で変わり、その顔は一面に咲き誇る花のように美しく元気に溢れる満面の笑みへと変わった。


 そして、ベルヘイムは


ベ「うん!分かった!それでね、今度のデートは遊園地に行きたいの!!最近はあんまり遊園地に行けてなかったから、たまには遊びに行きたいんだ!!だからね!今度のデートは遊園地が良いんだけど、ヘルムは遊園地で大丈夫?嫌なら別の場所でも良いよ?」


 今度のデートは久しぶりに遊園地に行きたいと元気満点な声で興奮気味にヘルムに伝えた後に自分が興奮し過ぎていたことに気づいたベルヘイムは最後にヘルムが嫌なら別の場所でも構わないことを付け加えた。


 ベルヘイムが少し不安そうな表情でヘルムのことを見つめていると、


へ「分かった。今度のデートは遊園地に行こうか。俺も久しぶりにジェットコースターに乗りたいと思っていたところだからな」


 ヘルムが今度のデートは遊園地に行くことで問題ないとベルヘイムに伝えたのだった。


 そうして、ヘルムとベルヘイムは今度の休日に遊園地デートをすることになったのだった。


 






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