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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(ベルヘイム視点)五

 黒滅龍レイルアルマとベルヘイムはカーサスとアルベルトがヘルムについて話していることに気付いたので、二人が一体どんな会話をしているのか気になり、黒滅龍レイルアルマとベルヘイムの二人はアルベルトたちの話を盗み聞きすることにした。


 まあ、黒滅龍レイルアルマとベルヘイムは二人の会話を盗み聞きしていると思っているのだが、カーサスとアルベルトは黒滅龍レイルアルマとベルヘイムの二人が自分たちの話に興味があることに気づいていたので、二人に聞こえるように少し大きな声で話している。


 そうして、カーサスとアルベルトが自分たちに気を遣ってわざと大きな声で話していることに全く気づいていない黒滅龍レイルアルマとベルヘイムの二人はちょこちょこアルベルトたちの方へ視線を向けながら耳をすましたのだった。


 ちなみに、黒滅龍レイルアルマとベルヘイムがこちらが自分たちのことに気づいていない前提の行動をしていることはヘルムも気づいているのだが、ベルヘイムのあまりの可愛らしい姿にキュンキュンしていたため、もっと眺めていたいと気づいていないフリをしていた。


 そんな二人のことを自分が見ていることがバレないようにチラチラ見ていたヘルムはあまりにも黒滅龍レイルアルマとベルヘイムの行動や思考回路が似通っていなので、本当にこの二人は姉妹なんだなぁと思ったのだった。


 黒滅龍レイルアルマとベルヘイムが本当の姉妹であることを再認識したヘルムは都合の良い時にでも黒滅龍レイルアルマにはしっかり挨拶をしておくべきだなと思い、頭の中で自分の勤務表を浮かべて休みを探し始めた。


 そんな風にヘルムが黒滅龍レイルアルマにちゃんとした挨拶をするために勤務表からいい日時の休みを探しているうちにカーサスがアルベルトがヘルムに惨敗してしまった理由を話し始めた。


カ「それにしてもヘルムが防御力に定評のある隊長に馬乗りになった時はこいつバカなのかと思ったが、的確な場所を的確な威力で殴ることで脳震盪を起こし、隊長を完封するとは流石としか言いようがないよな!!」


 カーサスはヘルムに負けてしまったのが悔しいのか、少し肩を落としているアルベルトの背中をヘルムが繰り出したパンチよりも威力が高い平手打ちで叩きながら、負けて悔しそうにしているアルベルトのことを励ましていた。


 この二人のやり取りや会話はもちろん黒滅龍レイルアルマとベルヘイムにも聞こえており、黒滅龍レイルアルマは「へーそうなんだー」と簡単な感想しか考えてなさそうな表情で聞いていた。


 一方、ベルヘイムはカーサスの発言である『アルベルトは防御力には定評がある』と言うことを聞いた時、アルベルトの誇る驚異的な防御力について思い出し、ヘルムがアルベルトに馬乗りになってフルボッコにしていたことへの評価が一気に変わったのだった。


 そして、ベルヘイムはアルベルトの脅威的な防御力を目の当たりにした時のことを思い出した。


 これはいつものようにアルベルトたち第十七汎用騎士部隊のメンバーたちが王直属部隊の本拠地であるアグアナ基地で戦闘訓練を行なっていた時の出来事である。


 ヘルムが自分のことを皆には絶対に会わせたくないと言うので、いつものように力をヘルムに貸すのに加え、ヘルムの訓練の風景が見たかったので、ベルヘイムはヘルムに頼んで彼の視覚と聴覚をシンクロさせて貰った。


 そうして、ベルヘイムがヘルムの視点で彼らの戦闘風景をポテチを食べながらテレビ番組感覚で見ていると、ヘルムたちの部隊の隊長であるアルベルトがヘルムの方へ近づいていき、何か話しかけてきた。


ア「ヘルム?今まであまり気にしていなかったのですが、自分の体がどこまでの攻撃に耐えられるのか知っておくことが大事であることに最近の任務で気付きました。なので、どこまでの攻撃ならば耐えられるのか実験したいので、手伝ってくれませんか?」


 アルベルトはヘルムに自分の体がどれほどまでに頑丈であるのか知っておく必要があることに気づいたので、己の肉体の耐久性を実験するのに手を貸してくれないかと頼んだのだった。


 そんな自分の体の耐久性を知りたいアルベルトからの頼みを聞いたヘルムは


ヘ「別に手伝うのは構わないが、どれくらいの威力の攻撃をお前にすれば良いんだ?あんまり強過ぎるとこの施設の方が壊れるから、そこまで強い威力の攻撃は出せないぞ?もしも攻撃が強過ぎて施設を破壊してしまった時にこの施設の修理費を俺の給料から引くとか言われたら嫌だからな」


 アルベルトの体の耐久力テストに付き合うのは別に構わないが、強力過ぎる攻撃を頼まれたとしても周りの施設を破壊してしまう可能性があり、その破壊してしまった施設の修理費を自分の給料から出したくないため、強力過ぎる攻撃は出せないとアルベルトに伝えたのだった。


 ヘルムから強力過ぎる攻撃を出すことは出来ないが、ある程度の威力の攻撃で良いのならアルベルトの頼みである彼の耐久力テストを手伝っても構わないと言われたアルベルトは直ぐにヘルムが出した条件を飲んだため、ヘルムはアルベルトの実験を手伝う貰うことになったのだった。






 


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