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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(ベルヘイム視点)四

 ワカティナ大統領たちが裏で混沌に誘いし者たちと繋がっていたと言う裏切り受けたのに加え、古龍種である白界龍ブレイカウスを無理矢理幽閉していることにブチ切れた創から、ヘルムは黒滅龍レイルアルマと共に混沌に誘いし者たちの施設に行く許可を貰うことが出来たのだった。


 創から黒滅龍レイルアルマについて行くことへの許可を貰ったヘルムはもうアルベルトに馬乗りになり、彼の顔面に向けてパンチを繰り出し続ける必要がなくなったので、彼から離れたのだった。


 いきなりヘルムが先程まで馬乗りになって殴りまくっていたアルベルトから離れたところを目撃した黒滅龍レイルアルマは彼らのしていた通信を聞いていないため、ヘルムがアルベルトから急に退いたのは何故なんだと不思議そうに眺めていた。


 そんなヘルムとアルベルトのことを不思議そうに黒滅龍レイルアルマが眺めていると、ヘルムたちの会話をヘルムを通して聞いていたベルヘイムは黒滅龍レイルアルマにヘルムとアルベルトの喧嘩が終わった理由を話し始めた。


ベ「えっとね、ヘルムとアルベルトがいきなり喧嘩をやめたのはヘルムたちが所属している部隊の総隊長である創さんからレイルアルマお姉ちゃんと一緒に混沌に誘いし者たちの施設に行く許可が出たからだよ」


 ベルヘイムは先ほど第十七汎用騎士部隊での通信の内容を聞いていなかった黒滅龍レイルアルマに分かりやすくかつ端的に説明したのだった。


 ベルヘイムからヘルムが自分と一緒に白界龍ブレイカウスが幽閉されている混沌に誘いし者たちの施設に行く許可を創から取ったと聞いた黒滅龍レイルアルマはあっさりヘルムのワガママが許されたことに驚いた。


 黒滅龍レイルアルマがヘルムのワガママがすんなり通ったことに驚いていることがベルヘイムにも伝わったのか、ベルヘイムは黒滅龍レイルアルマにヘルムのワガママが通った理由を話したのだった。


レ「なるほど、国民たちがいるワカティナの地下に混沌に誘いし者たちの施設があるのは大きな不安要素になるため、それを除去することが大前提として、ワカティナの政府の裏切りに龍たちへの悪虐行為で創さんがキレてしまったためにヘルムさんのワガママを通ったのですね。それにしても創さんが怒っている姿など恐怖のあまり想像したくありませんね.....」


 ベルヘイムからヘルムのワガママが通った一連の流れを自分の脳内でまとめ上げた後、黒滅龍レイルアルマは恐怖の対象である創がブチギレている姿を少し想像してしまい、あまりの恐怖心から心がゾワっとしたのだった。


 そして、これ以上創のことを考えていると恐怖で本当に体の震えが止まらなくなり、その場から動けなくなってしまうので、黒滅龍レイルアルマは創が怒っている姿を一切考えないようにし始めた。


 そうして、黒滅龍レイルアルマがなるべく怒っている創の姿を考えないようにしていると、


ベ「レイルアルマお姉ちゃんの言う通り、あの温厚な創さんが怒っているとなると相当怖そうだね?よく普段から温厚であまり怒らない人ほど怒った時は凄く怖いって言うしね」


 ベルヘイムは黒滅龍レイルアルマに普段は温厚で滅多に怒らない人ほど怒った時の怖さは異常であり、そのことが普段から温厚であまり怒らない創にも適用されているため、今の創は相当怖いんだろうなと彼女の意見に賛同するかのように言ったのだった。


 だが、ベルヘイムはあくまで怒った時の創が怖いと言うだけであり、黒滅龍レイルアルマのように普段の創は恐いとは思っていないのはもちろん、普段の創は温厚で優しいと思っている。


 確かに、黒滅龍レイルアルマも白界龍ブレイカウスの捜索に様々な支援を行なってくれているので、創はとても優しい神だと思っているのだが、彼女はどうしても創から放たれている異様な雰囲気が怖いと感じてしまう。


 そのため、黒滅龍レイルアルマは創には多大な恩義を感じており、創には直接会ってお礼やこれからのことを話したいとは思っているものの彼から放たれている雰囲気がどうしても怖いと感じてしまうので、会えていないと言う状況である。


 そんな風に創のことについて黒滅龍レイルアルマとベルヘイムが話していると、先ほどまで倒れていたアルベルトが首を痛そうに抑えながら立ち上がった。


 立ち上がったアルベルトは首を痛そうに曲げているだけでヘルムからの攻撃にダメージをさほど受けていない様子であった。


 そんなアルベルトのことを黒滅龍レイルアルマとベルヘイムが眺めていると、カーサスが豪快に笑いながらアルベルトの方へ近づいていき、無理矢理アルベルトと肩を組んだのだった。


 そして、


カ「いやはや!隊長もヘルムにしてやられたな!」


 カーサスは豪快に笑いながら首を痛そうにしているアルベルトにヘルムの柵にまんまと引っかかってしまったなと言った。


 このカーサスの発言に黒滅龍レイルアルマとベルヘイムがただヘルムはアルベルトに馬乗りになって顔面を殴っていただけではないのかと思っていると、悔しそうにしているアルベルトにカーサスが再び豪快に笑いながら話し出した。


 そうして、黒滅龍レイルアルマとベルヘイムはカーサスとアルベルトの会話の内容が気になり、二人の話を盗み聞きをし始めたのだった。


 







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