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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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白界龍ブレイカウスの居場所について三

 フランから混沌に誘いし者たちクイン・インバイト・ブリカッツの名を聞いた黒滅龍レイルアルマは自分の姉である滅戒龍グラン・ガイウスと妹であるベルヘイムのことを思い出し、その怒りから脳味噌が沸騰したような感覚に襲われた。


 混沌に誘いし者たちの名前を聞いて怒りが爆発した黒滅龍レイルアルマはその表情にも彼女の怒りが露わとなっており、激怒している黒滅龍レイルアルマのことを見たフランは相当混沌に誘いし者たちに恨みを持っているのだなと思った。


 そんな混沌に誘いし者たちへ怒りを露わにした黒滅龍レイルアルマにフランは彼女のことを気にする様子もなく、淡々と白界龍ブレイカウスのことについて話していった。


フ「おやおや、その雰囲気からするにレイルアルマくんは混沌に誘いし者たちへ相当な恨みを持っているようだね。それはこちらとしても好都合だ。彼らの基地を破壊する際にそこにいる者たちも一緒に処分して貰いたいからね」


 どうやら、フランは黒滅龍レイルアルマに白界龍ブレイカウスが捕まっている混沌に誘いし者たちの施設を破壊するだけではなく、その場所で働いている者たちもついでに殲滅して欲しいようであった。


 そして、黒滅龍レイルアルマは滅戒龍グラン・ガイウスとベルヘイムの件があるのに加え、今回の白界龍ブレイカウスの件出の恨みがあるので、彼女は敵討ちとこれからベルヘイムと滅戒龍グラン・ガイウスのようなことが起こらないようにと混沌に誘いし者たちを壊滅させたいと思っていた。


 そのため、白界龍ブレイカウスが捕まっている施設にいる混沌に誘いし者たちの構成員もこの施設と共に壊滅させるというプランの提案は黒滅龍レイルアルマにとっても利益のある提案であった。


 なので、


レ「分かりました。ブレイカウスを助けることが優先ですが、余裕ありましたら混沌に誘いし者たちの構成員たちの殲滅も行いましょう」


 黒滅龍レイルアルマは白界龍ブレイカウスを助けることが優先ではあるが、彼女のことを助けた後に余裕があれば、フランから言われた通り混沌に誘いし者たちの構成員の殲滅を行うことを約束した。


フ「あの施設にいる構成員たちの処分はそこまで優先度の高い依頼ではないから、白界龍ブレイカウスを助けるだけでも厳しかった時は彼女のことを助けた後に構成員の殲滅は行わずにあの施設を爆破するだけで構わないよ」


 フランは施設にいる構成員たちを殲滅するのはそこまで優先度が高くないため、どうしても白界龍ブレイカウスを助け出すだけで精一杯な時は殲滅は無理して行う必要はないと伝えたのだった。


 フランから無理して施設にいる混沌に誘いし者たちの構成員を殲滅しなくても良いと言われた黒滅龍レイルアルマはあっさり自分の意見が承諾されたので、予想外の展開に驚きを隠せなかった。


 だが、ここで自分が驚いているところをフランに見られてしまっては何か良いように言い包められて利用される可能性もあるので、黒滅龍レイルアルマは驚いても何とか顔に出ないようにポーカーフェイスを維持したのだった。


 ポーカーフェイスを何とか維持することに成功した黒滅龍レイルアルマがフランのことを見つめていると、彼女は何かまだ伝えることがあったようで、再び黒滅龍レイルアルマに話しかけたのだった。


フ「そう思えば、白界龍ブレイカウスが監禁されている施設がワカティナにあることは伝えていたけど、ワカティナのどこにあるかはまだ伝え忘れていたね。入り口自体は二つあるんだけど、安全かつ白界龍ブレイカウスが監禁されている場所に一番近いのはワカティナ大統領邸宅にある隠し通路かな」


 フランは黒滅龍レイルアルマに白界龍ブレイカウスが監禁されている施設に繋がる二つの入り口のうち安全かつ白界龍ブレイカウスに近い方の入り口であるワカティナ大統領邸宅の隠し通路の場所を教えたのだった。


 フランの話を簡潔にまとめると、このワカティナ大統領邸宅にある隠し通路は一階の右端近くにある物置スペースにあり、その物置スペースの中には本棚があるようだ。


 そして、その本棚にはびっしりと本が敷き詰められているのだが、その本棚の上から三段目の棚に置かれている本のうち、右から数えて十二番目にある本を魔力を込めながら引き抜くことで隠し通路へと繋がる扉が現れるとのことだった。


 フランから隠し通路の場所と隠し通路の偽装を解くための方法を教えてもらった黒滅龍レイルアルマであったのだが、フランの話があまりにも詳しく、情報量が異常に多かったため、黒滅龍レイルアルマは情報が整理できずに混乱してしまった。


 そんな混乱している黒滅龍レイルアルマのことを見たフランは念のために用意していて良かったなと思いながら胸元にあるポケットの中から写真とメモを取り出した。


 胸元にあるポケットの中から写真とメモを取り出したフランはその写真とメモを必死に脳内で膨大な情報を整理しようと奮闘している黒滅龍レイルアルマに渡したのだった。


 写真とメモを渡された黒滅龍レイルアルマが不思議そうに眺めていると、


フ「そのメモはさっき私が説明したことが書かれたものだよ。そして、この写真はさっき言っていた隠し通路に繋がる本棚を写したものだね。あそこには本棚が大量に設置されているから説明だけだったら分からないだろうと思って用意しておいたんだよ」


 フランが写真とメモの説明を行ってくれた。


 フランから写真とメモの説明を受け、黒滅龍レイルアルマがその二つの物をポケットの中にしまうと、フランが大通りに続く道へと向いたのだった。


 そして、


フ「私からの依頼と情報は以上だ。君が無事に白界龍ブレイカウスのことを助け出し、あの施設を爆破してくれることを楽しみに待っているよ」


 フランは黒滅龍レイルアルマに別れの言葉を告げた後、大通りの方へ消えていったのだった。





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