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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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黒滅龍レイルアルマが親になったわけ六十九

 そうして、黒滅龍レイルアルマたちがいかにも幽霊が出そうな雰囲気の廃墟と化した病院のような施設を歩いていると、少し先の位置に光が漏れ出している場所があることに気づいた。


 黒滅龍レイルアルマがその光が溢れ出す場所をよく見てみると、光が溢れ出していた場所は右側に設置されている扉から漏れ出しており、扉から漏れ出していることから、黒滅龍レイルアルマはその扉は破壊されているのだろうと推察した。


 そして、その扉が破壊されている部屋は他にもあったのだが、今までの部屋は破壊されていたのは扉だけではなく部屋自体も破壊尽くされていたのだが、先ほど黒滅龍レイルアルマが見つけた部屋は灯りが漏れているところから、部屋の中にある機材が生きている可能性は高いだろう。


 先ほど見つけた部屋は破壊されていない可能性が高いと見た黒滅龍レイルアルマはこの部屋は一体どんな風になっているのか気になり、この部屋に近づいていくのが楽しみであった。


 だが、黒滅龍レイルアルマたちはついに見つかった滅戒龍グラン・ガイウスに会うことが第一優先事項であるため、黒滅龍レイルアルマはそのことを忘れないように自分の好奇心に負けないように心の準備をしたのだった。


 そのように黒滅龍レイルアルマが自分の心が好奇心に負けないようにと心の準備をしているうちに、彼女たちは光が漏れ出している部屋の近くまでやって来てしまった。


 まだしっかり心の準備が出来ていなかった黒滅龍レイルアルマは自分の心が好奇心に負けないかと不安に思っていると、自分よりも先に歩いていたバルクレシスとフィンベルクがその光が漏れていた部屋の中へと入って行ったのだった。


 バルクレシスとフィンベルクが光が漏れている部屋の中へと何の迷いもなく入って行ったことに黒滅龍レイルアルマが呆気を取られてしまい、固まっていると、先に中に入ったフィンベルクが顔を出して来た。


フ「この部屋の中にグラン・ガイウスさんがいますので、レイルアルマさんも早く入って来てください」


 顔を出しているフィンベルクは先ほど光が漏れ出していた部屋に滅戒龍グラン・ガイウスがいるから早く中に入るようにと黒滅龍レイルアルマに伝えたのだった。


 フィンベルクから滅戒龍グラン・ガイウスが光が漏れ出している部屋にいると聞いた黒滅龍レイルアルマは予想外の場所に滅戒龍グラン・ガイウスがいるのだなと驚いたのだった。


 黒滅龍レイルアルマは予想外の場所に滅戒龍グラン・ガイウスがいることに驚いてしまったのだが、よくよく考えてみれば、フィンベルクがこの場所に滅戒龍グラン・ガイウスがいると言っていたのに加え、この場所は病院のような施設である。


 それらの理由により、滅戒龍グラン・ガイウスがこの廃墟と化した病院のような施設にいること自体はおかしなことではないし、灯りが漏れ出している部屋はこの施設の中でも数少ないこの施設の設備が使える部屋である可能性もあるため、更に滅戒龍グラン・ガイウスがいてもおかしくない理由が補強された。


 そんな風に滅戒龍グラン・ガイウスが光が漏れ出す部屋にいてもおかしくないと結論を出した黒滅龍レイルアルマは滅戒龍グラン・ガイウスに会うためにフィンベルクたちが先に入った光が漏れ出す部屋へと近づいて行った。


 一歩、また一歩と滅戒龍グラン・ガイウスが待つ光が漏れ出す部屋へと進んでいく黒滅龍レイルアルマは一歩前に踏み出すごとにその緊張から心臓が破裂してしまうかと思うぐらいに心拍数が一気に跳ね上がって行った。


 だが、いくら真相が破裂しそうになっても覚悟が決まった黒滅龍レイルアルマはその歩みを止めることはなく、真っ直ぐ滅戒龍グラン・ガイウスが待つ光が漏れ出す部屋へと歩いて行った。


 そうして、黒滅龍レイルアルマは恐怖で震える体に鞭を打ちながら歩いていると、滅戒龍グラン・ガイウスが待つ光が漏れ出す部屋の前までやって来たのだった。


 光が漏れ出す部屋の前にやって来た黒滅龍レイルアルマは一度大きな深呼吸をして乱れている心を落ち着けた後、滅戒龍グラン・ガイウスに会うために部屋につながる壊れた扉を越えたのだった。


 そして、滅戒龍グラン・ガイウスが待つ部屋の中へと入った黒滅龍レイルアルマは目の前に広がる光景に唖然としてしまった。


 この部屋は病院にある入院室のようになっており、その中心にはベッドのようなものが設置されているのだが、その上には黒滅龍レイルアルマがよく知るものが寝かされていた。


 そのベッドの上に寝かされていたものは全身が黒滅龍レイルアルマのように漆黒の鱗で覆われた二足歩行の竜であり、その体長は同じ二足歩行の龍であるバルクレシスよりも一回りほど小さい。


 そして、背中には立派な翼が生えていたであろうが今の彼女の背中にある翼は片方が根本から引きちぎられ、もう片方の翼は何とか残ってはいたが、綺麗な紋様が描かれていた飛膜ズタズタに切り裂かれてしまっていた。


 それに加え、この竜の体のあちこちで鱗が完全に破壊されて中の肉が剥き出しになっており、場所によっては肉の部分にも大きな切り傷や刺し傷などが無数にあるのに加え、彼女の立派であったであろう尻尾も切断されてしまっている。


 この龍の顔の方へ視線を向けてみると、この龍の右目は何者かによる攻撃を受けたことで完全に潰されてしまっており、顔にも夥しい量の深い傷が刻まれていた。


 そんな傷ついた龍を見ていた黒滅龍レイルアルマの目からは大量の涙が溢れ出しており、号泣している黒滅龍レイルアルマはこの傷ついた龍に向けて一言呟いた。


レ「グラン・ガイウスお姉ちゃん.........」


 


 



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