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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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黒滅龍レイルアルマが親になったわけ六十六

 そうして、フィンベルクと黒滅龍レイルアルマに見守られながらバルクレシスは長い格闘の末に頑丈かつ超重量であった近未来チックなドアを開き切ることに成功したのだった。


 バルクレシスが近未来チックなドアを開き切ったため、後で確認しようと思っていた近未来チックなドアの先に広がる世界が確認できるようになったので、黒滅龍レイルアルマは近未来チックなドアの先に広がる世界に目を向けたのだった。


 近未来チックなドアの先には今黒滅龍レイルアルマたちがいる中世ヨーロッパの隔離病棟のような地下施設とは全く違っており、近未来チックなドアの先に広がっている世界はこのドアと同じ程度の技術力で作られたであろう純白の部屋であった。


 この純白の部屋はそこまでの広さはなく、黒滅龍レイルアルマたちが全員がこの部屋に入った後に数匹の龍が入るくらいのスペースしかなかった。


 まあ、人類のようなせいぜい大きくて体長2メートル近くしかない我々からすると、何百メートルもある巨体を持つ龍たちが何匹か入る時点で桁違いの大きさに感じてしまうだろう。


 だが、ここはあくまで龍たちの基準で物事を決めているため、我々からすると大きく感じても巨体を持つ彼女たちからすると大きくないので、ここは大きくないと言うことにしておこう。


 この純白の部屋は何かの素材から掘り出されたのか、この部屋の中には先ほどまでいた隔離病棟のレンガの壁とは違い、全くと言って良いほど繋ぎ目や接続部分などの隙間が存在していない。


 この部屋も近未来チックなドアと同様にその部屋を構成している素材自体が光り輝いているためか、この純白の部屋は明かりのようなものがないのにも関わらずとても明るかった。


 いや、近未来チックなドアと同じ程度の光を放っていると言うことはフィンベルクに目に入ってくる光の量を調節する魔術をかけて貰っていなかった時、黒滅龍レイルアルマは眩し過ぎて純白の部屋のことが見れなかっただろう。


 そのため、黒滅龍レイルアルマは自分に目に入ってくる光の量を調節する魔術をかけてくれたフィンベルクに心の中で魔術をかけてくれたことを感謝したのだった。


 そして、黒滅龍レイルアルマはフィンベルクに感謝の言葉を心の中で唱えた後、再び光り輝いている純白の部屋に視線を戻した。


 純白の部屋に視線を戻した黒滅龍レイルアルマはフィンベルクが先ほどの発言からこの部屋に滅戒龍グラン・ガイウスがいると思ったのだが、この部屋には滅戒龍グラン・ガイウスどころか椅子や机などの設備も一切無かった。

 

 この近未来チックなドアの先にあった純白の部屋は本当に白く光っているだけで何もない空間であったのだった。


 そのことを不思議に思った黒滅龍レイルアルマはこの部屋には本当に何もないのか様々な場所に視線を向けたのだが、彼女がいくら視線を動かして探しても何も見つかることはなかった。


 そうして、黒滅龍レイルアルマがこの純白の部屋にいるはずであろう滅戒龍グラン・ガイウスがいないどころか何もないことに不思議に思っていると、バルクレシスとフィンベルクがこの部屋の中へ入って行った。


 バルクレシスとフィンベルクが何の戸惑いもなく純白の部屋の中へと入って行ったので、黒滅龍レイルアルマもこの部屋には何かあるのだろうと思い、二人に続くように純白の部屋の中へと入って行った。


 黒滅龍レイルアルマがバルクレシスとフィンベルクに続くように純白の部屋の中に入ったのだが、この部屋の中に入っても特に何か変化があるわけでもなく、この部屋には相変わらず何もない。


 そのため、黒滅龍レイルアルマが不思議そうに純白の部屋の中をキョロキョロ見ていると、先ほど開いたばかりの近未来チックなドアが何もしていないのに閉まり始めた。


 近未来チックなドアが閉まり始めたことにより、黒滅龍レイルアルマはこの何もない純白の部屋に閉じ込められると思い、急いでこの部屋から出ようとした。


 だが、この施設のことを自分よりも詳しいバルクレシスとフィンベルクが近未来チックなドアが閉まりかけているのにこの純白の部屋から出ようとしていないので、黒滅龍レイルアルマはこのままこの部屋に留まり続けると何かあるのではないかと考えた。


 そのため、黒滅龍レイルアルマは近未来チックなドアが閉まり始めていてもバルクレシスとフィンベルクと共にこの純白の部屋に留まり続けることにし、近未来チックなドアが完全に閉まるのを見届けることにした。


 そうして、黒滅龍レイルアルマはこの純白の部屋に閉じ込められて一生出ることが出来なくなるのではないかと不安に感じながら近未来チックなドアが完全に閉まり切るのを見届けたのだった。


 近未来チックなドアが完全に閉まり切るところを見届けた黒滅龍レイルアルマは何かこの純白の部屋に変化が起こるのではないかと首をブンブン振り回した。


 だが、先ほどと同じように純白の部屋は全くの変化が起こっておらず、黒滅龍レイルアルマは本当にこの部屋には何も無くて自分たちはただ閉じ込められてしまったのではないかと不安になってきた。


 そのように黒滅龍レイルアルマがこのまま何も起こらずに純白の部屋に閉じ込められた状態が続くのではないかと不安に思い出した時、この純白の部屋に異変が起こったのだった。

 


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