表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

688/842

黒滅龍レイルアルマが親になったわけ五十

 自分が立っていた床がいきなり空中に打ち上げられ、その床と共に黒滅龍レイルアルマが空中に打ち上げられると言うハプニングはあったが、黒滅龍レイルアルマたち三人は再び滅戒龍グラン・ガイウスの元に向けて歩き始めた。


 そうして、歩き始めた黒滅龍レイルアルマたちであったが、先ほどのようなハプニングなど普通は起こらないので、三人は順調に滅戒龍グラン・ガイウスのもとに向けて進むことができた。


 滅戒龍グラン・ガイウスの元へ向けて進んでいる黒滅龍レイルアルマたちは遂にこの超技術を持つ古代文明と同程度の技術力で作られた部屋の中心にあるであろう漆黒の巨塔の近くまでやって来た。


 この超技術を持つ古代文明と同程度の技術力で作られた部屋の中心にあるであろう漆黒の巨塔を間近で見た黒滅龍レイルアルマはただただ大き過ぎるという感想しか出てこなかった。


 この漆黒の巨塔を遠くから見ているだけでも他の装置や建築物よりも桁違いに大きいことは分かっていたのだが、いざ目の前でこの漆黒の巨塔を見てみると遠目で見た時よりも圧倒的な存在感があった。


 そして、この漆黒の巨塔からは異様なほど濃度の濃い自然魔力が溢れ出しており、この濃度は自然界では存在しないほど濃密で、何らかの装置で自然魔力を圧縮し、濃度を無理矢理上げたものであると黒滅龍レイルアルマは判断した。


 この高密度の自然魔力に当てられている黒滅龍レイルアルマは自然魔力の濃度が濃過ぎて、高密度の魔力に耐性がある黒滅龍レイルアルマですら少し気分が悪くなってしまった。


 それほどまでに高密度な自然魔力を放出している漆黒の巨塔は一体何のための装置であるのか、黒滅龍レイルアルマはますますこの漆黒の巨塔に興味が湧いてきた。


 そんな風に黒滅龍レイルアルマが漆黒の巨塔を興味深そうに眺めていると、この漆黒の巨塔の下の部分に何かパソコンなどのキーボードに似た入力装置がついていることに気づいた。


 その入力装置はゲーミングキーボードのように青白い光の線が入っており、そのキーボードを操作すれば、この漆黒の巨塔を起動することが出来そうであった。


 黒滅龍レイルアルマは漆黒の巨塔が起動出来そうであることを知ると、少しこの漆黒の巨塔を起動させたいという好奇心が湧いたのだが、流石に下手に触って大変なことになっても困るので、渋々諦めた。


 それに黒滅龍レイルアルマはやっと見つかった滅戒龍グラン・ガイウスの元へ向かっているのもあるため、このような場所で道草を食っている場合ではなかった。


 これらの理由により、黒滅龍レイルアルマは漆黒の巨塔の下についているキーボードのような入力装置には一切手をつけることはなかったのだった。


 そうして、漆黒の巨塔の入力装置を操作することを諦めた黒滅龍レイルアルマはバルクレシスとフィンベルクについて歩いていたが、今度は漆黒の巨塔の近くにある塔群に興味が出てきた。


 この漆黒の巨塔の近くにある塔たちにも漆黒の巨塔と同じように下の部分にパソコンのキーボードのような入力装置がついており、ほとんどの塔の入力装置に青白い光が入っている。


 中には塔だけではなく、キーボードのような入力装置にも青白い光が入っていない塔も存在しており、この塔は雰囲気的に完全停止しているように感じた。


 一方、この塔群の中にある塔のうち少しであるが、起動しているであろう塔にも青白い光が入っているものも存在しており、この塔の下についているキーボードのような入力装置の少し上の部分に画面のようなものが浮かび上がっていた。


 そんな起動している塔を見た黒滅龍レイルアルマは漆黒の巨塔は何か操作したら本当に起動するのではないかと心の中にあった疑問が確信へと変わっていった。


 心の中にあった漆黒の巨塔が起動できるかもしれないと言う疑問が確信へと変わった黒滅龍レイルアルマは内に秘めている好奇心により、自然と漆黒の巨塔の方へ視線を向けていた。


 自然と漆黒の巨塔の方へ視線を向けていた黒滅龍レイルアルマは自分の正気を取り戻すように首を横にブンブン振った後、先ほどよりも更に漆黒の巨塔を起動してみたいと言う好奇心が湧いていることに黒滅龍レイルアルマは気づいた。


 そのまま好奇心に身を任せるように漆黒の巨塔を起動させると思いきや、黒滅龍レイルアルマはベルヘイムと違い大人であるため、必死に理性で自分の好奇心を押さえつけることが出来たのだった。


 もし、これが自分の好奇心に忠実なベルヘイムであったならば、本来の目的を忘れ、漆黒の巨塔に夢中になってしまい、漆黒の巨塔の下にあるキーボードを触っていただろう。


 それに黒滅龍レイルアルマは四足歩行の龍であるため、細かい操作が必要なキーボードのような入力装置を適切に操作できる自信もないことが、彼女の好奇心を押さえ込むための後押しにもなった。


 再び漆黒の巨塔を起動させたいと言う好奇心をなんとか抑え込めた黒滅龍レイルアルマはもう漆黒の巨塔を起動させたいと思わないようにするため、彼女は周りを見ないように下を向いて歩き出した。


 そうして、漆黒の巨塔を起動させたいと言う自分の好奇心に負けないように下を向いてバルクレシスとフィンベルクについて歩いていた黒滅龍レイルアルマは漆黒の巨塔を中心に広がっていた漆黒の塔群を抜け出したのだった。

 







 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ