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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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黒滅龍レイルアルマが親になったわけ四十一

 そうして、黒滅龍レイルアルマとベルヘイムのバハルリアでの生活が始まってから数ヶ月が経った。


 黒滅龍レイルアルマはベルヘイムの面倒を見ながらバハムートたちや警備隊の手伝いをしており、黒滅龍レイルアルマが仕事をしている最中はバルフェルノたちにベルヘイムの面倒を見てもらっていた。


 この生活が始まった頃は黒滅龍レイルアルマにとって初めてなことが多かったため、様々なことで苦戦を強いられていたが、今では慣れてきたためか、表情に余裕が出てきた。


 そして、黒滅龍レイルアルマがとても優秀であるため、バハムートたちの仕事もだいぶ減らすことができ、バハムートとランベリオスは黒滅龍レイルアルマを雇ったことは正解だったなと喜んでいる。


 これはバハムートとランベリオスだけではなく、黒滅龍レイルアルマは警備隊の新兵の教育も行なっており、黒滅龍レイルアルマに指導が良かったのか、彼女が教育している新兵は他の新兵に比べて成長速度や成績が優れていたため、警備隊のメンバーたちも黒滅龍レイルアルマに感謝していた。


 そんな優秀な黒滅龍レイルアルマはその優秀さ故に給料は高いのに加え、ベルヘイムの世話をするために他の者たちに比べて休暇や早帰りが多かった。


 そのことに罪悪感を覚えた黒滅龍レイルアルマはベルヘイムのためにも休暇や早帰りを減らすことは出来なかったため、バハムートに自分の給料を減らすようにお願いした。


 しかし、バハムートからはそれはレイルアルマの仕事量に見合った分の給料であるため、上に立つ者として幾ら親友からのお願いだからと言って聞くことは出来ないと給料の減額は失敗してしまった。


 そして、バハムートは続けるようにこれからベルヘイムが大きくなるにあたって大きな出費が増えるので、その時に備えて余った給料は貯金しておけば良いとも助言した。


 バハムートから助言を受けた黒滅龍レイルアルマはバハムートに言われた通り自分たちの生活で使う分の給料は残し、余った分の給料は全て貯金したのだった。


 一方、行方不明になった滅戒龍グラン・ガイウスの捜索も着実に進んでおり、最初はバルフェルノ、バルクレシス、フィンベルク、海神皇龍ナリア・クリウスの四人だけであったが、今ではバハムートの妹たちのほとんどが捜索に手を貸してくれている。


 バハムートの妹たちは全員が強力な権限をオリジンから譲渡されているため、その強力な権限を使うことにより僅かな手掛かりすらも見つけ出すことに成功している。


 そのため、行方不明になった滅戒龍グラン・ガイウスの正確な居場所までは特定しきれていないが、大まかな位置までは特定することは出来た。


 そうして、黒滅龍レイルアルマが順調に新たな生活に慣れていき、行方不明に滅戒龍グラン・ガイウスの捜索も順調に進んでいるある日のことだった。


 黒滅龍レイルアルマがバハムートから貰った休みを利用して、あまり街の方へ出たことのないベルヘイムのことを連れてバハルリアの街をぶらぶらと散策していた。


 あまり街の方へ出たことのなかったベルヘイムはとても興奮しており、黒滅龍レイルアルマの横をトコトコ歩きながら周りの景色を見るために首をブンブン振っている。


 そして、首をブンブン振っているベルヘイムは気になった店(ほとんどが食べ物に関する店)を見つけると、黒滅龍レイルアルマの右前足を掴み、その店に行きたいと駄々をこねた。


 この頃からベルヘイムは大食いとしての才能の片鱗を見せており、ベルヘイムは大通りに並ぶ店や屋台の気になった食べ物を片っ端から食べていった。


 黒滅龍レイルアルマはベルヘイムのあまりの食欲に驚きながらも美味しそうに食べているベルヘイムの姿を見ていると、ベルヘイムのことを街に連れてきて良かったなと思った。


 ちなみに、黒滅龍レイルアルマはベルヘイムが食べているものを全て食べているわけではなく、ベルヘイムが食べたいと言ったもので自分も気になったり好物だったりするものだけを食べている。


 ここから黒滅龍レイルアルマが食べている物は全体的にジャンキーな食べ物であり、ここでも黒滅龍レイルアルマのジャンクフード好きを伺うことが出来る。


 そんなジャンクフードばっかり食べていても健康的な面では大丈夫なのかと心配する声やどうして黒滅龍レイルアルマはジャンクフードが好きなのかと思う方もいる思うので補足をしておくと、龍種はその体の大きさと体内の機関から大量のエネルギーを必要としている。


 そのため、龍種の中ではその大量のエネルギーを補給するためにジャンクフードなどの高カロリーなものばかりを食べている結果、黒滅龍レイルアルマのようにジャンクフードなどの高カロリーな食べ物が好物となってしまう者も少なくない。


 ちなみに、黒滅龍レイルアルマは初めてジャンクフードを食べた時からこの見ただけでも分かる不健康そうな味に惚れており、世界を旅するついでに全てのファーストフード店を巡る旅を行なっていた。


 話が逸れてしまったため話を戻すが、黒滅龍レイルアルマのようにジャンクフードなどの高カロリーな食べ物を好きな者は毎日のようにジャンクフードを食べている。


 龍種たちが毎日ジャンクフードばかり食べることで彼女たちの持っていた体に悪いものへの耐性が強化されていき、ジャンクフードの中に入っている化学調味料などの不健康なものへの完全な耐性がつけたのだった。


 そのため、黒滅龍レイルアルマがジャンクフードをよく食べていても健康的な問題はないので、黒滅龍レイルアルマはジャンクフードを食べまくっている。


 そして、ベルヘイムはテンションマックスででお店やら屋台やらの食べ物を食べながら歩いていたのだが、テンションが上がり過ぎて歩き過ぎたためか、ベルヘイムは疲れているようであった。


 歩き疲れているベルヘイムのことを見た黒滅龍レイルアルマはベルヘイムのことをいつものように口に咥え、近くにあるベンチまで連れていった。


 そうして、ベンチの上にベルヘイムのことを降ろし、二人で休んでいると、人混みならぬ龍混みの中からバルフェルノが大慌てで二人の元へ近づいてきたのだった。


 


 


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