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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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黒滅龍レイルアルマが親になったわけ三十六

 バルフェルノ、バルクレシス、フィンベルクの中で、まず最初に目を輝かせながら自分たちの自己紹介を待つベルヘイムに自己紹介をしたのはバルフェルノであった。


 バルフェルノは目を輝かせながら自分のことを見ているベルヘイムの方へ近づいていき、産まれたてで小さいベルヘイムが怖がらないように屈み、頭を下げてベルヘイムの目の前まで持ってきた。


 ベルヘイムはバルフェルノの顔が近づいてきたことで興奮を抑え切れずに小さくて可愛らしい手をバルフェルノの顔の方へ伸ばしながら、手をプルプル振るわせていた。


 自分に興味津々なベルヘイムを見たバルフェルノは自然と笑みをこぼしながら、ベルヘイムが驚かないように小さいかつ優しい声で話しかけた。


バフ「初めまして、ベルヘイムちゃん?私の名前はバルフェルノって名前なの。昔はよくレイルアルマさんに面倒を見てもらっていたの。だから、私はベルヘイムちゃんのお姉ちゃんみたいなものだから何かあった時は気軽に相談してね?」


 バルフェルノは穏やかそうなとても優しい声で自己紹介をした後、もしも何かあった時はいつでも自分の元に相談しに来るようにとベルヘイムに言った。


 バルフェルノから自己紹介をして貰ったベルヘイムはとても嬉しそうに首を縦に振った後に自分に顔を近づけているバルフェルノに近づき、バルフェルノの頬に自分の頬を擦り付けたのだった。


 これはバルフェルノが自分は黒滅龍レイルアルマによく面倒を見て貰っていたため、ベルヘイムの姉みたいなものと言った発言から、ベルヘイムがバルフェルノのことも自分の姉だと思い込み、親愛する者に行う自分の頬を相手の頬に擦り付けると言う行為に至ったのだ。


 まあ、後々分かることなのだが、バルフェルノは黒滅龍レイルアルマが忙しい時や普段から良くベルヘイムと遊んだり、勉強を教えてあげたりなど本当の姉のようにベルヘイムの面倒を見ていた。


 そのため、ベルヘイムは最初バルフェルノのことを勘違いしてバルフェルノお姉ちゃんと呼ばれていたのだが、途中からはベルヘイムがバルフェルノに実の妹のように可愛がってもらったため、親しみを込めてバルフェルノお姉ちゃんと呼ばれるようになり、ベルヘイムにとっての大事な家族になるのだった。


 ちなみに、ベルヘイムがバルフェルノのことを本当の姉だと勘違いしている間、バルフェルノはベルヘイムに真実を知られないように黒滅龍レイルアルマのことをレイルアルマ姉さんと呼んでいた。


 これは黒滅龍レイルアルマがバルフェルノにベルヘイムがバルフェルノのことを姉だと勘違いしている方が何かと都合が良いため、そのままベルヘイムの実の姉だと言う設定を貫き通せと命令されていたためである。


 このバルフェルノが黒滅龍レイルアルマのことを姉呼びしていた期間が思った以上に長かったのに加え、バルフェルノとベルヘイムの関係のように自分も黒滅龍レイルアルマには実の妹のように可愛がって貰ったことが合わさり、今でもバルフェルノは黒滅龍レイルアルマのことをレイルアルマ姉さんと呼んである。


 だが、今のバルフェルノは自分がベルヘイムから親しみを込めて姉と呼ばれるようになるなど知らないので、いきなりベルヘイムが自分の頬にベルヘイムの頬を擦られ驚いてしまった。


 驚いているバルフェルノはどうしたら良いのか分からずに目をパチクリしていると、自分の前からとてつもない殺気が自分に向けて放たれていることに気がついた。


 バルフェルノは恐る恐る自分に向けて殺気が飛ばされている方へ視線を向けると、そこには今までにないほどの怒りの形相で自分のことを睨みつけている黒滅龍レイルアルマの姿があった。


 いきなり黒滅龍レイルアルマに怒りの形相で睨まれてたバルフェルノはどうして、黒滅龍レイルアルマが自分のことを睨んでいるのか分からず、余計に混乱してしまった。


 ちなみにだが、黒滅龍レイルアルマはバルフェルノのことをとても嫉妬しているため、意識せずに怒りの形相でバルフェルノのことを睨んでしまっていたのだ。


 黒滅龍レイルアルマに本気で睨まれているバルフェルノはその恐怖から自然と体が震え出してしまった。


 そして、バルフェルノは体が震え出してしまったことにより、頭を自然と体の震えに対応するかのように震えてしまったため、バルフェルノは今自分の頬にすりすり頬を擦り付けているベルヘイムの頬に擦り返すと言う形になった。


 バルフェルノが震えのあまりベルヘイムの頬を擦り返してしまうと、ベルヘイムは頬を擦り返してくれたことが嬉しかったのか、満面の笑みを浮かべながら更にバルフェルノの頬に自分の頬をすりすりしたのだった。


 バルフェルノが更にベルヘイムから頬をすりすり擦られた瞬間、自分のことを睨んでいた黒滅龍レイルアルマの視線が更に鋭くなり、睨まれているだけでバルフェルノは心臓が止まりそうになった。


 そうして、バルフェルノはベルヘイムに満面の笑みを浮かべながら頬をすりすり擦られながら、黒滅龍レイルアルマに自分のことを殺すかのように鋭い視線で睨まれると言う最悪な状況を体験したのだった。


 





 


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