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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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黒滅龍レイルアルマが親となったわけ十一

ベ「わ〜!!凄く大きいっ!!!」


 黒滅龍レイルアルマの背中の上に乗っていたベルヘイムは目の前にある大きな壁に興奮が隠せず、黒滅龍レイルアルマの背中をバシバシ叩き始めた。


 先ほどまでベルヘイムの漆黒の鱗は生まれたばかりと言うことで柔らかかったが、今のベルヘイムの鱗は完全に固まっている。


 そのため、ベルヘイムが興奮して黒滅龍レイルアルマの背中を叩く度に二体の龍の鱗が擦れることにより、周りに大きな金切音が響き渡った。


レ「ベルヘイム、興奮しているのは分かりますが、背中を叩くのはやめて下さい」


 黒滅龍レイルアルマは自分の背中をバシバシ叩いているベルヘイムに背中を叩くのをやめるように言った。


 黒滅龍レイルアルマがベルヘイムに背中を叩くのをやめるように言うと、ベルヘイムはハッとした顔の後、直ぐに黒滅龍レイルアルマの背中を叩くことをやめた。


ベ「ごめんなさい......レイルアルマお姉ちゃん......」


 ベルヘイムはとても悲しそうな表情を下に向け、黒滅龍レイルアルマに背中をバシバシ叩いてしまったことを謝罪した。


 ベルヘイムは黒滅龍レイルアルマに謝罪をした後、先ほどまで目の前にある巨大な壁に夢中になっていたこともあり、もう一度巨大な壁に視線を向けると思った。


 だが、ベルヘイムは視線を下に落としたままで、とても悲しそうな顔で黒滅龍レイルアルマの背中を見つめていた。


 黒滅龍レイルアルマはベルヘイムが先ほど背中を叩かないように注意したことをとても気にしているのだと直ぐに気づいた。


 そのため、黒滅龍レイルアルマはベルヘイムの気分を切り替えさせてあげようと思い、ベルヘイムに話しかけたのだった。


レ「ベルヘイム知ってますか?この壁は大昔、大きな争いからこの龍界に住まう龍たちを最後まで陥落することなく守り抜いた難攻不落の巨壁と呼ばれているのですよ」


 黒滅龍レイルアルマは自分たちの目の前に立っている巨大な壁についての説明をベルヘイムにし始めた。


 目の前に立っている巨大な壁についての説明を黒滅龍レイルアルマが始めた時、ベルヘイムは自然と目の前にある巨大な壁へと視線を向ける。


 ベルヘイムの視線が巨大な壁の方へ向いたことを確認した黒滅龍レイルアルマはこの調子でベルヘイムの気分を切り替えさせようと話を続ける。


レ「そして、この巨大な壁の中には龍たちが築き上げた巨大な街が広がっており、その中心にはこの龍界を治める龍の城が立っているのですよ」


 黒滅龍レイルアルマは巨大な壁の中には龍たちが築き上げた広大な街が広がっており、その中心にはこの龍界を治める龍が住まう城があるとベルヘイムに教えた。


 そうすると、先ほどまで暗かったベルヘイムの顔が少しずつ明るくなっていき、今では巨大な壁の中に広がっている街が気になるのか目をとても輝かせている。


 ベルヘイムが壁の中に広がる街に興味が移ったことを確認した黒滅龍レイルアルマは何とかベルヘイムの気を逸らすことに成功したと安堵した。


 そんな安堵する黒滅龍レイルアルマの姿を見たリーダーと思わしき龍は


リ(自信がないと言っている割にはしっかり育ての親らしいことは出来ているのですね。レイルアルマ様の心配性なところは私と初めて会った時から何も変わっていないようですね)


 黒滅龍レイルアルマが自分がベルヘイムのことをちゃんと育てられる自信がないと言っている割にはしっかりと育ての親らしいことを出来ているなと思った。


 そして、リーダーと思わしき龍は黒滅龍レイルアルマの心配性なところは自分が初めて会った時から、何も変わっていないとも思ったのだった。


 そんな昔のことを思い出して、しんみりしているうちに黒滅龍レイルアルマは更にベルヘイムが壁の中のことに興味が湧くように色々と話していく。


レ「それでですね、今から私たちが向かう先は先ほど言った街の中心に立つ城なんです。実は今から私たちが会う予定なのはこの龍界を治めている者で、その者は私の古くからの友人なんです」


 黒滅龍レイルアルマがベルヘイムに今から向かう先は巨大な壁の中に広がる街の中心にある城であり、その城に住まうこの龍界を統治している者と面会するのが目的であると伝えた。


 ベルヘイムにこのことを伝えると更に目を輝かせた。


ベ「本当にっ!?レイルアルマお姉ちゃんって、この壁の中に広がる街の中心にあるお城に住む(ひと)とお友達なのっ!?凄いねっ!!」


 そして、ベルヘイム黒滅龍レイルアルマが壁の中に広がる街の中心にある城の城主と昔からの友人であることに驚きを隠せていなかった。


 そうして、黒滅龍レイルアルマの古くからの友人である城の城主のことについてベルヘイムは黒滅龍レイルアルマに興奮気味で質問し始めた。


 黒滅龍レイルアルマもここまでベルヘイムが城の城主に興味が湧くとは思っておらず、質問攻めにあった時は少し驚いてしまったが、直ぐに切り替えてベルヘイムからの質問に答えていった。


 黒滅龍レイルアルマがベルヘイムからの質問に答えていると、


リ「レイルアルマ様、バハムート様がお待ちになっているので、申し訳ないのですが、そろそろ城の方へ向かってもらえないでしょうか?」


 リーダーと思わしき龍から城の方へ向かうように催促された。


 そのため、黒滅龍レイルアルマたちは警備隊の龍たちに囲まれた状態のまま壁の中へ向かうために巨大な壁を頂上を目指して飛んで行ったのだった。

 

 







 

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