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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(優真視点)

勇「任務中なのに、敵と戦わなくても大丈夫だなんて楽で良いなぁ........」


 優真こと勇者は手に持ったコップの中に入っている熱々の淹れたてコーヒーをゆっくり飲みながら言った。


 勇者たち第二十七突撃騎士部隊とミサこと魅惑率いる第十八特殊暗殺部隊は第二十防衛特化部隊が建設したテントの中にいた。


 どうして、この二部隊が戦わずに第二十防衛特化部隊のテントの中にいるのかと言うと、第二十防衛特化部隊が設置した兵器が彼らが予め組んでいたシステムにより自動的に化け物たちを迎撃してくれているので、わざわざこの二部隊が戦う必要がないからである。


 そして、この二部隊は第二十防衛特化部隊から兵器がちゃんとシステム通り動いているのか確認することを頼まれており、その確認で二部隊に所属する大半のメンバーを割いており、彼らは敵陣に攻め込めるほどの人数を割くことが出来ないのも理由である。


 そのため、この二部隊は敵陣に攻め込むこともなく第二十防衛特化部隊が建てたテントの中で交代の時間まで暇を潰している。


 そして、勇者は第二十防衛特化部隊が建てたテントの中央にあるテーブルで魅惑と共にシステムの不具合がないか確認しているメンバーたちの様子を窺っている。


 だが、様子を窺うと言ってもただ自分の部隊に所属しているメンバーたちを見ているだけに加え、第二十防衛特化部隊が構築したシステムは完璧と言っても過言ではないため、問題の報告をして来る者はおらず、勇者と魅惑は二人でコーヒーを飲みながら雑談していた。


 ちなみに、この二人の部隊に所属しているメンバーたちもシステムの不具合の確認をしながら隣の席に座っているメンバーと雑談をしている。


魅「本当に楽で良いよね〜普段の任務もこれくらい楽だったら良いのになぁ〜」


 魅惑も勇者に続くように何もしなくて良いことを喜んでいるようであった。


 そして、勇者と魅惑だけではなく、この二部隊に所属している王直属部隊のメンバーたちも敵と戦わなくて良いことを喜んでいるようであった。


 どうやら、この二部隊は悪夢と鷹の目のところの部隊とは違い、そこまで血気盛んではないのに加え、敵と戦うことも面倒臭いと思っているようだ。


 そのため、悪夢たちの部隊とは違い、敵と交戦しなくて良いことを素直に喜んでいるようであった。


勇「それで、魅惑さんは最近、前に言ってた好きな相手とは上手くいってる?」


 勇者は先ほどまで話していた話題である魅惑の恋愛事情に話を戻した。


 どうやら、この二人は戦場のど真ん中で恋愛トークに花を咲かしていたらしい。


 勇者がそう魅惑に質問すると、彼女はとても残念そうな顔でため息をついた。


 その反応から勇者はすぐに魅惑は自分のおもい人と上手くいっていないことが窺えた。


 ちなみに、勇者は魅惑に好きな人がいることは知っているのだが、その相手が自分の父である創であることは教えられていないので知らない。


 と言うよりかは勇者が鈍感過ぎて魅惑から色々と相談を受けているのに全く気づく素振りを見せない。


 そのため、魅惑は勇者に安心して恋愛相談をすることが出来ている。


魅「もう、全然上手くいってないよ.........暗殺で鍛え上げてきた相手を落とすための技術も全く役に立たないし..........どうしたらあの人を落とせるのか全くビジョンが浮かばない.........」


 魅惑は勇者に上手くいっていないことを伝えると、再び大きなため息をついて、悲しそうな顔を下に向けた。


 その魅惑の姿は尋常ではないほど悲壮感が漂っており、勇者までも悲しい気持ちになった。


 なので、勇者は悲壮感が漂う魅惑を何とか慰めようと思い、声をかけた。


勇「まあ!今までの話の感じ、魅惑さんが今まで好きな相手にやってきたことは全て成功しているんだし!このまま少しずつ距離を近づけていけば絶対大丈夫だよ!」


 勇者は何とか悲しむ魅惑を慰めようと必死に彼女を勇気付ける言葉を投げかけた。


 だが、魅惑は好きな相手が全然振り向いてくれないことが相当効いているらしく、勇者の言葉だけでは立ち直るのは難しそうだ。


 そうして、勇者が何とか悲しむ魅惑を慰めようと色々なことをしていると、


ラ「隊長っ!大変だ!」


 ライネストが大慌てで勇者と魅惑が座っている中央のテーブルまでやって来た。


 勇者はライネストの慌てている様子から直ぐに何かの緊急事態であることが推察出来た。


勇「どうしたんだ?ライネスト?何か異常でもあったのか?」


 勇者は緊急事態であるため、慌てずに冷静を保ったままライネストに何が起きたのか質問した。


ラ「レーダーに弾幕を抜けて高速でこちらに向かう者の反応が複数引っかかった!」


 ライネストによると第二十防衛特化部隊の迎撃装置を掻い潜って何者かがテントに向かって来ているようだ。


 そのことを聞いた勇者はすぐにライネストに次の質問を投げかけた。


勇「ここに着くまで後どれくらいなんだ?」


ラ「レーダーの捉えた反応的に数十秒でこのテントに到達しそうだ!」


 どうやら、テントに向かって進行している者の速度は予想よりも遥かに速く、今直ぐ迎撃しなければ不味い状況だ。


勇「分かった。俺が先に出てその敵の迎撃に当たり、お前らが来るまでの時間稼ぎをする。それと魅惑さんはここで俺の代わりに指示を出してくれ」


 勇者は魅惑にそう伝えながら近くに置いていた甲冑を頭に被った。


 そして、勇者は近くに置いてある特大剣と大盾を手に持って銭湯の準備をしていると、


魅「ええ、分かったよ。私はここに残ってみんなに指示を出すね」


 魅惑は勇者に言われた通りこのテントに残り、テントの中に残ったメンバーの指揮をすることにした。


勇「それじゃあ、俺はいってくる」


 そうして、勇者はテントに向かって来る何者かの迎撃に当たったのだった。





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