来訪客
創はシムラクルム・アラネクスの手紙を読んだ後、自分の部屋から出ると、鼻歌を歌って、スキップしながらリビングに向かった。
そして、創がスキップしながら階段を降りて行き、一一階に尽きたタイミングで玄関の扉の鍵が開く音が聞こえた。
創「こんな時間に誰だような?」
創はそう思うと、玄関の方に鼻歌を歌いながらスキップして行った。
そして、創が玄関に着くと、身長が160センチほどで、髪の色が水色の少女が靴を脱いできた。
その少女の見た目はリヴァイアサンと創の顔を出して二で割ったような顔で、とても整っている。
そして、水色の髪の少女は足が細くて長く、スタイルもよくてとても美しい。
創はそんな少女に近づいていき、話しかけた。
創「よう、さしぶりだな紫音。元気にしてたか?」
紫「あら、お父さんじゃないですか。お父さんこそ元気にしてましたか?」
どうやら、紫音は創の娘らしい。
創「それで、急に家に帰ってきてどうしたんだ?」
紫「お母さんが心配だったので、様子を伺いにきたんです。お母さんの容態はどうですか?」
創「ああ、リヴァイアサンなら元気だぞ。今は水龍の間で寝ているが、さっきまでは元気いっぱいでアイナたちと一緒に遊んでいたな。」
どうやら、紫音は創とリヴァイアサンの間の子供であるようだ。
紫「本当ですか?お母さんが元気なようで安心しました。」
紫音は母であるリヴァイアサンが元気であることを知ると、安心したのかホッと胸を撫で下ろした。
創「それで、リヴァイアサンは今は熟睡中だから、リヴァイアサンが起きるまで待ってくれるか?リヴァイアサンは俺と違って、紫音とはさしぶりに会うことになるから、顔を見せてやってくれないか?」
紫「それはもちろん良いですよ。私もさしぶりにお母さんに会いたかったですし。」
創「それなら良かった。玄関で立ち話もなんだし、リビングに一緒に行こう。」
紫「はい。」
そうして、創と紫音は二人で仲良くリビングに向かった。
二人がリビングに着くと、レーナと陽奈が二人で仲良く話していた。
創と紫音がリビングの中に入ると、レーナと陽奈は二人が入ってきたことに気づき、話しかけた。
レーナ「創さんの隣にいるのは紫音じゃないですか!お久しぶりですね。」
陽「本当だ!紫音だ!さしぶり!」
紫「お久しぶりです、レーナさんに陽奈さん。」
レーナと陽奈は椅子から立ち上がり、シオンに近づいて行って、軽いスキンシップを取りながら挨拶をした。
創(何で、家族同士でも女の子がイチャイチャしてると萌えるんだ?まあ、てぇてぇはいい文化だしな。そんなこと考える意味なんてないな。俺はこの光景をしっかり目に焼き付けよう)
創はそう思いながら、三人が仲良くスキンシップを取っているのをマジマジと見た。
レーナ「それで、紫音?学校では楽しくやっていますか?」
紫「はい、私の学校は色々な行事があって忙しいですが、とても楽しく過ごせていますよ。それで、レーナさんはどうですか?お父さんが何か迷惑をかけたりしてませんか?」
創「おい、俺がいつもレーナに迷惑かけてるみたいな言い方やめろ。俺はそこまでレーナに迷惑かけたことないぞ。」
紫「レーナさん本人に迷惑をかけていなくても、間接的に迷惑をかけているかもしれないじゃないですか。それに、お父さんは良く問題を起こしますし。」
紫音がそう言うと、創は言い返せずに黙り込んでしまった。
レーナ「いえ、大丈夫ですよ。確かに、創さんは良く問題を起こしますが、特に私たちに危害が加わることはないですね。なので、安心してください。」
紫「そうですか、それなら良かったです。」
紫音は自分の父である創が周りのみんなに迷惑をかけていないことを知ると、ホッとしてため息を漏らした。
陽「それで、紫音はどうして実家に帰ってきたの?」
紫「お母さんが混沌に誘いし者たちに捕まって、洗脳されてしまったと聞いたので、お母さんが心配でお見舞いに来たんです。」
陽「なるほど、リヴァイアサンのお見舞いで帰ってきたんだね。紫音はお母さん思いの良い子だね。」
紫「はい、私はお母さんのことが大好きなので...........。」
紫音は陽奈に褒められて、頬を少し赤く染めて少し照れながら言った。
創「ねえねえ、紫音?お父さんは?お父さんのことは好き?」
創は紫音に自分のことも好きと言ってもらいたくて、可愛らしく言った。
紫「お父さん、その話し方すごくキモいです。やめてください。」
紫音は創のことを蔑むように言い放った。
創「うっ!!自分の娘からキモいと言われると、やはりダメージが大きい...........。」
創は娘である紫音にキモいと言われて、相当ダメージを受けていた。
陽「紫音、今の創兄は心のアーマーが割れて、ボロボロになってるから、優しくしてあげてね?最近は良く悪夢に魘されてるぐらい傷ついてるの。」
紫「そうなんですか?それでは、これからは気をつけますね。」
紫音は自分の父である創が相当メンタルが弱いことを知っているので、陽奈の言うことを聞くことにした。
そうして、四人は楽しく雑談をすることにしたのだった。




