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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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プロローグ

フランは転移魔法を使い、どこかの工房のような場所に転移した。


この工房はリヴァイアブル島の研究所とは違い、近未来チックでとても明るい。


そして、この工房にはフラン以外の姿が一切なかったのだった。


フランは工房の廊下を歩いていき、とある部屋の扉の前で止まった。


そして、フランはその部屋の扉をノックした。


フ「やあ、アルマ。部屋に入っても良いかい?」


ア「うん、良いよ。」


フランはアルマからの返事を聞くと、部屋の扉を開けて中に入った。


フランが部屋の中に入ると、身長が140センチほどの黒髪の少女で、見た目は十歳ぐらいだ。


そして、その少女は大人しく椅子に座って大きな本を読んでいた。


フ「それで、アルマ?作戦の方は成功したかい?」


ア「うん、バッチリだよ。フランの指示通りM-021次元を消滅させてきたよ。」


フ「さすがはアルマだ。しっかり私の指示をこなしてくれる。それで、M-021次元を破壊した時に発生したこうエネルギーの収集の方はちゃんのできたかい?」


ア「うん、そっちもバッチリだよ。発生したエネルギーはフランから貰った容器に全部入れたよ。それで、その容器もちゃんと指示された場所に置いてるからね。」


フ「そうかそうか。アルマはとても優秀で助かるよ。今度ご褒美をあげよう。何が良いかい?」


ア「うーん、アルマは今度、遊園地に行ってみたい!よく本とかに出てきて面白そうだから!!」


フ「そうかそうか。アルマは遊園地に行きたいんだね。分かった。今度の休みに二人で遊園地に行こうじゃないか。」


ア「うん!ありがとう!!フラン!!」


アルマは本を近くにあった机に置き、フランに走って抱きついた。


フランはそんなアルマの頭を撫でながらこう言った。


フ「いやいや、アルマには色々助けられているからね。これくらいして当然だよ。それじゃあ、私は仕事があるから、ここで帰らせて貰うとするよ。それじゃあ、この仕事が終わったら会いに行くからね。この部屋で大人しく待っているんだよ?」


ア「うん!分かった!!アルマ、この部屋でいい子に待ってるね!」


フランはアルマの返事を聞くと、アルマの部屋から出ていったのだった。


フランがアルマの部屋から出ると、外には篠山 小十郎が壁にもたれて立っていた。


フランが篠山の顔を見ると、その顔は少しニヤついていた。


篠「まさか、フラン殿が子供好きだったとは意外ですな。てっきり、拙者は子供が好きではないと思っていた。」


フ「まあ、私はこう見えて小さい頃の夢は保育士だったからね。だから、私は子供が大好きなんだよ。それで何のようだい?わざわざ私の工房まで来て何かあるのだろう?」


篠「フラン殿は話が早くて助かる。拙者のボスがフラン殿の計画に少々興味があるらしく、その計画に投資がしたいとの言付けを預かって参った。フラン殿は我々に何を望むか?」


フ「そうだね、まずは今回の目標である第二十次元にあるオアシス国家『ワカティナ』一帯の地形の情報と軍の動きを提供してくれないかい?それと、生物兵器に使う大量の被験体も欲しいな。被験体はいつもの場所と言ったら分かるだろ?あそこに運んでくれ。」


篠「承知した。今すぐボスのところに行って、フラン殿の要望を伝えたいと思う。それで、その計画はいつ実行に移す予定だ?」


フ「そうだね、早くて一週間、長くて二週間ぐらいかな。だから、被験体は今日にでも欲しいかな。それと、計画を実行に移す時は連絡するよ。」


篠「そうして貰うと助かる。それでは、拙者は退散させて貰うとする。」


篠山はそう言うと、背中に背負っていた大太刀で空間に裂け目を生み出し、その中へと入っていったのだった。


フ「さて、計画を実行するために、私はアルマが持って帰ってきてくれた膨大なエネルギーを使って、新たな生物兵器を生み出さないといけないな。ああ、先のことを考えると凄く楽しみだ...........さあ、創くん..........君は私の計画を止めることができるのかな...........?」


フランは不気味な笑みを浮かべながら、生物兵器を生み出すための工房に向かったのだった。






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